この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
Macで重複したファイルの検索、削除をしたい。
重複ファイル削除ツール「4DDiG Duplicate File Deleter」(Mac版)を使って、重複したファイルを削除する方法が知りたい。
Macを使用していると、最初は早くて快適だったのにだんだん遅くなってきた。あるいは何度もコピーやダウンロードを繰り返して、重複したファイル(動画や写真などのファイル)が至る所にある。
このような経験はありませんか?
ディスクの空き容量が少なくなると、動作が遅くなったり不安定になったりします。
しかし、重複しているファイルを手動で探し、削除するのは非常に手間のかかる作業です。
そこで本記事では、重複ファイル削除ツール「4DDiG Duplicate File Deleter」を使って、Macで重複したファイルを簡単に削除する方法を紹介します。
「4DDiG Duplicate File Deleter」があれば、時間と手間をかけて重複したファイルを探し、削除するといったことが不要になります。
Macのディスク容量を圧迫して動作が遅くなったり、不安定になるといった問題を回避でき、空き容量も確保できます。
Macの動作が遅くなった
「Macの動作が遅くなった」と感じる要因の一つに、ディスク容量の不足が挙げられます。
Macのディスクの空き容量が少なくなると、動作が遅くなったり不安定になる要因になり得ます。
長年の使用により重複したファイルが増えてくると、無駄にディスクを圧迫してこのような症状の原因となります。特に動画ファイルや写真ファイルは容量が大きいのでディスク圧迫の影響が大きいです。
また、アプリの使用時も無駄にファイルが多いと読み込み処理などで時間がかかります。
Macのパフォーマンスを向上させる方法
ディスク容量の圧迫(空き容量の不足)によるパフォーマンス低下に対して、パフォーマンスを向上させるには、不要なファイルを削除し、ディスクの空き容量確保が必要です。
中でも、「重複ファイル」は不要なファイルの代表格なので、重複ファイルの削除が効果的です。
しかし、重複しているファイルを手動で探し、削除するのは非常に手間のかかる作業です。
そこで、今回は重複ファイルを検索(スキャン)し、削除するツール「4DDiG Duplicate File Deleter」を実際に使って、重複ファイルを簡単に削除する方法を説明します。
「4DDiG Duplicate File Deleter(Mac)」とは
「4DDiG Duplicate File Deleter」は、重複ファイルを見つけて削除し、スペースを解放するアプリケーションです。選択した場所をスキャンし、画像、動画、オーディオ、ドキュメントなどの重複ファイルを検索します。検索後に、ワンクリックで重複ファイルをごみ箱に移動したり、完全に削除できます。
画像、動画、音声、文書のファイルはもちろん、その他のあらゆるファイルタイプの重複ファイルの削除が可能です。
また、内蔵ディスクに加え、SDカードやSSDなどの外付けディスクに保存された重複ファイルの削除も可能です。
簡単なクリック操作のみで直感的に操作できます。
対象OSとしてMac版以外に、Windows版もあります。
また、無料版と有料版が用意されています。
詳細は以下の公式サイトでも確認できます。
(アプリのインストールファイルのダウンロードも公式サイトからできます)
「4DDiG Duplicate File Deleter(Mac)」の動作条件と対応デバイス・ストレージ
動作条件(Mac)
Mac版の動作条件は以下の通りです。
サポートOS | macOS Monterey, macOS 10.15, macOS 10.14 (macOS Mojave), mac OS X 10.13 (High Sierra), 10.12(macOS Sierra), 10.11(El Capitan), 10.10 (Yosemite),macOS BigSur 11.0 |
ファイルシステム | APFS、HFS+、FAT32、exFAT |
CPU | 1 GHz (32 bit or 64 bit) あるいは それ以上 |
RAM | 200 MB あるいは それ以上 |
ディスクスペース | 512 MB以上 あるいは それ以上 |
対応デバイス・ストレージ
対応するデバイス・ストレージは以下の通りです。
- コンピューター、ラップトップ
- 内部ハードディスク
- 外付けハードディスク
- メモリカード
- SD カード
- デジタルカメラ
- USB フラッシュドライブ
- その他の記憶メディア
詳細は以下の公式サイトでも確認できます。
有料版と無料版の違い
「4DDiG Duplicate File Deleter(Mac)」には、有料版だけでなく、無料版も用意されています。
有料版は制限がありません。
無料版は、有料版と同様に重複ファイルのスキャンができます。また、15ファイルまでの重複データの削除が可能です。
それ以上の重複データの削除をしたい場合は有料版(ライセンス)を購入する必要があります。
購入する前に無料版で試せるので安心です。
有料版のライセンスは以下の公式サイトから購入できます。
「4DDiG Duplicate File Deleter(Mac)」の使い方
こでは、実際にアプリ「4DDiG Duplicate File Deleter」を使って、重複する動画を削除する手順を紹介します。
準備として、外付けUSBメモリに以下のフォルダとファイルを置きます。
■「動画」フォルダ
このフォルダ以下には30個の動画ファイルを配置
■「重複した動画」フォルダ
このフォルダ以下には「動画」フォルダと同じファイルを5個配置
■「重複した動画(ファイル名変更)」フォルダ
このフォルダ以下には「動画」フォルダと同じファイルを名前を変更して5個配置
「重複した動画」フォルダと「重複した動画(ファイル名変更)」フォルダに入っている合計10個の動画ファイルが重複しているので、重複したファイルとして検出されるはずです。
実際にアプリを使って重複ファイルをスキャン(検出)し、そのあと、重複ファイル(動画ファイル)を削除してみます。
インストールした「4DDiG Duplicate File Deleter」をクリックし、アプリを起動します。
ホーム画面が表示されます。
プラスマークをクリックします。
スキャン対象(ドライブやフォルダ)を選択します。
今回は、外付けUSBメモリを選択し、「OK」をクリックします。
スキャン開始画面が表示されます。
「重複アイテムをスキャン」をクリックします。
スキャンが開始されます。100%になるまで待ちます。
スキャンが終了するとスキャン結果が表示されます。
今回は、ファイル数が少なかったので30秒弱でスキャンが完了しました。
期待通り、10個のファイル(全く同じファイル5個と名前を変更した同じファイル5個)が重複ファイルとして検出されました。
スキャン結果では、中央に重複したファイルの一覧が表示されます。
中央のファイル一覧を選択すると、具体的にどのファイルが重複しているかが右に表示されます。
ファイルを選択すると、右上にプレビューが表示されます。
ファイルをダブルクリックすると、ファイルを表示して確認することも可能です。
スキャン結果をもとに、重複した不要なファイルを削除していきます。
今回は「重複した動画」フォルダと「重複した動画(ファイル名変更)」フォルダに入っている動画ファイルが不要なので、不要な方のファイルに全てチェックを入れて、「削除」ボタンをクリックします。
※削除するファイルを選択するのが面倒な場合は、画面中央の上部にある「自動選択」を使うと便利です
ファイル削除を実施しても良いかの確認画面が表示されます。
「はい」をクリックします。
選択した重複ファイルの削除が実施され、完了すると以下の画面が表示されます。
10ファイル(483.48MB)の重複ファイルが削除されました。
重複ファイルが削除されたことを、実際に外付けUSBメモリの動画ファイルを見て確認します。
「動画」フォルダには、30個の動画ファイルが残っています。
重複した動画ファイルを格納していた「重複した動画」フォルダと「重複した動画(ファイル名変更)」フォルダの動画ファイルは全て削除できています。
このように、簡単な操作で不要な重複ファイルの削除ができました。
さらに、別途、スマホやデジカメで撮影した合計約4.95TBのプライベートの動画や写真など様々なファイルの入った外付けHDDをスキャンしましたが、約20分でスキャンが完了し、かなりの数の重複ファイルを削除できました。
大量にファイルがある場合でも高速にスキャンを実施できるので、定期的に重複ファイルの削除を行うのも苦になりません。
まとめ
本記事では、重複ファイル削除ツール「4DDiG Duplicate File Deleter」を使って、Macで重複したファイルを簡単に削除する方法を紹介しました。
「4DDiG Duplicate File Deleter」があれば、時間と手間をかけて重複したファイルを探し、削除するといったことが不要になります。
アプリの操作も簡単で、直感的に操作できます。
動画ファイルなどの重複したファイルを簡単に削除したい方にはおすすめのアプリです。
コメント