この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」がどれぐらいの性能かを知りたい。
前回、安価でありながらIntel 12世代CPU搭載し、小型で高性能なCHUWIのミニPC「CoreBox 4th」がどのような製品かを紹介しました。
前回の記事は以下になります。
そこで本記事では、CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」がどれぐらいの性能であるかを計測した結果を紹介します。
結果としては、安価なミニPCとしては十分な性能を備えていることがわかりました。
詳細は記事内で紹介していますので、確認いただければと思います。
CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」のスペック
CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」のスペックは以下の通りです。
カラー | ブラック+スペースグレー |
筐体の材質 | アルミニウム・マグネシウム合金 & ポリカーボネート |
CPU | Intel® Core™ i3-1215U |
グラフィック | Intel UHD Graphics、最大 1.1GHz |
メモリ | 16GB LPDDR5 |
ストレージ | 512G SSD (PCIe) |
インターフェース | USB 4×1、 USB-A 3.0×4、 3.5mm マイクジャック×1、 3.5mm イヤホンジャック×1、 HDMI 2.0×1、ギガビットイーサネット×1、 ディスプレイ ポート×1、 DC ポート×1 |
ワイヤレス | Wi-Fi6 (802.11ax) Bluetooth 5.2 |
OS | Windows 11 Home |
サイズ | 173×158×73(H)mm |
重量 | 約 865g |
これだけのスペックを備えて、5万円未満で購入可能でありミニPCの中では非常にコスパが高いです。
「CoreBox 4th」のCINEBENCH R23での計測結果
CINEBENCH R23を使ってCPUの性能を計測します。
搭載しているCPUは「Intel® Core™ i3-1215U」で6コア8スレッドです。
まずはシングルスレッドの性能から計測します。
計測前のCPU温度は34℃です。(計測時の室温は23℃程度)
計測中のCPU温度は80℃を超えるあたりまで上がりました。それなりの温度まで上がりましたが、これぐらいであれば問題はありません。
シングルスレッドのスコアは「1499」でした。
11世代のCoeri7-1165G7(2.81GHz)に迫る性能で、高い性能を備えていることが分かりました。
次にマルチスレッドの性能を計測します。
計測中の最大CPU温度は70℃弱まで上がりました。
マルチスレッドのスコアは「5146」でした。
マルチスレッドの方は、11世代のCoeri7-1165G7(2.81GHz)をわずかに超える性能を備えています。
CPUはシングル、マルチともにノートPC用のCPUである11世代のCoeri7-1165G7(2.81GHz)とほぼ同等の性能を有していることが分かりました。
「CoreBox 4th」のCrystalDiskMarkでの計測結果
CrystalDiskMarkを使ってストレージ(SSD)の性能を計測します。
搭載しているのは512GBのSSDです。
シーケンシャルアクセスはRead「1719MB/s」、Write「1479MB/s」で、ランダムアクセスはRead「824MB/s」、Write「535MB/s」という結果になりました。
これだけの速度が出ていれば十分です。
遅いと感じる場面はかなり少ないと思います。
「CoreBox 4th」のゲーム性能の計測結果
「CoreBox 4th」はゲーム向けのPCではありませんが、どれぐらいの性能を持っているのかを計測してみました。
搭載しているGPUは、CPU内蔵の「Intel UHD Graphics」です。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
ドラゴンクエストX ベンチマークアプリで計測します。
設定は、標準品質、フルHD(1920 x 1080)、フルスクリーンで実施します。
ベンチマーク中のFPSはほとんどの場面で60FPSを超えていました。
計測の結果は、スコア「9008」で、評価「とても快適」でした。
ドラゴンクエストX は、比較的軽めなゲームなので普通に遊べそうです。
ファイナルファンタジーXIVベンチマーク
ファイナルファンタジーXIVベンチマークアプリで計測します。
設定は、標準品質、フルHD(1920 x 1080)、フルスクリーンで実施します。
ベンチマーク中のFPSは多くの場面で40FPSを超えていました。
計測の結果は、スコア「6760」で、評価「やや快適」でした。
ファイナルファンタジーXIVは、それなりにはプレイ可能です。
ファイナルファンタジー XVベンチマーク
ファイナルファンタジー XVベンチマークアプリで計測します。
設定は、軽量品質、フルHD(1920 x 1080)、フルスクリーンで実施します。
ベンチマーク中のFPSは多くの場面で20FPS台でかなり厳しい状況でした。
計測の結果は、スコア「2313」で、評価「重い」でした。
ファイナルファンタジー XVは重めのゲームということもあり、プレイするのは厳しい結果となりました。
まとめ
本記事では、CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」の性能を計測した結果を紹介しました。
ミニPCでありながらも高い性能を備え、軽いゲームであれば十分遊べるという結果となりました。
「CoreBox 4th」の購入を検討されている方の参考にしていただければと思います。
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