この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
USBメモリや外付けSSDなどのUSBドライブ(ストレージ)からWindowsを起動したい。
いつでも、どこにでも自分のWindows環境をコンパクトに持ち運びたい。
Windowsを使うとき、通常はパソコンの内蔵ハードディスクや内蔵SSDにWindowsをインストールして使用します。
しかしこれだと、同じWindowsの環境を別の場所でも使いたいと思った場合、そのパソコンを持ち運ぶ必要があります。
ノートパソコンなら持ち運ぶ事も可能ですが、それなりの大きさと重量があるので、手軽にとまでは言えません。
では、もしWindowsが小さなUSBドライブに入っていたらどうでしょうか?
どんなパソコンであっても、そのUSBドライブを挿すだけで同じWindowsの環境が使えるとなれば凄く便利です。持ち運びもコンパクトで最高ですよね。複数の環境を作っても場所を取りません。
そこで本記事では、Windowsが起動するUSBドライブを作成できるアプリ「EaseUS OS2Go」を紹介します。
「EaseUS OS2Go」を使えば、いつでもどこでも手軽にWindows環境を持ち運べるWindowsのポータブルなUSBドライブを作成できます。
「EaseUS OS2Go」の製品概要
機能概要
「EaseUS OS2Go」は EaseUS社が提供する、USBメモリや外付けSSDなどのストレージに起動可能(ブータブル)なWindows環境を作成するアプリです。
作成したWindowsのブータブルUSBドライブさえあれば、他のパソコンに挿すだけでいつものWindows環境を利用できます。
アプリのインストール環境としては、Windows 11、10、8、7、vista、XPに対応しています。
詳細は、以下の「EaseUS OS2Go」の公式サイトをご覧ください。
ライセンス体系
「EaseUS OS2Go」のライセンスは、大きくPro版とTechnician版の2つが用意されています。
Pro版とTechnician版の大きな違いは、Pro版はPC1台用のライセンスであるのに対し、Technician版は複数台のPC用のライセンスになっています。
さらにPro版には、1ヶ月、1年、永久利用、Technician版は1年、2年、永久利用、といったように異なる使用期間のプランが用意されています。
ライセンスの詳細や価格、購入については、以下の公式サイトで確認できます。
「EaseUS OS2Go」のインストール方法
「EaseUS OS2Go」のインストール方法を紹介します。
1)下記のリンクをクリックし、「EaseUS OS2Go」の公式サイトにアクセスします。
2)アクセスした公式サイトで、「無料体験」をクリックします。
インストーラがダウンロードされます。
3)ダウンロードしたインストーラ(ファイル)をダブルクリックで実行します。
4)インストーラの言語選択画面が表示されます。
「日本語」が選択されていますので、そのまま「OK」をクリックします。
5)使用許諾契約書の同意画面が表示されます。
使用許諾契約書の内容を確認し、「同意」をクリックします。
6)インストール先の指定画面が表示されます。
インストール先のフォルダを選択し、「次へ」をクリックします。
7)追加タスクの選択画面が表示されます。
チェックボックスをお好みでチェックし、「次へ」をクリックします。
8)インストールが開始されます。
このまま少し待ちます。
9)セットアップウィザードの完了画面が表示されます。
「完了」をクリックします。
これで「EaseUS OS2Go」のインストールは完了です。
「EaseUS OS2Go」を起動すると、ライセンス認証の画面が表示されます。
購入した「ライセンスコード」を入力し、「ライセンス認証」をクリックします。
これでライセンス認証が完了し、全ての機能が使用できるようになりました。
WindowsのブータブルUSBドライブを作成
「EaseUS OS2Go」を使って、WindowsのブータブルUSBドライブを作成する方法を紹介します。
今回は、デスクトップパソコンにインストールされているWindows10の環境を丸ごとコピーしたブータブルUSBドライブを作成していきます。
USBドライブ(USBメモリや外付けSSDなど)を用意します。
今回は、外付けSSDを用意しました。
※使用しているWindows環境のディスク使用量よりも大きな容量のUSBドライブを用意する必要があります
USBドライブをパソコンに接続します。
※アプリ起動後に接続して認識させる事も可能ですが、手間を減らすために先に接続しておきます
「EaseUS OS2Go」を起動します。
「Win ToGo クリエイター 該当PCから」を選択し、作成対象のUSBドライブが認識されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
※今回の場合、使用済み容量が63.84GBと表示されていますので、この容量よりも大きいサイズのUSBドライブを用意する必要があります
USBドライブのデータが完全に削除される旨のメッセージが表示されます。
「続ける」をクリックします。
作成元と作成先の情報が表示されます。
特に変更する必要はありませんが、作成先のUSBドライブがSSDの場合はチェックをつける必要があります。
「実行」をクリックします。
ブータブルUSBドライブの作成が開始されます。
100%になるまで待ちます。
100%になると完了です。
今回の場合は63.84GBの容量で、3分39秒で作成が完了しました。
(データ容量や使用しているUSBドライブの性能によって時間は変動します)
以上でブータブルUSBドライブの作成は完了です。
作成したブータブルUSBドライブを使って、他のパソコンでWindowsを起動する
作成したWindowsのブータブルUSBドライブを使って、他のパソコンでWindowsを起動する方法を紹介します。
先ほど作成したデスクトップのWindows10環境をノートパソコンで動かします。
ノートパソコンのBIOSを変更して外付けドライブから起動できるようにしておきます。
※パソコンによって設定方法が異なりますので、ご自身のパソコンにあわせて設定してください
ノートパソコンに作成したブータブルUSBドライブを接続します。
ノートパソコンを起動します。
デスクトップパソコンのWindows10環境が起動しました。
(今回使用したのは外付けSSDなので、内蔵ディスクに負けないぐらい起動速度もかなり早いです。)
起動ドライブ(Cドライブ)がSanDiskの外付けSSDになっていることが確認できます。
そもそも、Windows11を入れているノートパソコンなので、Windows10が起動している時点で外付けSSDから起動していることは間違いありません。
同様の手順で、他のパソコンでも同じWindows環境を利用可能です。
まとめ
本記事では、Windowsが起動するUSBドライブを作成できるアプリ「EaseUS OS2Go」を紹介しました。
「EaseUS OS2Go」を使えば、いつでもどこでも手軽にWindows環境を持ち運べるWindowsのポータブルなUSBドライブを作成できます。
紹介したように簡単な操作で作成でき、いくつでも環境を持っておけるので、テスト的に使用したい場合などにも重宝します。(テストが終わったら消すといった運用も可能です)
USBドライブでWindowsを起動したいという方の参考にしていただければと思います。
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