この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 地震防災でポータブル電源がどのように役立つのか知りたい。
- EBLのポータブル電源「Portable Power Station 500W」がどのような製品か知りたい。
日本は世界の中でも有数の災害大国と言われています。
日本は4枚のプレートに接していることから、大きな地震が頻繁に起こります。最近では、2024年1月1日に石川県能登半島で発生した地震「能登半島地震」でも大きな被害がありました。
災害が発生しても大丈夫なように日頃から備えておくことが大切です。
地震の備えを考えた場合、家具の固定や避難ルートの把握、水や食料、日用品の備えは必須です。(物の備えについては、災害全般に共通します。)
その中でも、物の備えとして今の時代に重要なのがスマホやタブレットなどの情報端末です。情報の収集や発信、連絡の主要な手段であり、災害の場面でもスマホが使えるかが重要なポイントになります。(場合によっては生死に関わります。)
しかし、スマホやタブレットなどの情報端末を使い続けるためには、充電が必要です。つまり電気の確保が必要ということになります。停電が長期に渡り続くことも視野に入れた電気の確保が重要です。
そこで本記事は、地震防災として備えておきたいものとして、ポータブル電源「EBL Portable Power Station 500W」を紹介します。
EBLのポータブル電源「Portable Power Station 500W」があれば、災害発生時の電気の確保が可能になります。停電時の明かりの確保(LEDランタンの充電)やスマホの充電、季節によって必要となる扇風機や電気毛布などの使用も可能にしてくれます。
もちろん、地震防災のためだけでなく、キャンプや車中泊といったアウトドアなどにも幅広く活用できます。
EBLのポータブル電源「Portable Power Station 500W」の製品概要
「Portable Power Station 500W」は、EBLから販売されているポータブル電源です。
「Portable Power Station 500W」は519Whの容量があります。(519Wh = 140,400mAhなので、10,000mAhのモバイルバッテリー約14台分の容量に相当します。)
USBポートやAC100Vコンセントなど豊富なポートを備えていて、最大電力500Wの機器に給電可能です。
液晶画面を搭載し、電池残量、入力/出力電力値などの状態を確認できます。ランタンやSOS用フラッシュとして使用可能なLEDライト、ワイヤレス充電機能も搭載しています。
重量は約6.8Kgとコンパクトで軽量です。
「Portable Power Station 500W」の主な仕様は以下の通りです。
容量 | 519wh(140,400mAh) |
定格出力 | 500W(瞬間最大1000W) |
出力 | USB Type-A(QC3.0/18W)x 3 USB Type-C(PD対応 最大60W)x 1 ACコンセント x 2 シガーソケット(14V/8A) x 1 DC5525出力(14V/8A) x 2 ワイヤレス充電(10W) x 1 |
入力 | ACコンセント(100-240V) ソーラー充電(12V-26V) シガーソケット(12V/8A) |
シガーソケット充電 | 対応 |
ソーラーパネル充電 | 対応(100Wまで) |
使用温度範囲 | -10°C ~ 40°C |
サイズ | 約 292 x 202 x 194 mm |
重量 | 約 6.8Kg |
詳細は、以下のAmazonのサイト、または公式サイトでも確認できます。
「Portable Power Station 500W」のパッケージと内容物
「Portable Power Station 500W」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱です。
側面には、製品の写真や仕様などが記載されています。
パッケージを開封すると、分厚い緩衝材が現れます。
緩衝材を取り出すと、製品や付属品がしっかりと収まっています。
パッケージの中には、以下の3点が収まっています。
<内容物>
・Portable Power Station 500W 本体
・ケーブル類の箱
・ユーザマニュアル
ケーブル類の箱には3種類のケーブルが入っています。
1つ目のケーブルは、AC充電用アダプタ+ケーブルです。
ACコンセントからポータブル電源本体に充電する場合に使用します。
アダプタの出力は100Wです。
2つ目のケーブルは、シガーソケット用ケーブルです。
シガーソケットからポータブル電源本体に充電する場合に使用します。
3つ目のケーブルは、ソーラーパネル用ケーブルです。
別売りのソーラーパネルからポータブル電源本体に充電する場合に使用します。
ユーザマニュアルは、多言語併記です。
日本語の記載もしっかりとあります。
「Portable Power Station 500W」の外観
「Portable Power Station 500W」の外観を紹介します。
黒色をベースにオレンジ色をアクセントカラーとして採用した本体です。
立方体の形状に四隅の辺が削ぎ落とされたようなデザインになっています。
本体はマットな仕上げの樹脂のような材質で、四隅の辺はゴム製の素材が採用されています。ゴム製の素材はぶつけた時の衝撃を和らげる役割を持っています。
前面の下部には「EBL」の文字がオレンジ色で入っています。
入力、出力すべてのポートは前面に集約されているので、アクセスしやすいです。
中央上部に液晶画面が、その左に電源ボタン(POWERボタン)とライトボタン(LIGHTボタン)が配置されています。
液晶画面には、バッテリー残量、入力電力、出力電力(DC、USB、ACがそれぞれ分かれて表示)が表示されます。パッと見ただけで、入出力の電力とバッテリー残量が分かります。
左下には、DC出力がまとめられています。
シガーソケット(14V/8A)が1ポート、DC出力(14V/8A)が2ポート配置されています。
中央下には、USB出力がまとめられています。
USB Type-A(QC3.0/18W)が3ポート、USB Type-C(PD対応 最大60W)が1ポート配置されています。
右下には、AC出力がまとめられています。
ACコンセント(3P)が2つ配置されています。
右上には、入力ポートがまとめられています。
本体上部(天面)には、ワイヤレス充電が備わっています。
また、オレンジ色のグリップ(持ち手)も収納されています。
本体背面にはポート類などは何もなく、オレンジ色をベースとしたデザインになっています。
本体側面(両方とも)には、冷却ファンが備わっています。
底面には、滑り止めのゴム足が四隅に配置されています。
ポータブル電源を充電する場合は、付属のAC充電用アダプタ+ケーブルをDC入力に接続します。
100%まで充電できると、自動的に充電が停止します。
いざという時のために、バッテリー残量が十分にある状態を保つようにした方が良いです。
「Portable Power Station 500W」が地震防災で特に役立つポイントを紹介
「Portable Power Station 500W」が地震防災で特に役立つポイントを5つ紹介します。
- 容量と出力、重量のバランスが良い
- 豊富なポート類を備えている
- ソーラーパネル、シガーソケットでの充電が可能
- LEDライトを搭載している
- ワイヤレス充電が可能
容量と出力、重量のバランスが良い
ポータブル電源の容量が大きいほどたくさんの電気を使える(蓄えられる)のですが、容量が大きくなるほど重量が重くなります。
本製品は519Whの容量があり、500Wの出力が可能で、重さは約6.8Kgとちょうど良いバランスです。
519Wh(140,400mAh)の容量があるので、iPhone15 (3,877mAh)なら30回以上フル充電にすることが可能です。他にも電気毛布(40Wh)を10時間以上、扇風機(20Wh)を20時間以上も稼働させられます。
また、500Wまでの機器を動作させることが可能なので、電気毛布や扇風機などの低消費電力の機器はもちろん、IHヒーター(500W出力以下に調整が可能なもの)や冷蔵庫といったそれなりに電力を必要とするものまで動かせます。
実際に以下の4つの機器の充電や使用をした時の使用量を計測しました。
結果は、残り容量「100%」の状態から「87%」となりました。これだけ電力を使ってもまだまだ十分に余裕があります。
- スマホ(iPhone13 mini)を30%から100%まで充電
- タブレット(Xiaomi Redmi Pad)を10%から100%まで充電
- LEDライトを100%まで充電
- 電気毛布(PowerArQの掛け敷き兼用電気毛布)を2時間使用
自宅での利用はもちろん、6.8Kgと比較的軽量なので災害時に避難所などに持ち運ぶことも可能です。本体にグリップ(持ち手)が内蔵されているので持ちやすいです。
豊富なポート類を備えている
出力ポートはすべて前面にまとまっていて、以下のように合計9ポートもあります。
・USB Type-A(QC3.0/18W)x 3
・USB Type-C(PD対応 最大60W)x 1
・ACコンセント x 2
・シガーソケット(14V/8A) x 1
・DC5525出力(14V/8A) x 2
特にUSBポートが4ポートあるので、スマホなどの電子機器の同時充電が可能でとても便利です。
災害の際にも多くの機器の充電/給電が可能です。
ソーラーパネル、シガーソケットでの充電が可能
災害により停電している場合は、ポータブル電源の容量(電気)を使い切るとコンセントからの充電ができません。
そのような場合でも別売りのソーラーパネルがあれば、ポータブル電源を充電することが可能です。最大100Wのソーラーパネルに対応しているので、条件が良ければ5時間超で満充電にできます。(ソーラーパネルと接続するケーブルは付属しています)
今回試せてはいませんが、EBLからは本製品の充電に適したソーラーパネルも販売されています。
また、シガーソケットでの充電にも対応しているので、車からの充電も可能です。(シガーソケットからの充電は付属のケーブルで可能です)
コンセント以外からポータブル電源に充電する手段があるので、停電していても電力の確保が可能です。
LEDライトを搭載している
ポータブル電源の本体には、ランタンやSOS用フラッシュとして使用可能なLEDライトを搭載しています。
「LIGHT」ボタンを押すとライトが点灯します。もう一度押すと消灯します。
また、「LIGHT」ボタンを2回連続で押すとライトが点滅(SOSモード)します。
ライトは直接目で見ていると眩しすぎるぐらいで、とても明るいです。
ちなみにバッテリー残量100%の状態からLEDライトを5時間連続で使用しましたが、残量は変わらず100%のままでした。LEDライトのみの使用だと、かなりの時間使えそうです。災害時の明かりの確保はかなり重要なポイントなので、長時間LEDライトを使用できるのは安心です。
ワイヤレス充電が可能
災害時に充電ケーブルが見つからない場合でも、ワイヤレス充電が可能なので、ワイヤレス充電に対応したスマホであれば充電できます。
防災グッズの中に充電用のケーブルもちゃんと用意できていれば問題ありませんが、そこまで用意できていないケースも多々あると思います。そのような場合でもワイヤレス充電という手段があると安心です。
まとめ
本記事は、地震防災の視点からポータブル電源「EBL Portable Power Station 500W」を紹介しました。
「Portable Power Station 500W」は災害時にとても役立ちます。
地震大国の日本では、いつどこで大きな地震が発生するかわかりません。地震により停電が発生した場合、ポータブル電源があるのとないのとでは大きな差が生じます。(場合によっては死活問題につながります。)
電気が確保できている安心感はとても大きいものです。
日頃からの備えとして、ポータブル電源の導入を検討いただければと思います。
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