この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 簡単に、見栄えが良くインパクトのあるプレゼンテーション資料を作成したい。
- 効率よくプレゼンテーション資料を作成したい。
- AI搭載のプレゼンテーション作成ソフト「Wondershare Presentory」がどのような製品か知りたい。
プレゼンテーション力はビジネス以外でも、普段の生活や学校での生活など幅広い場面で求められます。生きていくためには必要なスキルです。
中でもビジネスシーンでは、新商品の企画や提案、交渉の場といった極めて重要な場面でプレゼンテーションが必要となります。もちろん良いプレゼンテーションをするためには、良いプレゼンテーション資料が必要となり、プレゼンテーション資料の良し悪しが成功の鍵を握っているといっても過言ではありません。
でも、プレゼンテーション資料を作成するのは苦手という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、簡単に見栄えが良く、インパクトのあるプレゼンテーション資料を作成できるプレゼンテーション作成ソフト「Wondershare Presentory」を紹介します。
「Wondershare Presentory」は、AI機能により、簡単にインパクトのある記憶に残りやすいプレゼンテーション資料が作成できます。アウトラインとコンテンツを使ってプレゼンテーションを作成し、作業のスピードと成果を向上を実現します。
記事内では、ソフトの概要からインストール、使用方法まで説明しますので、効率よくプレゼンテーション資料を作成したいという方は、ぜひ参考にしてください。
AI搭載プレゼン作成ソフト「Wondershare Presentory」の製品概要
機能概要
「Wondershare Presentory」は、Wondershare社が提供するAI機能を搭載した、簡単にインパクトのある記憶に残りやすいプレゼンテーション資料を作成できるソフトです。
Wondershare社は2003年に設立された会社で、動画編集などのクリエイティブ系製品をはじめデザインやユーティリティ系製品といった幅広い分野で、数多くのソフトウェアソリューションを展開しています。
「Wondershare Presentory」の主な特徴は以下の通りです。
■AIによる効率化
ニーズに応じたプレゼンテーションをすぐに生成
■簡単な操作
操作画面は直感的なインターフェイスで、魅力的なプレゼンテーションを簡単に作成
■ワンクリックで作成
ワンクリックでインパクトのあるプレゼンテーションを作成
■コストパフォーマンス
低価格でありながら、優れたプレゼンテーション作成の機能を搭載
■バラエティ豊かなリソース
アニメーションエフェクト、テキスト、ステッカー、さらに継続的に更新されるテンプレートなどのリソースを通じて、印象に残りやすいプレゼンテーションを作成
詳細は、以下の公式サイトで確認できます。
動作環境
「Wondershare Presentory」には、Windows版のみが用意されています。
動作環境は以下の通りです。
対応OS | Windows 7、Windows 10、Windows 11 (64ビットOSのみ) |
CPU | Intel(R) Core(TM) i3プロセッサーまたはそれ以上 |
メモリ(RAM) | 8GB以上のRAM(16GB以上のRAMを推薦) |
ディスク空き容量 | インストールのため、最低4GBのディスクの空き容量が必要 |
インターネット接続 | ソフトのアクティベーション、カスタマーサポート、翻訳機能、クラウドリソース及びリアルタイム更新にインターネットの接続が必要 |
対応言語 | 日本語、英語、中国語 |
取り込み可能なファイル形式 | jpg、png、gif、bmp、tif、ico、dib、jpeg、jpe、jfif、tiff、emf、mp4、mov、avi、mkv、webm、flv、vob、3pg、mpg、mpeg、asf、f4v、m4v、dpg、ts、trp、m2ts、mts、dat、wmv、dvr-ms、dv、tod、evo、rm、rmvb、divx、ogv、3gp、ppt、pptx、dps、dpt |
ライセンス体系(無料版あり)
「Wondershare Presentory」には、無料版(試用版)と有料版(ライセンス購入が必要)があります。
無料版と有料版の大きな違いは、無料版には作成したプレゼンテーションにウォーターマーク(スライドの右上にロゴ)が入るという点です。他にも使用できる素材やリソースの制限などがあります。
基本的な機能は有料版と同様に使用可能であるため、無料版で実際に試してみて十分使えることを確認した上で有料版を購入でき、購入してから後悔することはありません。
有料版のライセンスには、以下の2種類が用意されています。
・年間プラン
・永続ライセンス
実際の価格は下記の公式サイトで確認できます。無料版と有料版との違いの確認やライセンスの購入もできます。
「Wondershare Presentory」のインストール方法
「Wondershare Presentory」のインストール方法を紹介します。
以下の公式サイトにWebブラウザでアクセスします。
アクセスしたサイトで、「無料ダウンロード」をクリックします。
インストーラーファイルがダウンロードされます。

ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックして起動します。

インストーラーが起動するので、「インストール」をクリックします。

インストールが開始されます。
100%になるまでしばらく待ちます。

100%になると以下の画面が表示されます。
「今すぐ開始」をクリックします。

ソフトが起動します。
起動時に表示されるログインの画面は、一旦「×」をクリックして閉じます。

「Wondershare Presentory」のトップ画面が表示されます。
これでインストールは完了です。
事前に有料版のライセンスを購入している場合は、ライセンスを登録して有料版として使用できます。ライセンスを登録するには、画面右上の人型のアイコンをクリックします。(無料版として試してみる場合は、ライセンス登録は不要です。)

ログイン画面が表示されます。
ライセンス購入時に登録したメールアドレス(Wondershare ID)とパスワードを入力してログインするとライセンスとの紐付けが完了し、有料版として使用できるようになります。

ログインが完了し、トップ画面に戻ります。

これでライセンスの認証が完了し、有料版として使用できるようになりました。
「Wondershare Presentory」の使用方法
「Wondershare Presentory」の使用方法を紹介します。
以下の2つについて実際の使い方を紹介します。
1)手作業によるプレゼンテーションの作成
2)AIによるプレゼンテーションの作成
1)手作業によるプレゼンテーションの作成
実際に「Wondershare Presentory」を使って、手作業でプレゼンテーションを作成していきます。
「Wondershare Presentory」を起動し、「動画プレゼンテーションの作成」をクリックします。

プロジェクトの作成画面が表示されます。
今回は新規にプレゼンテーションを作成するので、「新規プロジェクト」をクリックします。

プレゼンテーション作成の画面が表示されます。
中央に大きくプレゼンテーション(スライド)の画面が表示され、左にはシーン一覧(スライド一覧)、上にはリソース入力に関する操作、右にはリソースの設定、下にはスライドの出力やデバイスに関する機能が配置されています。

画面上の「インポート」では、自身で所有している画像や動画、PowerPointをインポートすることが可能です。

もちろんプレゼンテーションで重要なテキストの挿入も可能です。
テキストは挿入した後で、フォントや文字サイズの変更、太字・アンダーラインなどの文字装飾、背景の塗りつぶし、境界線などを自由に設定できます。

かなりの数の素材も用意されています。

素材は「バックグラウンド(背景画像)」、「テキスト(装飾文字)」、「ステッカー」の3種類が用意されています。これらをうまく活用することでインパクトのあるプレゼンテーションの作成が可能です。



挿入したテキストや画像、ステッカーなどにはアニメーションを設定することも可能です。画面右のアニメーションで設定できます。これにより動きのあるプレゼンテーションの作成が可能です。

ここまで紹介したリソース(素材など)を使って、とても簡単なプレゼンテーションを作成しました。ステッカーや背景、テキストを配置した4ページのとてもシンプルなものですが、数分で作成できました。




今回は簡単なサンプルのプレゼンテーションでしたが、もちろん本格的なビジネス用のプレゼンテーション作成もこなせます。
特に便利なのが、これから紹介する作成したプレゼンテーションから動画ファイルを作成する機能です。これによりあらかじめ作成したおいたプレゼンテーションの動画を配信することも可能になります。
動画ファイルを作成するには、画面下の「録画」をクリックします。

カウントダウンが始まります。
その後、録画が開始されるので、プレゼンテーションのページをめくりながらマイクで説明などのナレーションを入れます。カメラが接続されている場合は、自分の姿を映しながら(プレゼンテーションの一部に表示しながら)録画することも可能です。

最後のページまで説明が終わったら、「停止」ボタンをクリックします。
(動画ファイルのファイル名と保存場所を決定して、保存します)

これでプレゼンテーションの内容を動画ファイルとして作成できました。
このような感じで、プレゼンテーションの内容が動画ファイルになりました。あとは、配布や配信ができるのでとても便利です。

2)AIによるプレゼンテーションの作成
実際に「Wondershare Presentory」を使って、AIによるプレゼンテーション作成をしていきます。
「Wondershare Presentory」を起動し、「AIによる作成」をクリックします。

AIとの対話画面が表示されます。
基本的には、AIからの質問に答えるだけです。
作成するジャンル(今回は「知識共有」)を選択します。

プレゼンテーションのキーとなる情報を聞かれます。テーマ(今回は「人にわかりやすく説明をする方法」)を入力し、「送信」をクリックします。

アウトラインを確認されるので、内容に問題がなければ「続行」をクリックします。(気に入らない場合はアウトラインを作成しなおすことも可能です)

プレゼンテーションで採用するテーマを聞かれますので、テーマ(今回は「プリズム・アカデミック」)を選択し、「生成」をクリックします。

AIによるプレゼンテーションの作成が開始されます。
100%になるまで待ちます。

100%になったら「OK」をクリックします。

13ページ構成のプレゼンテーション資料が作成されました。
(以下の画像ではその一部を掲載します)
作成されたプレゼンテーションはもちろんこのまますぐに使える状態とはいきませんが、構成や目次、見た目などはしっかりと作成されています。あとは文章を自分で変更すればプレゼンテーションとして完成です。(入力する文章の部分にも、どういうことを書いたら良いかというヒントや観点が記載されているので、とても助かります。)






AIとの簡単な対話だけで、ここまでの資料ができたことは驚きです。
プレゼンテーションでは、構成を考える部分でかなりの時間を使うので、それをAIが助けてくれるというのはとてもありがたいです。デザインを綺麗に作り込んでくれている点も良いです。うまく活用すればかなりの時間節約が見込めます。
まとめ
本記事では、簡単に見栄えが良く、インパクトのあるプレゼンテーション資料を作成できるプレゼンテーション作成ソフト「Wondershare Presentory」を紹介しました。
手作業でのプレゼンテーション作成に加え、AIによるプレゼンテーション作成ができる点がとても便利だと感じました。うまく活用することで、作成にかかる時間の短縮が見込めます。
また、作成したプレゼンテーションの内容を動画ファイルに記録できる点もとても便利です。動画ファイルにしておけば配布したり、配信したりと活用の幅が広がります。
プレゼンテーション資料の作成が苦手な方や作成にかかる時間を短縮したいと考えている方には、無料版も用意されているので、ぜひ試してもらいたいです。
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