この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 1台でリチウムイオン電池やリン酸鉄リチウム電池、ニッケル水素電池の充電に対応した充電器を探している。
- XTARの充電池用充電器(バッテリーチャージャー)「MX4」がどのような製品か知りたい。
充電池は、一般的によく使われる充電池(エネループなど)だけでなく、LEDライトなどでよく用いられるリチウムイオン電池やリン酸鉄リチウム電池など様々な種類があります。これらの充電池は容量によって大きさも異なります。
それぞれの充電池に合わせた充電器を用意するとなると、充電器が何台も必要になりますし、どの充電器がどの充電池に対応していたかわからなくなってしまいます。
そこで本記事ではXTARの充電池用充電器「MX4」を紹介します。
「MX4」は、1台でリチウムイオン電池やリン酸鉄リチウム電池、ニッケル水素電池の充電に対応した充電器です。1台で様々な種類、大きさの充電池の充電が可能なので、何台も充電器を用意する必要がなくなります。
XTARの充電池用充電器「MX4」の製品概要
XTARの充電池用充電器「MX4」は、様々な種類の充電池に対応した充電器(バッテリーチャージャー)です。
充電池でよく用いられているエネループ(ニッケル水素)やリチウムイオン電池、リン酸鉄リチウム電池の充電が可能です。充電池のサイズも幅広く対応し、充電池の長さは34mmから70mmまで対応できます。
対応する充電池は以下の通りです。
対応バッテリータイプ | 定格充電電流 | 充電カットオフ電圧 |
3.6/3.7V リチウムイオン (10440, 14500, 16340, 18350, 18500, 18650, 18700, 20700, 21700(非保護)) |
1A x 2、0.5A x 4 | 4.20 ± 0.05V |
1.5V リチウムイオン (AAA, AA) |
0.5A x 4 | N/A |
3.2V リン酸鉄リチウム (10440, 14500, 16340, 18350, 18500, 18650, 18700, 20700, 21700(非保護)) |
0.5A x 4 | 1.45 ± 0.1V |
1.2V ニッケル水素 (AAA, AA, A, SC) |
0.5A x 4 | 1.45 ± 0.1V |
また、充電電流の適応制御によりバッテリーの寿命を最大化し、過放電したバッテリーを回復するための微電流活性化機能も搭載しています。
複数の保護機能も搭載し、安全に充電できます。
XTARは世界的に有名で、製品は世界中で販売されています。XTARの製品は30以上の特許を取得し、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、日本、韓国、ロシアを含む約120カ国で販売されていて、十分な実績があります。
詳細は、以下のAmazonのサイト、または公式サイトでも確認できます。
XTAR「MX4」のパッケージと内容物
XTAR「MX4」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱です。
表側には、製品の写真が大きくプリントされています。
裏側には、製品の仕様などが記載されています。
パッケージの中には、以下の3点が入っています。
<内容物>
・「MX4」充電器
・給電用ケーブル(USBケーブル)
・取扱説明書
付属する給電用のケーブルはUSB Type-A to Type-Cケーブルです。
(充電アダプタは別途用意する必要があります。)
取扱説明書は多言語併記で、日本語の記載もあります。
XTAR「MX4」の外観
XTAR「MX4」の外観を紹介します。
充電器本体の色は、マットなブラックです。指紋が付きにくく、汚れが目立ちません。
上部には、ロゴ「XTAR」と型番「MX4」がプリントされています。
下部には、4本の電池スロットが備わっています。電池スロットの両端の2本は太めの電池が充電できるようにさらに幅が広くなっています。電池スロットのマイナス側は伸縮するので、あらゆる長さの電池にも対応できます。
背面には、仕様や取得している規格などが記載されています。
四隅には丸い脚が設けられています。
側面上部には、給電用のUSB Type-Cポートが配置されています。
右側面には、充電モードの切り替えスイッチがあります。
「3.6/3.7V リチウムイオン電池」を充電する場合は、スイッチを「Ni-MH Li-ion」にします。「リン酸鉄リチウム電池」を充電する場合は、スイッチを「LiFePO4」にします。
「1.5V リチウムイオン電池」と「1.2V ニッケル水素電池」の充電はどちらのスイッチでも可能です。
XTAR「MX4」の使用感
実際にXTAR「MX4」を使って充電してみます。
まずは1.5Vのリチウムイオン電池を充電します。
充電器に充電池をセットして給電すると、まずは電池の認識(アクティベーション)が開始され、そのあと充電が始まります。1.5Vのリチウムイオン電池のアクティベーションは数秒で完了します。充電中は充電器のLEDが赤く点灯します。(充電池のプラス側が緑色に点滅しているのは、LEDが搭載されている充電池を使っていて、充電中は緑色に点滅する仕様だからです。)
充電が完了すると、充電器のLEDが緑色の点灯に変わります。
次にエネループ(1.2Vのニッケル水素)を充電します。
充電器に充電池をセットして給電すると、まずは電池の認識(アクティベーション)が開始されます。1.2V ニッケル水素の場合のみアクティベーションの時間が長く、10分弱ほどかかります。
アクティベーションが完了すると、充電器のLEDが赤く点灯し充電が開始されます。
充電が完了すると、充電器のLEDが緑色の点灯に変わります。
1.5Vのリチウムイオン電池とエネループ(1.2Vのニッケル水素)を混ぜての充電ももちろん可能です。
このような感じで、様々な種類、大きさの充電池の充電も同時に可能です。
充電器の重量を実測しました。
結果は、94.6gでした。
実際に使用してみて、エネループ(1.2Vのニッケル水素)の認識(アクティベーション)に10分弱かかるというのは少し残念な点ではありますが、基本的に急いで充電するシーンが少なければそれほど問題ではないと思います。
それ以上に、1.5Vのリチウムイオン電池とエネループ(1.2Vのニッケル水素)を混在で充電できるのは便利だと感じました。充電器を2台用意する必要はなく、これ1台で完結します。特に、他の種類・サイズの充電池を持っている場合にはよりありがたみがあると思います。
まとめ
本記事ではXTARの充電池用充電器「MX4」を紹介しました。
「MX4」は、1台でリチウムイオン電池やリン酸鉄リチウム電池、ニッケル水素電池の充電に対応した充電器です。1台で様々な充電池の充電が可能なので、何台も充電器を用意する必要がなくなります。
充電器の収納スペースも減り、充電池にあった充電器を探す手間もなくなります。
様々な種類の充電池の充電を1台の充電器に集約したいと考えている方には特におすすめです。
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