- レトロゲーム(エミュレータ)がプレイ可能な携帯ゲーム機を探している。
- Androidのゲームがプレイ可能な携帯ゲーム機を探している。
- Android搭載の携帯ゲーム機 AYN「Odin2 Portal」がどのような製品か、またその性能を知りたい。
様々な携帯ゲーム機(エミュレータやAndroidゲーム、リモートプレイなどを主目的としたゲーム機)を扱っているAYN社の最新ゲーム機に「Odin3」があります。しかし、現時点で「Odin3」は価格が高く、注文しても長ければ発送までに数ヶ月待たされるような状況です。
他にも現在購入可能な機種に「Odin2 Portal」があります。
「Odin2 Portal」は販売から1年以上経過していますが、スペック的には今でも十分高く、コスパでは最強クラスの携帯ゲーム機です。
そのコスパの良さに惹かれて、今更ながら「Odin2 Portal」を購入しましたので、
本記事では、Android搭載の携帯ゲーム機 AYN「Odin2 Portal」を紹介します。
「Odin2 Portal」は、7インチ1080P、リフレッシュレート120Hzの大画面OLEDを搭載し、プロセッサ(SoC)には「Qualcomm Snapdragon 8 gen2」を採用、メモリは8GBから、SSDは128GBから用意されています。公式サイトの価格は、執筆時点でセール価格となっていて259ドルからと破格の安さになっています。(送料は別途かかります。)
記事内では、性能計測の結果も紹介しますので、性能に対するコスパの高い携帯ゲーム機をお探しの方には、ぜひ参考にしていただければと思います。
Android搭載の携帯ゲーム機 AYN「Odin2 Portal」の製品概要
「Odin2 Portal」は、AYN社から販売されているAndroid搭載の携帯ゲーム機です。
SoCに「Qualcomm Snapdragon 8 gen2」、メモリは8GB/12GB/16GB、ストレージは128GB/512GB/1TBを搭載しています。画面には7インチ 1080pのOLED(有機EL)を採用し、表側は全面ガラス張りの高級感あふれるデザインになっています。
カラーは、「Black」、「White」、「Indigo」の3色が用意されています。
(一番下のモデルは「Black」のみ)

主な仕様は以下の通りです。
| プロセッサ(SoC) | Qualcomm Snapdragon 8 gen2 ※8core(Cortex-X3×1@3.2GHz + Cortex-A715×4@2.8GHz + Cortex-A510×3@2.0GHz) |
| OS | Android 13 |
| ディスプレイ | OLED(有機EL)タッチスクリーン対応 サイズ:7インチ 解像度:1080p リフレッシュレート:120Hz |
| メモリ(RAM) | 8GB / 12GB / 16GB |
| ストレージ | 128GB / 512GB / 1TB |
| スピーカー | ステレオスピーカー |
| カメラ | 非搭載 |
| イヤホンジャック | 搭載 |
| ワイヤレス接続 | Bluetooth 5.3 Wi-Fi 7 |
| 端子 | USB Type-C |
| スロット | microSDカードスロット |
| バッテリー | 8000mAh |
| サイズ | 257 × 98.6 × 17.2 mm |
| 重量 | 430g |
以下の公式サイトや他にはAliExpressでも購入できます。
AYN「Odin2 Portal」のパッケージと内容物
「Odin2 Portal」のパッケージは、しっかりとした硬さがある紙製の箱で、薄いビニールで覆われています。

パッケージはダークグレーを基調とし、シンプルながらも高級感があります。

裏側は、購入したスペックが分かるようになっています。

パッケージは引き出して開封する形になっています。

パッケージを開封すると、しっかりと保護された本体が現れます。

パッケージの中には、以下の3点が入っています。
<内容物>
・Odin2 Portal 本体
・USBケーブル
・書類一式

付属のUSBケーブルは、Type-C to Type-Cケーブルです。
(充電アダプタは付属しないので、別途用意する必要があります。)

書類一式として、仕様などが記載された紙と合格証が付属します。

AYN「Odin2 Portal」の外観とスペックの確認
「Odin2 Portal」の外観を紹介します。
表側は全面ガラス張りで高級感があり、7インチの大画面OLEDが存在感を与えています。
左アナログスティックはXBOXやNintendo Switchのコントローラと同様で、上に配置されています。

画面右側には、スタートボタン、ABXYボタン(XBOX配列)、アナログスティック(押し込み可能)、バックボタン、スピーカーが配置されています。

画面左側には、セレクトボタン、アナログスティック(押し込み可能)、十字キー(Dパッド)、ホームボタン、スピーカーが配置されています。

側面下側には、microSDカードスロット(カバーあり)、3.5mmイヤホンジャック、USB-C端子が配置されています。

側面上側には、L1L2ボタン、R1R2ボタン、電源ボタン、音量ボタンが配置されています。

背面には、M1M2ボタンが配置されています。
また、大きな吸排気口が設けられています。

背面のグリップ部分は握りやすいようになっています。

本体の重量を実測したところ 433.4gでした。
公称値の430gよりも僅かに重たい結果となりました。

電源をONにするとAYNのロゴが表示されます。

初回電源投入時は、初期設定画面が表示されます。
画面に従ってセットアップをします。

セットアップ(初期設定)が完了すると使用できるようになります。
Androidスマホと同じようにAndroidの画面が表示されます。
Odin2 Portal専用のランチャーも用意されていますが、今回は通常のAndroidを選択しました。(ランチャーは自由に切り替え可能です)

Google Play も入っていますので、好きなアプリをインストールできます。

画面の上端から下にスワイプすると、各種設定項目が表示されます。
パフォーマンスやFanを切り替えたり、アナログスティックのLEDの点灯など、様々な設定が行えます。

プロセッサ(SoC)が「Qualcomm Snapdragon 8 gen2」、メモリが8GB、ストレージが128GB、OSはAndroid13であることが確認できます。

参考までにCPU-Zの情報も載せておきます。


AYN「Odin2 Portal」の性能計測
性能について、「Antutuベンチマーク(V10)」と「GeekBench 6」での計測結果を紹介します。
※Performanceは「Standard」、Fanは「OFF」で計測を行なっています
Antutuベンチマーク(V10)での性能計測
Antutuベンチマーク(V10)での性能計測結果を紹介します。
結果、スコアは「1,518,248」でした。

かなり高いスコアを叩き出しています。
参考までに「Snapdragon 865」を搭載したRetroid Pocket 5との比較結果を以下に記載します。
「Snapdragon 865」もかなり優秀なSoCですが、それと比較しても倍近くのスコアが出ています。
| スコア | |
| Odin2 Portal (SoC : Snapdragon 8 gen2) | 1,518,248 |
| Retroid Pocket 5 (SoC : Snapdragon 865) | 844,458 |
GeekBench 6での性能計測
GeekBench 6での性能計測結果を紹介します。
結果は、Single-Coreが「2,010」、Multi-Coreが「5,324」となりました。

GPU(OpenCL)の結果は「8,988」、GPU(Vulkan)の結果は「9,332」でした。


参考までに「Snapdragon 865」を搭載したRetroid Pocket 5との比較結果を以下に記載します。
| CPU | GPU | |||
| シングル | マルチ | OpenCL | Vulkan | |
| Odin2 Portal (SoC : Snapdragon 8 gen2) | 2,010 | 5,324 | 8,988 | 9,332 |
| Retroid Pocket 5 (SoC : Snapdragon 865) | 1,212 | 3,413 | 3,820 | – |
AYN「Odin2 Portal」の使用感
良いと感じた点
性能が高い
SoCに採用されている「Qualcomm Snapdragon 8 gen2」が強力で、ベンチマーク結果ではAntutuベンチマークで150万を超えるスコアを叩き出しています。これは「Snapdragon 865」を搭載したRetroid Pocket 5の倍近くの数値です。
Retroid Pocket 5でもエミュレータの性能としては十分でPS2までであればかなり快適に遊べました。それを遥かに超える性能で、エミュレータの性能としては申し分ないです。(これだけの性能があればPS3のエミュレータもそこそこプレイできますが、そもそもPS3のエミュレータがまだ発展途上なのでそこが残念です。)

Androidのゲームも快適に遊べます。
例えばスターレゾナンスであれば、グラフィックの設定で「最高設定」でも問題なくプレイできました。ただし、様々なAndroidのゲームをメインでプレイする場合は、本体の128GBのストレージ容量では不足するかもしれません。(microSDにインストールできるのであれば問題はありませんが)
本機は、Andorid搭載のゲーム機として現時点でも上位クラスに位置します。
画面が大きくて綺麗
画面には7インチ 1080p、リフレッシュレート120HzのOLED(有機EL)を搭載しています。
7インチの画面は大きく、ゲームをしていても没入感が違います。また、OLEDによる鮮やかな発色はとても綺麗で、明るい場所での視認性も良いです。
Odin2 Mini(5インチ)と比較すると、画面サイズの違いが歴然です。

特にPCやPS5などのゲームをリモートプレイで楽しむ際には、この大きくて綺麗な画面は最適だと感じました。
バッテリー持ちが良い
大容量の8000mAhのバッテリーを搭載しています。
そのおかげもあり、びっくりするぐらいバッテリーが減りません。
プレイするアプリやゲームによって違いますが、PCゲームのリモートプレイでは1時間で5%も減らない感じです。
長時間楽しみたい場合など、バッテリー残量を気にせずにプレイできるというのはとても良いです。
ファンの音が静か
基本的にファンの音が静かです。
ファンをONにしても、通常プレイ時にファン音が気になることはなく、ベンチマークアプリを実行している時ですらファンが気にならないぐらい静かです。もちろん、耳を近づけるとファンが回っているのは分かります。
また、ファンをOFFにしてもパフォーマンスは出るので、無音でプレイすることも可能です。(実際にベンチマーク時にはファンをOFFで計測しました。)
ファンの音がうるさいと、ゲーム音などを邪魔するので、静かというのは重要なポイントだと思います。
イヤホンジャックが搭載されている
本機には、3.5mmのイヤホンジャックが搭載されています。
最近の携帯ゲーム機(特に高級機)はイヤホンジャックが非搭載のものが増えてきていますが、本機ではちゃんとサポートされています。
イヤホンジャックが非搭載であっても、USB-C端子からイヤホンジャックに変換して使用することも可能ですが、変換ケーブルが必要な上にUSB-C端子を占有するので、やはり直接イヤホンを挿せる方が便利です。
気になった点
グリップ感(ホールド感)がもう少しほしい
本体が大きいこともあり、しっかりと本体をホールドしたいのですが、若干グリップ感が足りないと感じました。さすがにプレイ中に落とすことはないですが、もう少しグリップ感がほしいところです。
別売りにはなりますが、純正のグリップが用意されています。純正のグリップを装着するとグリップ感がとても良くなり、しっかりと本体をホールドできます。



別売りのグリップなしで同じぐらいのグリップ感があれば最高でしたが、よりグリップ感を得るためには別途購入する必要があります。
指紋が付きやすい
表側は全面ガラス張りで高級感があり、とても良いのですが、頻繁にガラス面に触れるため、指紋などの汚れが付きやすく、目立ちます。
クロスなどで簡単に拭き取れるので、こまめに手入れをすれば良いのですが、それが面倒に感じるかもしれません。
別売りの画面フィルムを貼り付けることである程度は解決できるので、場合によっては選択肢として考えてもらうと良いと思います。
まとめ
本記事では、Android搭載の携帯ゲーム機 AYN「Odin2 Portal」を紹介しました。
7インチ1080P、リフレッシュレート120Hzの大画面OLEDの美しさ、「Qualcomm Snapdragon 8 gen2」の強力なパフォーマンス(性能)、長時間プレイ可能なバッテリーを備えながらも、執筆時点でセール価格で259ドルからと破格の安さです。
コスパでは最強格のAndroid搭載携帯ゲーム機だと思います。
Android搭載の携帯ゲーム機を検討されている方には、ぜひ候補にしてもらいたいです。


コメント