この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
USBケーブルで接続している機器に供給されている電力を計測・確認したい。
USB電力テスターである「WINGONEER TC66」がどのような製品か知りたい。
機器を充電するために必要なUSBアダプタやUSBケーブルは様々な製品が販売されています。
どの製品も同じかというと、実は製品によって規格(出力できる電力量などの違い)があります。
例えば、 最大20W出力のアダプタやケーブルを使用した場合、それ以上の電力で給電可能な機器であっても20Wまでしか供給することができません。
しかも、アダプタやケーブルは見た目だけでは出力できる最大電力量を確認することは難しい上に、怪しい製品であれば公表されている電力が出せないものもあったりします。
そこで本記事では、USBケーブルで接続している機器に供給されている電力を実際に計測・確認できるUSB電力テスター「WINGONEER TC66」を紹介します。
「WINGONEER TC66」を使えば、USBケーブルから機器へ供給されている電力を計測できます。また、電力だけでなく、電流や電圧、電流の向き、温度など様々な項目の計測も可能です。
「WINGONEER TC66」があれば、機器に期待通りの電力が供給できているかを確認できるようになります。
USB電力テスター「WINGONEER TC66」の製品概要
「WINGONEER TC66」は、USBケーブルを流れる電流や電圧、電力の計測や確認が可能なUSB電力テスターです。
端子はUSB Type-Cとなっていて、機器とUSBケーブルの間に接続することで、USBケーブルを流れる電流や電圧、電力などを計測できます。
0.96インチのLCD HDカラーIPS液晶を備え、計測値を見やすく表示してくれます。
さらに、USB PD 100Wの計測にも対応しています。
詳細は、以下のAmazonのサイトでも確認できます。
WINGONEER「TC66」と「TC66C」の違い
USB電力テスターWINGONEER「TC66」と型番違いの「TC66C」というモデルも存在します。
両者の違いは、Bluetoothでの接続ができるか否かという点です。
「TC66」はBluetooth接続に非対応で、「TC66C」がBluetooth接続に対応しています。
Bluetooth接続に対応している「TC66C」であれば、パソコンやスマホのアプリから計測値を確認したり、グラフ表示をする事が可能になります。
パソコンやスマホでの表示が不要であれば、「TC66」で十分です。
「WINGONEER TC66」のパッケージと内容物
「WINGONEER TC66」のパッケージを紹介します。
パッケージは黒いビニールです。
パッケージには全くコストをかけていない感じです。
中にはケースに収まった「WINGONEER TC66」本体が入っています。
内容物は、ケースと「WINGONEER TC66」本体の2点です。
使用しない時にケースに収納できるのはありがたいです。
本体には保護用のフィルムが表側と裏側の両方に、USB Type-C端子には保護キャップが付いていますので、使用前に保護フィルムを剥がし、保護キャップを取ります。
「WINGONEER TC66」の外観と使用感
「WINGONEER TC66」の外観を紹介します。
表側です。
0.96インチの液晶画面が中央に配置されています。
側面下側にはK1ボタンとK2ボタン、PWRスイッチ、PDスイッチが配置されています。
K1ボタンとK2ボタンは画面表示の切り替えや設定を行う際に使用します。
PWRボタンは電源のON、OFFの切り替え、PDボタンはPDのON、OFFの切り替えができます。
側面右側には、USB Type-C(メス)端子が備わっています。
USBケーブルをこの端子に挿して使用します。
側面左側には、USB Type-C(オス)端子が備わっています。
機器のUSB Type-C端子に挿して使用します。
側面上側には、Micro USB端子が備わっています。
テスター本体に給電する際に使用します。(基本的にMicro USBでの給電なしで使用できますが、給電した方が安定して計測ができます)
実際にスマホに接続して計測しました。
スマホには4.9V、1.89A、9.276Wで給電できていることがわかります。
他にも電流の向きや抵抗値など様々な項目が表示されています。
iPad Proにも接続して計測しました。
18.93Wで給電できていることを確認できました。
K1、K2ボタンを押すと、写真のように表示を変えることも可能です。(他にもいくつかの表示モードが用意されています)
電力を計測したい場合は、電圧と電流、電力、電流の向きだけが表示される写真の表示モードが最適です。
設定の変更も可能です。
このように「WINGONEER TC66」は、機器とケーブルの間に接続することで簡単に電力などの計測ができます。基本的に給電なしで計測できるので、計測の手間もかかりません。
液晶画面に表示される文字もくっきりしていて見やすいです。
本製品よりも安価なUSB電力テスターもありますが、液晶画面の文字が見えにくいものも多く、それらに比べて本製品の液晶画面はかなり良いと感じました。
まとめ
本記事では、USBケーブルで接続している機器に供給されている電力を計測・確認できるUSB電力テスター「WINGONEER TC66」を紹介しました。
電力だけでなく、電流や電圧、電流の向き、温度など様々な項目の計測が可能です。
PDにも対応し、最大100Wまで計測できます。
液晶画面の文字も見やすく、簡単に計測できるので、USB電力テスターを探している人にはおすすめです。
コメント