この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
パソコンの画面録画、編集を1つのアプリで完結できるWondershare社の「DemoCreator」は、他の同様のアプリ(「Bandicam」「Bandicut」)と比較した場合、どうなのかが知りたい。
パソコンの画面録画、編集を行う場合に、1つのアプリで完結できて便利なのが「DemoCreator」です。
「DemoCreator」のように1つで完結できるアプリは少ないのですが、同じメーカーから画面録画と編集アプリが販売されていて、それらを組み合わせて使うことを想定しているアプリは存在します。
そこで本記事では、Wondershare社の画面録画・編集アプリ「DemoCreator」と類似アプリを比較した結果を紹介します。
今回比較する対象は、Bandicam Companyの「Bandicam」と「Bandicut」です。
「Bandicam」は画面録画の機能、「Bandicut」は編集機能を持つアプリです。
両者それぞれ特徴がありますが、結論としては「DemoCreator」が勝っていると感じました。
結論に至るまでの過程を紹介しますので、是非参考にしてください。
製品概要を紹介
Wondershare社の「DemoCreator」とは
「DemoCreator」は、Wondershare社が提供するパソコンにインストールして使用する画面録画・編集アプリです。
このアプリ1つで、画面録画した動画をそのまま編集して仕上げることが可能です。
直感的なUIとシンプルな操作で、初心者にも配慮されています。
詳細は、公式サイトにて確認できます。
Bandicam Companyの「Bandicam」と「Bandicut」とは
「Bandicam」と「Bandicut」は、Bandicam Companyが提供するパソコンにインストールして使用する画面録画・編集アプリです。
画面録画は「Bandicam」で行い、録画した動画ファイルの編集を「Bandicut」で行います。
画面録画と編集とで2つのアプリを使う形になります。
詳細は、以下の「Bandicam」、「Bandicut」の公式サイトにて確認できます。
「DemoCreator」と「Bandicam」「Bandicut」を比較
製品比較
「DemoCreator」と「Bandicam」「Bandicut」の比較は以下の通りです。
※価格は、改定やキャンペーン等により変動する可能性がありますので、必ず公式サイトでご確認ください
DemoCreator | Bandicam、Bandicut | |
メーカー | Wondershare | Bandicam Company |
対応OS | Windows / Mac | Windows |
画面録画機能 | ○ | ○ (Bandicamで実施) |
編集機能 | ○ | ○(Bandicutで実施) |
無料利用 | 可能(以下の制限あり) ・連続録画時間が最大10分 ・動画に透かしが入る ・ごく一部の編集機能が制限あり |
可能(以下の制限あり) ・連続録画時間が最大10分 ・動画にウォーターマーク(ロゴ)が表示される ・ごく一部の機能が制限あり |
価格 | 年間ライセンス1PC:2,480円 永続ライセンス1PC:4,480円 |
BandicamとBandicutのセット(永続)1PC用:6,690円 |
大きなレベルでの比較では両者にそれほどの差はありませんが、実際には編集機能でかなりの差があります。また、Macで使用したい場合は「DemoCreator」一択となります。
「DemoCreator」については、今回Mac版にて紹介しています。Windows版を使用される方は本記事に加えて、以下のサイトもあわせて参考にしてください。
使い勝手を比較(画面録画機能)
実際の画面録画の使い勝手を比較します。
「DemoCreator」での画面録画
「DemoCreator」のトップ画面で「PC画面のみ」を選択すると画面キャプチャが可能です。
※「PC画面とWebカメラ」では、より細かな設定やWebカメラ映像の同時録画も可能です
録画したい範囲を選択して(全画面も可能)、録画ボタンを押すだけで画面録画が開始されます。
画面録画を終了する場合は、停止ボタンを押すと終了し、録画した映像が動画ファイルに出力されます。
以上で画面録画は完了です。
「DemoCreator」の画面録画機能の詳細については、以下の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
「Bandicam」での画面録画
「Bandicam」のトップ画面で「指定した領域」を選択すると画面キャプチャが可能です。
※他にもフルスクリーンなども選択可能です
録画したい範囲を選択して、RECボタンを押すだけで画面録画が開始されます。
画面録画を終了する場合は、停止ボタンを押します。
録画した映像が動画ファイルに出力されます。
以上で画面録画は完了です。
使い勝手を比較(編集機能)
実際の編集の使い勝手を比較します。
「DemoCreator」での編集
「DemoCreator」では、かなり本格的に動画編集が可能です。
一般的な動画編集アプリと同様にタイムライン形式で編集を行なっていきます。
また、画面録画した動画ファイルをそのまま編集画面に連携することも可能です。
エフェクトやトランジション、注釈、キャプション、ステッカー、フィルター、効果音など様々な機能が搭載されています。
動画作成に必要なものはほとんど揃っていて本格的に編集できます。
「DemoCreator」の編集機能の詳細については、以下の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
「Bandicut」での編集
「Bandicut」では、簡易的な動画編集が可能です。
「Bandicut」の主な機能としては2つです。
・動画をカット(不要な部分を除去)
・動画同士を結合
「Bandicut」のトップ画面はかなりシンプルです。
動画をカットして不要な部分を除去していきます。
カットと言っても実際には動画の必要な部分だけを選んで、結合して出力する感じです。
(結果的に、不要な部分が除去された動画が出力されます)
このように簡易的な動画編集のみが可能です。
両アプリを比較した感想
「DemoCreator」は画面録画と編集が1つのアプリで統合されているため、画面録画した直後に編集画面に連携できるのが便利です。
画面録画機能としては、「DemoCreator」と「Bandicam」ともに細かな設定等ができ、それほど違いは感じませんでした。
どちらも分かりやすく、使いやすいです。
また、今のところWindows版限定にはなりますが、「DemoCreator」にはバーチャルヒューマン機能が備わっていて、アバターの作成が簡単にできます。
カメラに写っている自分の姿を、作成したアバターにリアルタイムに入れ替えることが可能です。(無料版でも体験可能なので、ぜひ試してもらいたいです)
編集機能としては、「Bandicut」よりも「DemoCreator」の方が圧倒的に充実しています。
最低限の編集作業であれば「Bandicut」でも可能ですが、本格的な編集作業をこなすことを考えた場合は、様々な機能が用意されている「DemoCreator」に軍配が上がります。
どちらも良いアプリではありますが、どちらかひとつと言われると「DemoCreator」をおすすめします。
(編集アプリは他のアプリを使う(既に持っている)といった場合は、「Bandicam」を購入する方が安く済みます。)
まとめ
本記事では、Wondershare社の画面録画・編集アプリ「DemoCreator」と類似アプリとしてBandicam Companyの「Bandicam」「Bandicut」を比較した結果を紹介しました。
画面録画については、双方良い点があり、どちらも分かりやすく使いやすいです。
しかし、編集については圧倒的に「DemoCreator」が高機能で充実しています。
画面録画・編集アプリを探している方は参考にしていただければと思います。
■Wondershare「DemoCreator」
■Bandicam Company「Bandicam」「Bandicut」
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