この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 動画の形式を変換したい。(例えば、MOV形式から MP4形式に変換したい)
- 動画の解像度の変更や容量を小さくしたい。
- 動画に関する様々な機能を持った動画変換ソフト「Wondershare UniConverter」がどのような製品か知りたい。
動画ファイルを人からもらったり、ネット上からダウンロードした際、動画の形式によっては自分の環境で再生できない場合があります。(あるいは、扱いにくい形式なので動画形式を変えたい場合もあると思います。)
また、人に動画ファイルを渡すときも、動画形式によっては相手の環境で再生できない場合があります。
このような場合に、動画の形式を変更できるととても便利です。
また、8Kや4Kといった高解像度で録画した動画はデータ容量が大きくなります。そのような時に解像度を下げたり、劣化を抑えながら圧縮できると、動画のデータ容量を抑えることができます。(人に動画ファイルを送る時などに重宝します。)
そこで本記事では、動画に関する様々な機能を持った動画変換ソフト「Wondershare UniConverter」を紹介します。
「Wondershare UniConverter」は、1,000種類以上の形式に対応した動画変換ソフトで、動画変換以外にも、動画圧縮、動画編集、動画ダウンロード、DVDやCDへ書き込みなど、便利な機能が多数詰まった万能な動画統合ソフトです。
本製品があれば、動画でやりたいことのかなりの部分を解決できます。
ソフトの操作も簡単で初心者にもやさしく、無料版も用意されています。
記事内では、ソフトの概要からインストール、使用方法まで説明しますので、ぜひ参考にしてください。
動画変換ソフト「Wondershare UniConverter」の製品概要
機能概要
「Wondershare UniConverter」は、Wondershare社が提供する1,000種類以上の形式に対応した動画変換ソフトです。
動画変換以外にも、動画圧縮、動画編集、動画ダウンロード、DVDやCDへ書き込みなど、便利な機能が多数詰まった万能な動画統合ソフトです。
Wondershare社は2003年に設立された会社で、動画編集などのクリエイティブ系製品をはじめデザインやユーティリティ系製品といった幅広い分野で、数多くのソフトウェアソリューションを展開しています。
「Wondershare UniConverter」の主な機能は以下の通りです。
■動画ファイルの形式変換(解像度変換、圧縮にも対応)
・高速ファイル変換
GPUを活用し、最大130倍の高速な変換に対応
・ファイルの同時変換にも対応
1つのファイル変換にかかる時間と同じ時間で20ファイルを同時に変換可能
・様々な動画形式に対応
MP4、MOV、MKV、WMV、MP3 などの一般的な音声および動画形式を含む
約 1,000種類以上の形式の変換をサポート
・解像度の変換、動画圧縮にも対応
音声/動画の高品質ロスレス圧縮(品質をキープしながら最大 90% の圧縮率)
8K / 4K 動画を簡単に 1080P へ圧縮
■動画編集
動画のカット、トリミング、テキスト・字幕挿入、エフェクトなどの簡易な動画編集が可能。
■画面録画
PC画面やインカメ、外付けカメラなどの映像の録画(動画ファイルに記録)が可能。
■動画ダウンロード
10,000を超える動画サイトから動画や音楽をダウンロード
■DVD作成
動画ファイルからDVDの作成が可能。
■動画プレーヤー搭載
様々なファイル形式、高解像度の動画にも対応したプレーヤーを搭載。
■動画結合
複数の動画を一つの動画にシームレスに結合可能。
■ボイスチェンジャー
ボイスエフェクトを選択し、動画の音声の変換が可能。
上記以外にも、透かし編集(動画へのウォーターマークの追加や編集)やノイズ除去(動画内の不要なノイズをAIが自動で除去)、ボーカル削除(音声トラックから声を削除)、GIF作成(写真や動画からGIFアニメを作成)など、まだまだたくさんの機能を備えています。
詳細は、以下の公式サイトで確認できます。
動作環境
「Wondershare UniConverter」には、Windows版とMac版が用意されています。
それぞれの動作環境は以下の通りです。
要件は低いので、現役で使用している大半のパソコンで動作します。
■Windows版の動作環境
対応OS | Windows 11、10、8、7、Vista |
CPU | 750MHz以上の Intel または AMD のCPU |
メモリ | 256MB以上 |
ディスク空き容量 | 100MB以上 |
■Mac版の動作環境
対応OS | macOS X 12、11、10.15、10.14、10.13、10.12、10.11 |
CPU | 1GHz Intel プロセッサー及びそれ以上(M1以上にも対応) |
メモリ | 512MB以上 |
ディスク空き容量 | 100MB以上 |
ライセンス体系(無料版あり)
「Wondershare UniConverter」には、無料版(試用版)と有料版(ライセンス購入が必要)があります。
無料版と有料版の大きな違いは、無料版には使用できる機能や数(長さなど)に制限があることです。例えば、動画形式の変換は無料版でも可能ですが、動画の3分の1の長さまでしか変換できません。
無料版で実際に試してみて十分使えることを確認した上で有料版を購入できるので、購入してから後悔することはありません。
有料版のライセンスには、以下の3種類が用意されています。
・月額プラン(Windows版のみ)
・1年間プラン
・永続ライセンス
Windows版とMac版で価格は異なります。
実際の価格は下記の公式サイトで確認できます。無料版と有料版との違いの確認やライセンスの購入もできます。
■Windows版の価格や無料版と有料版との違い、ライセンス購入
■Mac版の価格や無料版と有料版との違い、ライセンス購入
「Wondershare UniConverter」のインストール方法
「Wondershare UniConverter」のインストール方法を紹介します。
本記事では、Mac版で説明します。
以下の公式サイトにWebブラウザでアクセスします。
アクセスしたサイトで、「無料ダウンロード」をクリックします。
インストーラーファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックで起動します。
インストーラーが起動します。
「インストール」をクリックします。
インストールが開始されます。
100%になるまでしばらく待ちます。
100%になると自動的にソフトが起動します。
これでインストールは完了です。
事前に有料版のライセンスを購入している場合は、ライセンスを登録して有料版として使用できます。ライセンスを登録するには、画面右上の人型のアイコンをクリックします。(無料版として試してみる場合は、ライセンス登録は不要です。)
ログイン画面が表示されるので、ライセンス購入時に登録したメールアドレス(Wondershare ID)とパスワードを入力してログインするとライセンスとの紐付けが完了し、有料版として使用できるようになります。
ログインが完了すると右上の人型のアイコンが変わります。
以上でライセンスの認証が完了し、有料版として使用できるようになりました。
「Wondershare UniConverter」の使用方法
「Wondershare UniConverter」の使用方法を紹介します。
数ある機能の中で、以下の3つについて実際の使い方を順番に説明します。
1)MOV形式の動画ファイルをMP4形式に変換する
2)動画ファイルを圧縮してデータ容量を減らす
3)動画プレーヤーで動画を再生する(無料版でもフルで使用可能)
1)MOV形式の動画ファイルをMP4形式に変換する
実際に「Wondershare UniConverter」を使って、MOV形式の動画ファイルをMP4形式に変換していきます。
「Wondershare UniConverter」を起動し、「変換」をクリックします。
ファイルアイコンをクリックして変換したい動画ファイルを選択するか、変換したい動画ファイルをドラッグ&ドロップします。(今回はMOV形式の動画ファイルをMP4に変換したいので、MOV形式の動画ファイルをドラッグ&ドロップします)
変換したい動画ファイルが表示されます。
変換後の形式はデフォルトがMP4になっています。
今回は変更する必要はありませんが、MP4以外の形式にしたい場合は、ファイルアイコンをクリックし、表示された形式一覧から選択することで他の形式に変更が可能です。
画面下の出力先を必要に応じて変更し、「変換」をクリックします。
変換が完了するまで待ちます。(今回のファイルは10秒強で完了しました)
変換が完了すると「成功」が表示されます。
MP4形式に変換された動画ファイルが指定したフォルダに出力されました。
もちろん動画の再生も問題なくできました。
このように、動画ファイルと変換後の形式を選択するだけで、MOV形式からMP4形式への変換が簡単にできました。
2)動画ファイルを圧縮してデータ容量を減らす
実際に「Wondershare UniConverter」を使って、動画ファイルを圧縮してデータ容量を減らします。
「Wondershare UniConverter」を起動し、「動画圧縮」をクリックします。
ファイルアイコンをクリックして圧縮したい動画ファイルを選択するか、圧縮したい動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
圧縮したいファイルが表示されます。
圧縮率の変更も可能です。ファイルアイコンをクリックすると圧縮率変更の画面が表示されます。デフォルトは70%になっていますが、最小10%まで変更可能です。
画面下の出力先を必要に応じて変更し、「圧縮」をクリックします。
圧縮が完了するまで待ちます。(今回のファイルは20秒強で完了しました)
圧縮が完了すると「成功」が表示されます。
指定したフォルダに圧縮後の動画ファイルが出力されました。
実際の圧縮前と圧縮後の動画を比較しましたが、圧縮後も十分に綺麗で、違いがほとんどわからないぐらいです。ファイルサイズは圧縮前が298.8MBで、圧縮後は210.1MBになり約3分の2になりました。もちろんもっと圧縮率を上げればさらにファイルサイズを小さくできます。
動画ファイルの圧縮も、動画と圧縮率を選択するだけで簡単にできました。
画質の損失を抑えながら、ファイルサイズを減らすことができました。
複数ファイルを一括で変換することも可能です。
ファイル選択時に複数のファイルを選択すると一覧で表示されます。圧縮率などを設定して「一括変換」をクリックします。
すべてのファイルが「成功」になると完了です。
大量にファイルがある場合は、一括での圧縮はとても便利です。
3)動画プレーヤーで動画を再生する
「Wondershare UniConverter」に付属する動画プレーヤーがかなり優秀なので、こちらも紹介します。
動画プレーヤーは無料版でもフル機能を使用できます。
まず、何が優秀なのかというと、MP4、MKV、FLV、AVI、MPV、MP3、SWFをはじめ、4K動画やDVDなど約1,000種類の形式に対応しているという点です。他のプレーヤーで再生しようとして再生できなかった動画ファイルの形式も、本プレーヤーでは再生できる可能性が高いです。
また、プレーヤーだけを単独で起動できるという点も便利です。
(初回はUniConverterから起動する必要があります。初回起動時にプレーヤーのアイコンをDockに入れておけば2回目以降は単独で起動できます。)
最初にプレーヤーを使用するには、「Wondershare UniConverter」を起動し、「プレーヤー」をクリックします。
プレーヤーが起動します。
あとは「ファイルを開く」をクリックして動画ファイルを選択するか、動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけで再生できます。
(再生速度の変更も可能です。個人的にはこれが結構便利です。)
このように動画が再生されます。
プレーヤーだけでもかなりの価値があると感じました。
まとめ
本記事では、動画に関する様々な機能を持った動画変換ソフト「Wondershare UniConverter」を紹介しました。
1,000種類以上の形式に対応した動画変換ソフトで、動画変換以外にも、動画圧縮、動画編集、動画ダウンロード、DVDやCDへ書き込みなど、便利な機能が多数詰まった万能な動画統合ソフトです。
本製品があれば、動画でやりたいことのかなりの部分を解決できます。
実際の使い方でも紹介した通り、簡単な画面操作で動画変換などの機能が使え、初心者にもやさしいです。
今回紹介した機能はほんの一部で、他にも様々な機能があります。無料版も用意されているので、まずは試してもらえればと思います。同梱の動画プレーヤーも便利です!
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