この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
初心者でも簡単に画面録画と編集ができるアプリが知りたい。
Wondershare社のアプリ「DemoCreator」がどのような製品か知りたい。
最近では、オンラインミーティングやゲーム配信、教育を目的とした操作説明など、パソコンの画面を録画(動画でキャプチャ)するシーンが増えています。
また、画面録画した動画をそのまま使用するのではなく、編集作業をすることも多いです。
画面録画と編集は基本的に別々のアプリを使用するので、それぞれのアプリを導入する必要があり、手間が2倍かかる上に、費用も2本分かかります。
そこで本記事では、画面録画から編集まで1つのアプリで完結するWondershareの「DemoCreator」を紹介します。
「DemoCreator」は操作方法も分かりやすく、初心者でも簡単に扱えます。
また、必要な機能は搭載されていますので、簡単に画面録画して、編集したいという場合には最適なアプリです。
無料版も用意されていて、ほとんどの機能を試せます。
画面録画・編集アプリ「DemoCreator」とは
製品概要
「DemoCreator」は、Wondershare社が提供するパソコンにインストールして使用する画面録画・編集アプリです。
このアプリ1つで、画面録画した動画をそのまま編集して仕上げることが可能です。
直感的なUIとシンプルな操作で、初心者にも配慮されています。
Mac版とWindows版が用意されています。
本記事ではMac版を紹介します。
詳細は、「DemoCreator」の公式サイトをご覧ください。
動作環境
Mac版の動作環境は以下の通りです。
OS | macOS 12(Monterey)、macOS 11(Big Sur)、macOS 10.15(Catalina)、macOS 10.14(Mojave)、macOS 10.13 (High Sierra) |
CPU | Intel i5以上のマルチコアプロセッサー、 2GHz以上 |
メモリ | 8 GB RAM(HDまたは4K動画の場合は、16GB以上が必要) |
GPU | Intel HD Graphics 5000 またはそれ以上 NVIDIA GeForce GTX 700 またはそれ以上 AMD Radeon R5 またはそれ以上 |
ディスク | インストールのため、最低10GBのHDD空き容量が必要 (HD または 4K動画を編集する場合、SSDを推奨) |
インターネット | ソフトウェアの登録には、インターネット接続が必要 |
ライセンス体系(無料版と有料版の違い)
「DemoCreator」には有料版だけでなく、無料版が存在します。
無料版で実際に試してみて十分使えることを確認した上で有料版を購入できるので、購入してから後悔することはありません。
有料版には「年間プラン」と「永続ライセンス」があります。
長く使うのであれば「永続ライセンス」が断然お得です。
※追加エフェクトがセットになったバンドル製品も用意されています
ライセンスの詳細(無料版と有料版の細かな違い)や価格は、以下の公式サイトで確認できます。有料版のライセンス購入も行えますので、有料版を使用したい方はこちらから購入してください。
「DemoCreator」のインストール方法
「DemoCreator」のインストール方法を紹介します。
実際にインストールする手順を説明します。
1)「DemoCreator」の公式サイトにアクセスします。
2)アクセスした公式サイトで、「無料ダウンロード」をクリックします。
インストーラがダウンロードされます。
3)ダウンロードしたインストーラ(ファイル)をダブルクリックで実行します。
4)インストーラが起動します。
「インストール」をクリックします。
5)インストールが開始されますので、100%になるまで待ちます。
6)100%になると、アンケート画面が表示されます。
適切な項目を選択して、「今すぐ始める」をクリックします。
7)「DemoCreator」が自動的に起動します。
これでインストールは完了です。
(無料版として使用できる状態になりました)
購入した有料版ライセンスをアプリへ登録する方法
有料版のライセンスを購入している場合、無料版としてインストールした「DemoCreator」アプリを有料版に変更できます。
ここでは、その方法を説明します。
※無料版で使用を続ける場合は、この説明は飛ばしてください
1)「DemoCreator」アプリの右上にある「ログイン」をクリックします。
2)ライセンス購入時に登録したメールアドレス(Wondershare ID)を入力し、
「次へ」をクリックします。
3)ライセンス購入時に登録したパスワードを入力し、
「ログインしてください。」をクリックします。
4)ログインが完了すると、右上にあった「ログイン」が人型のアイコンに変わります。
以上でライセンスの認証が完了し、有料版として使用できるようになりました。
「DemoCreator」の使い方
「DemoCreator」では、初めに画面録画をして動画ファイルに記録し、次に記録した動画ファイルを編集するという2つのステップを順に行います。
この2つのステップ「画面録画のやり方」と「編集のやり方」を順番に説明します。
今回は分かりやすさを重視して、Web上の動画を画面録画して、録画した映像を編集するといったシーンで説明します。(オンラインミーティングやゲーム配信などを目的とした動画でも、この手順が基本となります。)
画面録画のやり方
画面録画の方法を説明します。
「DemoCreator」のトップ画面で「PC画面のみ」をクリックします。
以下のメッセージが表示された場合、macOSのシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」で「DemoCreator」のアクセスを許可します。
録画バー(録画操作をするボタン類)と録画エリア(画面録画する範囲)が表示されます。
今回はお試しとして、Webブラウザで表示したYouTubeの動画(著作権フリーの動画)を録画しようと思います。
Webブラウザを立ち上げ、YouTubeの画面を表示します。
録画エリアをマウスで動かして(移動や大きさの変更を行う)、録画したい範囲を決めます。(YouTubeの動画を録画するので、動画の範囲に録画エリアを設定します)
録画したい範囲を決めたら、録画バーにある録画ボタンをクリックします。
以下の「システムオーディオを録音するには、オーディオドライブをインストールする必要があります」メッセージが表示された場合、「はい」をクリックして、画面指示に従ってインストールを実施してください。インストール後OSの再起動が必要になります。
再度、録画したいエリアを決めて、録画バーにある録画ボタンをクリックします。
カウントダウンが始まり、画面録画が開始されます。
画面録画を終える場合は、録画バーにある停止ボタンをクリックします。
以上で画面録画は完了です。
編集のやり方
画面録画を停止すると、自動的に以下の画面が表示され、録画した動画が再生されます。
このまま動画編集に移りたいので、「動画編集」をクリックします。
編集画面が開きます。
編集画面は、一般的な動画編集アプリと同様に、タイムライン上で編集する形式となっています。
先ほど画面録画した動画がライブラリに表示されています。
ライブラリにある、先ほど画面録画した動画をタイムラインにドラッグ&ドロップします。
まずは動画の不要な部分をカットします。
黄色いバーをカットしたい部分に移動させ、黄色いバーの丸い部分をクリックすることで動画を分割します。次に分割した動画の不要な部分を削除することでカットできます。
「キャプション」には多数のオープニングや字幕などがあらかじめ用意されていて、簡単に使用できます。
入れたいキャプションを選択して、ドラッグ&ドロップするだけです。
もちろんテキストの内容や位置、大きさなど自由に変更可能です。
あと、よく使う「トランジション」(動画と動画を繋ぐ効果)も多数用意されています。
「ステッカー」や「フィルタ」、「効果音」、他にも様々な機能が用意されていて、簡単な編集作業だけでなく、本格的な編集作業が可能です。
自由に使える効果音が多数用意されているのは嬉しいポイントです。
編集が完了したら、次は動画ファイルに書き出します。
「エクスポート」をクリックします。
動画のフォーマットやプロジェクト名(ファイル名)、保存先などを設定し、「エクスポート」をクリックします。
※YouTubeへ直接アップロードすることも可能です
動画ファイルへの書き出しが開始されますので、100%になるまで待ちます。
100%になると「エクスポート完了」と表示されますので、「フォルダを開く」をクリックします。
動画ファイルが書き出されたフォルダが開きます。
出力した動画ファイルが保存されています。
以上で、画面録画から編集、動画ファイルへの書き出しは完了です。
一連の流れを1つのアプリで、簡単な操作で実現できました。
今回はわかりやすさを優先して簡単な編集のみでしたが、編集機能が充実していますので、本格的に編集することも可能です。
さらに、「DemoCreator」は高頻度でアップデートされている点も魅力です。
最近では、リアルタイムで喋れる、表情を模倣できる仮想アバターを即座に作成できる「バーチャルヒューマン録画機能」や「ボイスチェンジャー機能」なども搭載されています。
※Windows版とMac版で搭載機能に差異があります。詳しくは以下の公式サイトで確認できます。
まとめ
本記事では、画面録画から編集まで1つのアプリで完結するWondershareの「DemoCreator」を紹介しました。
Macで画面録画するアプリは「DemoCreator」の他にも多数存在します。
以下のサイトに情報がまとまっていますので、あわせて参考にしてください。
「DemoCreator」は、複数のアプリを使い分ける必要がなく、1つのアプリで完結する点と操作が分かりやすく初心者でも問題なく扱える点が特に魅力的です。
オンラインミーティングやゲーム配信、教育を目的とした操作説明など、パソコンの画面を録画(動画でキャプチャ)、編集するアプリを探している方は参考にしていただければと思います。
コメント
YouTubeから検索で管理人さんのを知りました。
確認ですが、無料版をずっと続けたければ、そのままの状態にしておけばいいのですか。なんか体験版があるので、時期がくれば無料がストップしてしまうと思っていました。
しろうさん、こんにちは。
記事をご覧いただきありがとうございます。
無料版には期限がなかったと思いますので、無料版を使い続けることは可能なはずです。
事の発端はApowersoftの仕様変更からです。代替としてGomCamも考えたのですが、情報収集という面でDemoCreatorに劣るという感じですね。
1つの録画の時間が10分いないです。録画時間がながくなるようであれば有償版も考えます。
ところでこのアプリはCPU5以上ですね。今度はPC
探しです。
そういう背景があったのですね。
使用されているPCはMacですか?Macであれば本記事に記載の通りのスペックが推奨ですが、Windowsであれば以下の公式ページに推奨PCスペックが記載されています。
まずはお持ちのPCで無料版で動作を確認されるのが良いと思います。
どうしても動作が重たい場合にPCを探されるのが良いかと思いました。