この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- Macの不要なファイルなどを削除して空き容量を増やしたい。
- Macを購入した時と比べて、動作が重く(遅く)なってきた。
- Macのクリーナーアプリ「BuhoCleaner」がどのような製品か知りたい。
Macを長年使用していると、ストレージの空き容量が少なくなってきたり、購入時と比べて動作が重くなってきたりします。Macの再起動で一部解消するものもありますが、毎回再起動するのは手間な上に、解消しない問題も多く残ります。
そのような場合に役立つのがクリーナーアプリです。クリーナーアプリについては、こちらの記事も参考になります。
クリーナーアプリは重くなってきたMacの挙動を改善したり、不要なファイルを削除して空き容量を増やすことができるソフトウェアです。
数あるクリーナーアプリの中で、本記事では、安価で多機能なMac用のクリーナーアプリ「BuhoCleaner」を紹介します。
「BuhoCleaner」は、簡単な画面操作で不要なファイルの削除やRAM(メモリ)の解放などが可能で、Macを最適な状態に保てます。価格が安価なのも嬉しいポイントです。
購入した時と比べてMacが重くなってきたり、空き容量が不足して困っている方は、記事の内容を参考にしてください。Macで空き容量を増やす方法については、こちらの記事も参考になります。
Macのクリーナーアプリ「BuhoCleaner」とは
製品概要
「BuhoCleaner」は、Dr.Buho社が開発・販売を手掛けるMac用のクリーナーアプリです。
Dr.Buho社は、開発チームを中国の成都に持ち、本社が日本にある会社です。
複雑な Mac アプリを iOS アプリと同じくらい簡単に扱えるようにすることをミッションとしており、同社の製品は180カ国以上の国で使用されています。
「BuhoCleaner」には、メインの機能である「クイックスキャン」以外にもMacを最適な状態に保つための機能が多数搭載されています。
主な特徴(機能)は以下の通りです。
クイックスキャン
Macのストレージを占めているすべての不要なファイル等を見つけて削除できます。
アンインストーラ
不要なアプリを完全削除します。強力なアプリのフィルタリングとグループ化機能の搭載により、その残留ファイルとともに完全に削除することができます。
大容量ファイル削除
容量の大きい不要なファイルを検出し、削除できます。
重複ファイル削除
重複したファイルを検出し、不要な場合は削除できます。
起動項目管理
Macを起動またはログインしたときに自動的に開くアプリを表示、管理(有効、無効の変更)できます。
Macモニター
RAMやディスクの使用量、CPUの負荷や温度、ファンの回転数、ネットワークの速度など、システムの状態をステータスバーでリアルタイムに確認できます。Macのメモリが足りなくなった場合でもワンクリックでRAMの解放が可能です。
上記以外にも、様々な機能が搭載されています。
詳細は以下の公式サイトで確認できます。
動作環境
動作環境は以下の通りです。
対応OS | macOS 10.10 以降 |
CPU | Intel または Apple Silicon チップ |
ディスク空き容量 | 54MB以上 |
ライセンスについて(無料版あり)
「BuhoCleaner」には、無料版と有料版(ライセンス購入が必要)が用意されています。
無料版では、有料版と比べてできることが限られますが、使用感は確認できるので、まずは無料版で試してみて気に入ったら有料版のライセンスを購入するというので良いと思います。
(無料版には、削除できるファイルが最大3GBまでといった制限があります)
有料版のライセンスには、以下の3種類が用意されています。
・シングルプラン(Mac1台、永久利用可能)
・ファミリープラン(Mac3台、永久利用可能)
・ビジネスプラン(Mac10台、永久利用可能)
※上記以外にも別アプリとのセット購入も用意されています。
実際の価格については下記の公式サイトで確認できます。ライセンスの購入も可能です。
「BuhoCleaner」のインストール方法
「BuhoCleaner」のインストール方法を紹介します。
以下の公式サイトにWebブラウザでアクセスします。
アクセスしたサイトで、「無料ダウンロード」をクリックします。

インストーラーファイルがダウンロードされます。
インストーラーファイルをダブルクリックで実行します。

「BuhoCleaner」のインストーラーが起動します。
左の「BuhoCleaner.app」のアイコンを右の「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップします。

これでインストールは完了です。
Launchpadを開くと、「BuhoCleaner」アプリのアイコンが表示されています。

「BuhoCleaner」アプリのアイコンをクリックして、アプリを起動します。
「プライバシーポリシー」と「利用規約」の同意画面が表示されます。
内容を確認し、問題がなければ「同意」をクリックします。

「利用開始」をクリックします。

「BuhoCleaner」アプリの画面が表示されます。
この時点では、無料版として使用できる状態です。

無料版から有料版に変更(ライセンス認証)する方法を説明します。
※とりあえず無料版で使用する場合は、本説明は飛ばしてください
画面左下の「完全版を購入」ボタンをクリックし、「ライセンス認証番号を入力」をクリックします。
※「ライセンス購入」ボタンをクリックすることで、ここからライセンスの購入も可能です

「ライセンス認証番号」を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

これで有料版として使用できる状態になりました。
「BuhoCleaner」の使い方
「BuhoCleaner」に搭載されているいくつもの機能の中で、メイン機能の「クイックスキャン」を含めた以下の3つの機能の使い方を紹介します。
1)クイックスキャンの使い方
2)アンインストーラの使い方
3)Macモニターの使い方
※他にも様々な機能がありますので、ぜひ実際に試してみてください
1)クイックスキャンの使い方
Macのストレージを占めている不要なファイル等を削除できる「クイックスキャン」の使い方を説明します。
この機能を使用することで、簡単に不要なファイルの検出、削除が可能です。
「BuhoCleaner」を起動し、左メニューの「クイックスキャン」を選択します。
初回は「BuhoCleaner」にディスクへのフルアクセス権限が許可されていません。そのため、スキャンの範囲が限られます。より多くのファイルをスキャンしたい場合には、画面右の「アクセス許可」をクリックします。(アクセス許可は最初の1回だけ実施すれば以降は不要です)

「BuhoCleaner」へフルディスクアクセスの権限を与えます。

再度「BuhoCleaner」を起動し、「クイックスキャン」の画面で「スキャン」をクリックします。

スキャンが開始されるので、完了するまで待ちます。

スキャンが完了すると、以下の画面のようにどのぐらいファイルを削除できるかが表示されます。この画面から削除の実施も可能ですが、詳細を確認してから削除した方が良いので、「詳細を確認」をクリックします。

詳細画面では、削除対象ファイルの確認や削除するか否かの選択ができます。
デフォルトで削除の候補にチェックが付いているので、必要に応じて変更する形となります。確認、変更ができたら「削除」をクリックします。

確認画面が表示されるので、「続ける」をクリックします。

不要なファイルの削除が完了すると、以下の画面が表示されます。

たったこれだけの簡単な操作でストレージの空き容量を確保できました。
2)アンインストーラの使い方
不要なアプリを完全削除できるアンインストーラの使い方を説明します。
この機能を使用することで、通常のアプリ削除では残ってしまう場合がある残留ファイル(キャッシュや設定ファイルなど)も完全に削除できます。
「BuhoCleaner」を起動します。
左メニューの「アンインストーラ」を選択し、「スキャン」をクリックします。

Macにインストールされているアプリが一覧で表示されます。

アプリを展開表示すると、アプリに関連するファイル群が一覧で表示されます。

削除したいアプリを選択し、「削除」をクリックします。
(アプリを選択すると、選択したアプリに関連するファイル群も全て選択されます)

確認画面が表示されるので、「削除」をクリックします。

以下の画面が表示されると、アプリの削除は完了です。

3)Macモニターの使い方
個人的に特に便利だと感じている「Macモニター」の使い方を説明します。
使い方は簡単で、Macのメニューバーに表示されている「BuhoCleaner」アイコンをクリックすると、Macモニターが表示されます。
RAMやディスクの使用量、CPUの負荷や温度、ファンの回転数、ネットワークの速度など、システムの状態をリアルタイムに確認できます。

また、MacモニターからRAMの開放やクイックスキャンの実行、「BuhoCleaner」の起動がワンクリックで行えます。例えばRAMの開放を行いたい場合、RAMの情報の右にあるカミナリのようなアイコンをクリックするだけです。

RAMの解放により、圧迫されていたメモリの状態が改善されました。


Macの状態が一目で分かり、RAM解放や不要なファイルの削除などがワンクリックで実施できるので、とても便利です。
まとめ
本記事では、安価で多機能なMac用のクリーナーアプリ「BuhoCleaner」を紹介しました。
簡単な画面操作で不要なファイルの削除やメモリの解放などが行え、Macを最適な状態に保てます。
個人的にはMacモニターの機能が特に便利で、MacモニターからMacの状態をリアルタイムで確認しつつ、RAMの解放や不要なファイルの削除がワンクリックで行えます。この機能だけでも「BuhoCleaner」を使う価値があると感じています。
本記事では詳細をお伝えできなかった機能が他にもたくさん搭載されています。また、永久ライセンスであるにも関わらず安価なのも助かります。
Mac用のクリーナーアプリを探されている方には、ぜひ候補にしてもらえればと思います。
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