この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- iPhoneのパスコードを忘れてiPhoneが使えなくなってしまった
- iPhoneで使っているAppleIDのパスワードを忘れてしまった
- iOS デバイスのパスコード解除ソフト「Tenorshare 4uKey」の使い方が知りたい
Apple製品はセキュリティが高く、安心ですが、iPhoneのパスコードやAppleIDのパスワードが分からなくなった場合、ショップでも対応してもらえません。
そのような場合に簡単な操作でパスコードが解除できたらいいのにと思いませんか?
そこで本記事では、iOS デバイスのパスコード解除ソフト「Tenorshare 4uKey」を紹介します。
「Tenorshare 4uKey」は、iPhone や iPad などの iOS デバイスのパスコードや Apple ID のパスワードを忘れた場合に、簡単に解除することができるソフトウェア です。また、スクリーンタイムのパスコードを解除することもできます。
※機能によってはiOSバージョンなどに制限があります
記事内では、「Tenorshare 4uKey」のインストールから、実際にiPhone8を使ってパスコードの解除まで行いますので、参考にしていただければと思います。
「Tenorshare 4uKey」の製品概要
「Tenorshare 4uKey」は、iPhone や iPad などの iOS デバイスのパスコードや Apple ID のパスワードを忘れた場合に、簡単に解除することができるソフトウェア です。また、スクリーンタイムのパスコードを解除することもできます。
※機能によってはiOSバージョンなどに制限があります
簡単な画面操作で機能が使え、詳しくない方にも優しいソフトウェアです。
Tenorshare社は、2007年に香港に設立されたITソリューション企業です。
世界中で1,000万人以上のユーザーを抱えていて、Windows、Mac、iOS、Android向けソフトウェアの開発・販売を中心に事業を展開し、スマホやパソコンのコンテンツ管理、データ復旧、パスワード解析、システム不具合解消など、多様な分野でサービスを提供しています。
「Tenorshare 4uKey」の主な機能
「Tenorshare 4uKey」の主な機能は以下の通りです。
iPhoneのロック解除
パスコードを忘れた場合でもiPhoneのロックを解除できます。
4桁のパスコード、6桁のパスコード、Touch ID / Face ID、カスタム英数字コードに対応。
※ロック解除により、端末は初期化されるので、元のデータはすべて消えます。
Apple ID を削除
Apple IDのパスワードを忘れた場合などに、パスワードなしでApple ID を削除できます。
※Apple IDの削除は対象OSの制限があるなど、いくつかの注意点があります。詳細は、こちらの公式サイトの「注意点」をご確認ください。
スクリーンタイムのパスコードを削除
アプリの時間制限を設定するために設定されたスクリーンタイム・パスコードを解除できます。
※この操作では、端末のデータは消えません。
MDMロックをバイパス
企業や学校などが管理する iOS デバイスで使用される MDM 制御によって、iPhone の使用が制限 されている場合でも、MDM ロックを解除できます。
このように、「Tenorshare 4uKey」は iOS(iPhoneやiPad)のパスコードに関する様々な機能を有しています。
公式サイトにも記載されているように、本製品を使用したビジネス目的での違法なロック解除は禁止されていますのでご注意ください。
詳細は、以下の公式サイトでも確認できます。
「Tenorshare 4uKey」の使い方
「Tenorshare 4uKey」の使い方として、インストール方法と実際の利用方法(今回はiPhone8を使って実際にパスコードを解除する方法)を紹介します。
インストール方法
「Tenorshare 4uKey」のインストール方法を紹介します。
今回はMac版で説明をします。
以下の公式サイトにアクセスします。
アクセスしたサイトで「ダウンロード」をクリックし、インストーラーファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックします。

インストーラーが起動しますので、「Tenorshare 4uKey.app」を右のApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップします。

これでインストールは完了です。
Launchpadに「Tenorshare 4uKey」が登録されています。
クリックするとソフトが起動します。

ソフトが起動し、トップ画面が表示されます。
有料のライセンスを登録する場合は、トップ画面の右上の鍵マークをクリックします。

ライセンスを購入済みであれば、「メールアドレス」と「登録コード」を入力して「登録」ボタンをクリックすると、ライセンス登録は完了です。
また、ライセンスをまだ購入していない場合は、「今すぐ購入」ボタンからライセンスの購入が可能です。

iPhoneのパスコードの解除手順
実際に「Tenorshare 4uKey」を使って、iPhoneのパスコードを解除します。
今回パスコードを解除するiPhoneとして、こちらのiPhone8を使用します。
4桁のパスコードがかかった状態で、パスコードを忘れてしまい使用できなくなった状態を想定しています。

「Tenorshare 4uKey」を起動します。
トップ画面で、「解除開始」をクリックします。

注意事項を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。

「デバイスが検出されませんでした!」という画面が表示されます。
Mac(パソコン)にiPhoneを接続し、この画面の説明通りにiPhoneで操作します。

上記の操作通りに実施すると、以下の写真のような状態になります。

このようなダイアログが表示された場合は、「許可」をクリックします。
※この後も何度か同様のダイアログが表示される場合がありますが、その場合も全て「許可」をクリックします。

「ファームウェアダウンロード」画面が表示されます。
「ダウンロード」をクリックします。

ファームウェアのダウンロードが開始されます。
しばらく待ちます。(回線や環境によって完了までの時間は異なります。)

ファームウェアのダウンロードが完了すると、以下の画面が表示されます。
「解除開始」をクリックします。

パスコードの解除が開始されます。
しばらく待ちます。

パスコードの解除が終わると以下の画面が表示されます。
今回の場合は10分程度かかりました。

iPhoneはまだこのような状態なので、このまましばらく待ちます。

しばらくすると初期状態になり、画面ロックは解除されています。

「Tenorshare 4uKey」の動作環境
「Tenorshare 4uKey」には、Windows版とMac版が用意されていて、それぞれの対応バージョンは以下の通りです。
■Windows版
Windows11, 10, 8.1, 8, 7に対応。
■Mac版
MacOS13、及びそれ以前のバージョンに対応。
「Tenorshare 4uKey」の価格とプラン
「Tenorshare 4uKey」の機能をフルに使うには有料のライセンスが必要になります。
ライセンスは以下の3種類が用意されています。
・月間更新ライセンス(1ヶ月間利用可能)
・年間更新ライセンス(1年間利用可能)
・永久ライセンス
いずれのライセンスも1台のPCで使用でき、5台のiOS端末に適用できます。
Windows版とMac版で価格は異なります。
実際の価格は下記の公式サイトで確認できます。ライセンスの購入もできます。
■Windows版の価格とライセンス購入
■Mac版の価格とライセンス購入
「Tenorshare 4uKey」を使ってみた感想
「Tenorshare 4uKey」を使ってみた感想を紹介します。
使ってみて良いと感じたのは以下の3点です。
<良いと感じた点>
・操作が簡単(知識がなくても簡単な操作で実施可能)
・パスコード解除以外にも機能を備えている
・永久ライセンスでも比較的安価に購入できる
やはり、知識がなくても簡単に操作できるという点は非常にポイントが高いです。iPhoneを使っている人の中にはパソコンやITの知識に詳しくない人も多く、画面に沿って操作するだけで完結してしまう点は魅力的です。
一方で以下の点は残念に思いました。
<残念に感じた点>
・画面のパスコードを解除する場合、端末のデータが初期化されてしまう
ただ、これについては、現状データを初期化せずにパスコードを解除するという方法はなさそうなので、仕方ないかなとも思います。(日々のバックアップをきちんと取っておき、問題が生じても元に戻せるようにしておくことが大切です)
まとめ
本記事では、iOS デバイスのパスコード解除ソフト「Tenorshare 4uKey」を紹介しました。
実際に使ってみて、簡単な操作でiPhone8のパスコード解除ができました。(詳しい知識は不要です)
他にもAppleIDの削除やスクリーンタイムのパスコードを削除するなどの機能もあるので、気になる方には試してもらいたいです。
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