この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- LDAC対応で、コスパの高い完全ワイヤレスイヤホンを探している。
- 「SOUNDPEATS Engine4」がどのような製品か知りたい。
数多くのイヤホンを手掛けるイヤホン専門ブランドのSOUNDPEATS社から、2023年6月に新しいワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Engine4」が発売されました。
本記事では、SOUNDPEATS社のワイヤレスレスイヤホン「SOUNDPEATS Engine4」を紹介します。
「SOUNDPEATS Engine4」は、独自の新しいドライバ方式を採用したLDAC対応の完全ワイヤレスイヤホンです。音質の良さを実現しながら、性能やデザイン性も高く、魅力あふれるイヤホンに仕上がっています。それでいて価格は1万円を切る値段で、コスパがとても高い製品です。
記事内では、「SOUNDPEATS Engine4」の特徴や外観、使用感などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Engine4」の製品概要
「SOUNDPEATS Engine4」は、独自の新しいドライバ方式を採用したLDAC対応の完全ワイヤレスイヤホンです。
主な特徴は以下の通りです。
音質
ハイレゾ音源に対応し、高音質コーデック「LDAC」での再生が可能です。
ドライバーにΦ10mmのダイナミックドライバー(PU+PETチタンメッキの3層構造の複合振動板)と、Φ6mmのダイナミックドライバー(チタンメッキPET振動板)を同軸上に配置した「同軸デュアルダイナミックドライバー」を採用。これにより低音は太く迫力があり、中高音のレンジが広がり、クリアで明るい音を体感できます。
さらに、物理的なクロスオーバーと電子回路クロスオーバーを組み合わせたデュアルクロスオーバー技術を採用し、高・中・低の三音域をバランスよく分離させ、分離感を維持しながらも一貫性のある、クリアーで滑らかな音を実現しています。
性能
低遅延で低消費電力、接続の安定性の高いBluetooth 5.3に対応しています。
わずか70msという低遅延での伝送を実現するゲームモードを搭載。音と映像のズレを限りなく抑えます。
さらに、同時に2台の端末に接続できるマルチポイント機能も搭載しています。
デザイン
イヤホンには高級感を演出する透明なIML装飾ピースを採用し、サイドにはひし形のデザインが施され、美しい外観と優れた実用性を兼ね備えます。サイドのデザインにより指の滑りを抑え、装着やケースからの取り出しがしやすいように配慮されています。
再生時間
最大43時間の再生が可能です。
イヤホン単体で12.5時間、ケースを併用することで43時間の再生が可能です。
※音量や使用環境により異なる場合があります
価格
豊富な機能を持ちながらも、1万円以下で購入できるという高いコストパフォーマンスを実現しています。
主な仕様は以下の通りです。
再生時間 | 最大43時間(イヤホン単体で12.5時間、ケース併用で43時間) ※音量や使用環境により異なる場合があります |
ドライバー構成 | 同軸デュアルダイナミックドライバー (Φ10mmのダイナミックドライバー、Φ6mmのダイナミックドライバー) |
ハイレゾ再生 | 対応 |
ノイズキャンセリング | AI通話ノイズキャンセリング ※アクティブノイズキャンセリングには非対応 |
アプリ対応 | あり(専用のアプリで各種設定が可能) |
マルチポイント接続 | 対応 |
対応コーデック | LDAC、AAC、SBC |
詳細は、以下の公式サイト、またはAmazonのサイトでも確認できます。
「SOUNDPEATS Engine4」のパッケージと内容物
「SOUNDPEATS Engine4」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱で、薄いビニールで覆われているので、郵送時の水濡れも心配ありません。
パッケージの表側です。
製品の写真が中央に大きくプリントされています。
パッケージの裏側です。
製品の仕様などが記載されています。技適マークも取得済みなので、国内で安心して使用できます。
パッケージを開封すると、ワイヤレスイヤホンケースが現れます。
その他の付属品は下に収まっています。
パッケージの中には、以下の4点が入っています。
<内容物>
・ワイヤレスイヤホン+ケース(SOUNDPEATS Engine4) ※イヤーピースは装着済み
・充電用USBケーブル
・イヤーピース(サイズ違いのもの) ※白いビニールの中
・書類一式
充電用USBケーブルはType-A to Type-Cです。
ケーブル部分の長さは約30cmです。
イヤーピースはイヤホン本体に装着済みですが、サイズ違いの2種類が別途付属します。
書類一式として、取扱説明書(写真右)とアプリの案内(写真左)が付属します。どちらも多言語併記で、日本語の記載もあるので困ることはありません。
「SOUNDPEATS Engine4」の外観
「SOUNDPEATS Engine4」の外観を紹介します。
ケースはコンパクトで、丸みを帯びた形をしています。
手の収まりが良く、持ちやすいです。
表面は鏡面仕上げになっていて、とても高級感があります。
ケースの背面は、中央に「SOUNDPEATS」の文字がプリントされています。この文字は光の当たり方で見え方が変わってきます。細部までデザインに対してこだわっていることが感じられます。
ケースの底面には充電端子(USB Type-C)と充電状態のLED、ペアリングボタンが配置されています。
ケースの蓋を開けると、イヤホンがこのように収まっています。
(キラキラしてまるで宝石のような印象を与えます)
イヤホンは磁力で吸着しています。
イヤホンの側面は、ひし形がいくつも集まって模様を形成しています。この模様の凹凸により、ケースからイヤホンを取り出す時やイヤホンを装着する際に滑りにくいよう配慮されています。光の加減で見え方が変わるところがより高級感を高めています。
背面も鏡面仕上げになっていて、SOUNDPEATSのロゴがさりげなく入っています。このロゴも光の加減で見え方が変わります。
背面はタッチセンサーになっているので、タッチで再生や一時停止、音量の上げ下げ、曲送り、曲戻し、着信を受けるなどの様々な操作が可能です。
イヤホンの内側は透明なIML装飾ピースが採用されています。
この透明なデザインがインパクトを与えます。
イヤーピースを外すとこのような感じです。
このようにイヤホンとケースともにデザインにこだわっていて、見た目のクオリティが高いです。とても1万円以下のイヤホンには見えず、カッコ良くて気に入っています。
「SOUNDPEATS Engine4」の使用感
「SOUNDPEATS Engine4」を実際に使用して感じた「良い点」と「残念な点」を紹介します。
良いと感じた点
この価格帯の中では高音質
音質を確認するために、あえて3万円台のSONYのフラグシップモデル「WF-1000XM4」と音質を比較してみました。
どちらもウォークマンに接続して、同じ曲で、LDAC接続にて聴き比べてみました。
さすがに「WF-1000XM4」の方が、音の広がりと深みがあり、解像度も高いと感じました。一方で、「SOUNDPEATS Engine4」もかなり良い音質で、中音域と高音域がバランス良く聴こえます。また、低音域に関しては迫力があり「WF-1000XM4」よりも良く聞こえる場面もありました。
この音質の良さは、「同軸デュアルダイナミックドライバー」と「デュアルクロスオーバー技術」によって生み出されているのだと思います。
また、この後で紹介するアプリのイコライザー機能でカスタマイズでき、さらに自分好みの音に仕上げることも可能です。
同価格帯のワイヤレスイヤホンの中では、高音質だと感じました。
便利なアプリが用意されている
低価格帯のワイヤレスイヤホンではアプリに対応していない製品が多い中、「SOUNDPEATS Engine4」はアプリも提供されています。(iPhone版とAndroid版の両方が用意されています。)
アプリでは以下の機能が提供されています。
- 電池残量表示
- 音量調整
- イコライザーカスタマイズ
- タッチコントロールのオン/オフ
- ゲームモードの切り替え
- ファームウェアアップデート
- リセット
なかでも特にイコライザーの機能が優秀です。
イコライザーは自由にカスタマイズできます。あらかじめ用意されている8つのプリセットから選択することも可能です。自分でカスタマイズするのが面倒という方には、個人的にはプリセットの「ポップ」をおすすめします。
このように、アプリで設定可能な点は評価が高いです。
通話の品質も良い
実際にZOOMの通話で使用しました。
カナル型ということもあり多少周りがうるさい環境でも相手の音声がしっかりと聞き取れます。
また、AI通話ノイズキャンセリングを搭載(話し声と周囲の騒音を判別するAI技術を活用したアルゴリズムを搭載)していることもあり、こちらの周りの音(キーボードを打つ音)などは相手にほとんど聞こえていませんでした。
オンライン会議や通話でも活躍します。
マルチポイント接続が便利
マルチポイント接続に対応しているので、2台の端末に同時に接続可能です。
例えば、パソコンとスマホに同時に接続しておいて、パソコンでは動画の音声を聴きつつ、電話がかかってきたらスマホ側で会話をするといったことが可能です。
実際に試してみましたが、パソコンで動画を見ている時はパソコンからの音声がイヤホンで再生され、動画を見終わった後、スマホの音楽を再生したところ今度はスマホの音楽がイヤホンで再生されました。いちいち接続先を変更することなくシームレスに連携できるのでとても便利です。
※2台の端末の音声を同時に聴くことはできません
バッテリーが長持ち
イヤホン単体で12.5時間、ケースを併用することで43時間の再生が可能です。
もちろん使い方や環境で使用可能な時間は変動しますが、イヤホン単体で10時間を超える製品は少なく、音楽再生以外に通話や会議でも使用するといったときに、充電を気にせず連続して使えるのは大きなポイントだと感じました。
バッテリー残量をアプリで確認できる点も便利です。
(とはいえ、イヤホン単体で12.5時間再生可能なので、あまり残量を気にする機会は少ないですが)
残念に感じた点
ケースに指紋が付きやすい
ケースが鏡面仕上げで高級感があり、とてもカッコいいのですが、指紋がつきやすいです。
ケースの色がブラックと濃いブラウンの間のような色なので、指紋がついた状態でもそこまで目立つわけではないですが、どうしても指紋は付いてしまうので、意識すると気になります。
もちろんクリーニングクロスなどで拭くことで綺麗になるので、気になる方はこまめな手入れが必要です。
ケースはワイヤレス充電に非対応
ケースはワイヤレス充電に非対応です。
USBケーブルによる充電のみ可能です。
今メインで使っているワイヤレスイヤホンのケースがワイヤレス充電に対応していることもあり、非対応だとケーブルを挿さないといけないので面倒だと感じてしまいます。
もちろんこの価格帯のケースはワイヤレス充電に非対応のものが多いので、当たり前といえばそれまでですが、贅沢を言えばワイヤレス充電ができてほしいと思いました。
まとめ
本記事では、SOUNDPEATS社のワイヤレスレスイヤホン「SOUNDPEATS Engine4」を紹介しました。
音質の良さ、デザイン性の高さはアンダー1万円とは思えないほどの仕上がりです。
また、イヤホン単体で12.5時間の再生が可能である点、アプリにも対応していてイコライザーでカスタマイズできる点も高く評価できます。
コスパの高いワイヤレスイヤホンを探している方には、特におすすめの製品です。
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