この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 性能と価格のバランスが良い(コスパの高い)8インチクラスのタブレットを探している。
- ALLDOCUBEの8.4インチタブレット「iPlay50mini Pro NFE」がどのような製品か知りたい。
- 「iPlay50mini Pro NFE」の性能が知りたい。
手軽に持ち運べて使える8インチクラスのタブレットは以前から根強い人気があります。
一方で、これまで8インチクラスのタブレットは性能が低いものが大半で、動作も遅く、なかなか使い勝手が良いものがなかったのも事実です。
しかし、最近は8インチクラスのタブレットにも性能が良いものが登場してきました。
そこで本記事では、ALLDOCUBEの8.4インチタブレット「iPlay50mini Pro NFE」を紹介します。
「iPlay50mini Pro NFE」は約2万円の価格でありながらも、プロセッサに「Helio G99」を採用し、8GBのメモリ、128GBのストレージを搭載したコストパフォーマンスに優れたタブレットに仕上がっています。
また、WiFi、GPSはもちろんのこと、SIMカードを入れることで4G LTEでの通信も可能です。
この価格帯のタブレットとしては破格のスペックです。
記事内では、性能計測の結果も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ALLDOCUBEの8.4インチタブレット「iPlay50mini Pro NFE」の製品概要
「iPlay50mini Pro NFE」はALLDOCUBEから販売されている8.4インチのAndroidタブレットです。
CPUにミドルクラスの中でも性能の高い「Helio G99」を採用し、メモリは8GB(仮想メモリを合わせると最大で16GB)、ストレージは128GBを搭載しています。
※ストレージが256GBのモデルも用意されています
最大512GBのmicroSDカードにも対応しているため、容量の拡張も可能です。
動画再生はWidevineL1に対応し、他にもGPS搭載、4G LTE対応と盛りだくさんです。
主な仕様は以下の通りです。
プロセッサ | MediaTek Helio G99 ※8core(ARM-A76×2@2.2GHz + ARM-A55×6@2.0GHz) |
OS | Android13 |
ディスプレイ | IPS液晶 サイズ:8.4インチ 解像度:1920 x 1200(WUXGA) |
メモリ(RAM) | 8GB (追加で8GBまでの仮想メモリを設定でき、最大16GB) |
ストレージ | 128GB または 256GB |
スピーカー | 1スピーカー |
カメラ | フロントカメラ:5MP リアカメラ:13MP(自動フォーカスに対応) |
Widevine | L1対応 |
ワイヤレス接続 | Dual SIM 4G LTE Bluetooth 5.2 Wi-Fi 5(ac/a/b/g/n) |
端子 | USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック |
スロット | nano SIM カードスロット x 2、microSDカードスロット ※SIM カード1枚と microSDカード1枚は排他的 |
バッテリー | 5000mAh(18W PD充電対応) |
サイズ | 高さ:202.7mm、幅:126.0mm、厚さ:7.5mm |
重量 | 約 306g |
詳細は、以下のAmazonのサイトでも確認できます。
「iPlay50mini Pro NFE」のパッケージと内容物
「iPlay50mini Pro NFE」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱で、ビニールに包まれています。
パッケージは全体的にシンプルなデザインです。
表側には、「ALLDOCUBE」の文字と「NFE」版であることがプリントされています。
裏側です。
パッケージを開封すると、しっかりと梱包されたタブレット本体が現れます。
パッケージの中には、以下の5点が入っています。
<内容物>
・「iPlay50mini Pro NFE」本体
・充電アダプタ
・充電用USBケーブル
・ピン(SIM / microSDトレイを開けるためのもの)
・クイックガイド
付属の充電アダプタの端子はUSB Type-Aです。
最大出力は10Wです。(タブレット本体は最大18Wでの給電が可能なので、18Wでの給電を行う場合は、対応するアダプタを別途用意する必要があります。)
充電用USBケーブルは、Type-A to Type-Cケーブルです。
SIM / microSDトレイを開けるためのピンも付属します。
クイックガイドは多言語併記で、日本語の記載もあります。
「iPlay50mini Pro NFE」の外観やスペックを確認
「iPlay50mini Pro NFE」の外観を紹介します。
開封直後は、タブレット本体に液晶画面保護フィルムが貼られています。
右上の白いテープを引っ張り、保護フィルムのシートを剥がします。
保護フィルムのシートを剥がすと、グレア(光沢)タイプの液晶画面保護フィルムが貼られている状態となります。
最初から貼ってある液晶画面保護フィルムには、埃の混入による気泡がすでに入っていました。少し残念ですが、最初から保護フィルムを貼ってくれているのはありがたいです。
非光沢(アンチグレア)の液晶画面保護フィルムについては、以下の記事で紹介しています。
左右の画面のベゼル(フチの部分)は狭く、本体サイズの小型化を実現しています。
フロントカメラ(5MP)は縦置きにした状態で、上部中央に配置されています。
背面には左上にリアカメラ(13MP、自動フォーカスに対応)が配置されています。
背面はグレーの金属製の筐体です。
マットな仕上げで指紋が目立ちにくです。
リアカメラは出っ張っているため、平面な場所に置くとガタつきます。
(気になる方は、ガタ付き防止のためにケースを装着する方がよいかもしれません。)
右側面には、電源ボタンと音量ボタンが配置されています。
左側面には、SIM / microSDトレイが配置されています。
SIM / microSDトレイにはnano SIM カード1枚と、追加でnano SIM カード、またはmicroSDカードの合計2枚が入るようになっています。(2枚目のnano SIM カードとmicroSDカードは排他的です)
※楽天モバイルのSIMカードは入れただけで4G LTE通信ができました。
下側面には、スピーカ穴が配置されています。
(本タブレットのスピーカーの穴はこの部分のみです)
上側面には、充電端子(USB-C)が配置されています。
左上側面には、3.5mmイヤホンジャックが配置されています。
電源をONにすると、「ALLDOCUBE」と「Android」のロゴが表示されます。
初回電源投入時は、初期設定画面が表示されます。
画面に従ってセットアップをします。
セットアップ(初期設定)が完了すると使用できるようになります。
初期画面は以下のようにシンプルで、いくつかのアプリが入っている程度です。
1920 x 1200(WUXGA)の解像度ということもあり、画面はそれなりに綺麗です。
タブレット本体の重量を計測しました。
液晶画面保護フィルム込みで、310.4gでした。
8.4インチなので、小型で軽く取り回しが良いです。
OSは「Android13」であることが確認できます。
ストレージは128GB中16GBが使用済みです。
参考までにCPU-Zの情報も載せておきます。
仮想メモリについては、設定画面で増設の有無を設定できます。
(デフォルトでは仮想メモリは0GBとなっています。)
「iPlay50mini Pro NFE」の性能計測
性能について、「Antutuベンチマーク(V10)」と「GeekBench 6」での計測結果を紹介します。
Antutuベンチマーク(V10)での性能計測
Antutuベンチマーク(V10)での性能計測結果を紹介します。
仮想メモリなし(物理メモリ8GBの場合)の結果はスコアが「377,160」でした。
仮想メモリあり(物理メモリ8GB+仮想メモリ8GBの場合)の結果はスコアが「389,520」でした。
Antutuベンチマーク(V10)では、仮想メモリの有無でスコアに違いが見られました。
(仮想メモリありの方が3%程度スコアが高い結果でした。)
GeekBench 6での性能計測
GeekBench 6での性能計測結果を紹介します。
結果は、Single-Coreが「715」、Multi-Coreが「1898」となりました。
また、GPU(OpenCL)の結果は「1296」でした。
GeekBench 6では、仮想メモリの有無でスコアに大きな違いは見られなかったので、仮想メモリなしのスコアを載せています。
「iPlay50mini Pro NFE」の使用感
良いと感じた点
十分な性能(快適な操作感)
プロセッサにミドルクラスの「MediaTek Helio G99」、物理メモリ8GBを搭載していることもあり、操作は軽快で快適です。
さらに仮想メモリを8GBまで追加でき、本体メモリの8GBと合わせて最大16GBでの運用が可能です。
ブラウジングや動画視聴、電子書籍の閲覧などはサクサク動きます。ゲームもそれなりに動きます。(ただし、原神のような重たいゲームは最低画質ぐらいまで下げないとプレイは厳しいです。)
日常使いでは十分な性能だと感じました。
高解像度での動画視聴が可能
Widevine L1 DRM対応で、Amazon Prime ビデオ、Disney+、huluはもちろんのこと、Netflixも1080Pの高解像度で楽しめます。
Widevine L1 に対応していても、NetflixはL3(480P)という端末が多くある中、本製品はしっかりと1080Pでの再生に対応しています。動画視聴をメインに使う場合には特に嬉しい部分です。
LTE対応、GPS搭載が便利
GPS搭載でLTE対応なので、カーナビの代わりにも使えます。
また、8.4インチの小型ボディで持ち運びもしやすく、出先での調べ物や動画視聴などもLTEを使って快適にできます。スマホの小さい画面よりも8.4インチの大きな画面の方が何かと捗ります。(カバンに入れて常に持ち運ぶという運用もしやすいです)
microSDカードが使える
本体内蔵ストレージ128GBに加え、microSDカードが使用できます。
最大512GBの容量まで対応しているので、十分な容量を確保できます。
よほどの使い方をしない限りは容量不足で困ることはありません。
価格が安い
これだけの性能、機能であるにも関わらず、2万円程度で購入できるというのは破格です。メイン端末としてもサブ端末としても、どちらでも重宝します。
いまいちと感じた点
スピーカーが1つだけ
最近のタブレットでは4スピーカーや6スピーカー搭載の製品が多くなっている中、本製品は1スピーカーです。
単に音を聴くだけであればこれでも悪くはありませんが、良い音で聴きたいという場合には物足りなさを感じます。
良い音で聴きたい場合は、別途有線イヤホンや無線イヤホンを使うことをお勧めします。
ロック解除はPINコードのみ
生体認証は全く搭載しておらず、ロック解除はPINコードのみとなります。
顔認証か指紋認証のどちらかは対応していてほしかったです。毎回PINコードを入力するのが手間に感じます。(基本的に家の中でのみ使用するのであれば、PINコードを設定しないというのもありかもしれません。)
まとめ
本記事では、ALLDOCUBEの8.4インチタブレット「iPlay50mini Pro NFE」を紹介しました。
約2万円の価格でありながらも、プロセッサに「Helio G99」を採用し、8GBのメモリ、128GBのストレージを搭載したコストパフォーマンスに優れたタブレットに仕上がっています。
実際の使用感もサクサクと快適に動き、満足度が高いです。
8インチクラスのコスパの良いタブレットを探している方には、ぜひ候補にしていただきたいです。
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