この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
DEEPCOOLのCPUクーラー「AK400」の性能が知りたい。
DEEPCOOL「AK400」と12世代 Corei5 12400のリテールクーラーの性能の違いが知りたい。
Intel12世代のCorei5 12400以下のCPUを選択する場合、付属のリテールクーラーの使用が候補に入ります。(コストを抑えたい場合は正しい選択肢だと思います)
付属のリテールクーラーでもそれなりに冷却はできるのですが、CPU負荷が高くなるとファンの回転数も高くなり、かなりの音がする上に、CPU温度も気になります。
そこで本記事では、コスパが良いことで評判のDEEPCOOLのCPUクーラー「AK400」とCorei5 12400に付属のリテールクーラーの性能を比較します。
結論としては、より静かに、より冷却したいという方は、DEEPCOOL「AK400」一択です。
本記事の比較結果を参考に、検討いただければと思います。
CPUやマザーボードなどは、以下の記事で紹介したパーツ構成で、計測を実施しています。
DEEPCOOL「AK400」の詳細は、以下の記事で紹介しています。
DEEPCOOL「AK400」の性能計測
DEEPCOOL「AK400」の性能を計測します。
大型のヒートシンクに120mmのファンで冷却するので、高い冷却性能が期待できます。
アイドル時の温度は「32 ℃」で、ファン回転数は「596 RPM」です。
※この時点ですでに冷却性能は高いです
CINEBENCH R23のマルチでCPUをフル稼働させると、CPU温度は最大「62 ℃」まで上がり、ファン回転数は「1552 RPM」でした。
高負荷時でもファンの音はとても静かで、ケースのサイドパネル開けた状態でもほとんど音が聞こえてこないぐらい静かなので、驚きました。
冷却性能、静音性ともに優れています。
Intel 12世代Corei5のリテールクーラーの性能計測
Intel 12世代Corei5のリテールクーラーの性能を計測します。
アイドル時の温度は「44 ℃」で、ファン回転数は「928 RPM」です。
CINEBENCH R23のマルチでCPUをフル稼働させると、CPU温度は最大「88 ℃」まで上がり、ファン回転数は「3125 RPM」でした。
高負荷時のファンの音はかなりうるさいです。「ブーン」といった唸るような音がします。
ケースのサイドパネルを閉めていても十分にファンの音が聞こえます。
※以前、冬に計測した時は、ここまでCPU温度は上昇しませんでしたが、今回は夏前に計測しているので、かなり温度が上昇しました
性能計測結果まとめ
DEEPCOOL「AK400」とCorei5 12400リテールクーラーの冷却性能の結果をまとめます。
DEEPCOOL「AK400」 | Corei5 12400 リテールクーラー | |
CPU温度(アイドル時) | 32 ℃ | 44 ℃ |
ファン回転数(アイドル時) | 596 RPM | 928 RPM |
CPU温度(高負荷時) | 62 ℃ | 88 ℃ |
ファン回転数(高負荷時) | 1552 RPM | 3125 RPM |
結果は、DEEPCOOL「AK400」が圧勝です。
リテールクーラーも使用する分には問題ないレベルですが、冷却性、静音性においてかなり劣ります。
DEEPCOOL「AK400」は、アイドル時でもリテールクーラーと比べてCPU温度を12℃も低く抑え、高負荷時は26℃も低く抑えています。
温度を低く抑えるだけでなく、大型のファンを搭載していることから少ない回転数で高い冷却能力を発揮し、静音性に優れている点も見逃せません。
静かなPCを組みたい場合にも、DEEPCOOL「AK400」がおすすめです。
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