この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- XTARの単3形リチウムイオン電池がどのような製品か知りたい。
- XTARの充電池用充電器(バッテリーチャージャー)「L4」がどのような製品か知りたい。
単3形の充電池で有名な製品として「エネループ(eneloop)」があります。
普段あまり意識することはありませんが、このエネループは「ニッケル水素電池」です。ニッケル水素電池以外に有名なものにパソコンやスマホのバッテリーに多く採用されている「リチウムイオン電池」があります。(「ニッケル水素電池」と「リチウムイオン電池」は、それぞれに異なる特徴があります)
そこで本記事では、XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」を紹介します。
「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」の特徴を紹介し、XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」がどのような製品であるかを紹介します。
単3形のリチウムイオン電池の良さを知っていただき、ぜひ活用いただければと思います。
「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」の特徴
「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」は、それぞれ以下のような特徴があります。
同じ単3形で考えると大容量(結果的に長時間利用可能)なリチウムイオン電池は魅力的です。
■リチウムイオン電池 (本製品)
- メモリー効果がない
メモリー効果が起こりません。メモリー効果とは、電池の残量がある状態で充電を繰り返すと、充電を繰り返した付近で使用中に電圧が一時的に低下し、機器が止まったりする現象です。 - 軽量(エネルギー密度が高い)
同じ体積の電池でも、より多くの電力の蓄積が可能。 - 短い充電時間、急速充電が可能
比較的短い時間での充電が可能。また、様々な急速充電技術に対応。
■ニッケル水素電池 (エネループなど)
- コストが安い(低価格)
比較的安価に製造でき、製品のコストも低価格。 - 自己放電率が低い
長期間使用しない場合でも、電力の自然減(放電)が低い。 - 耐久性が高い
高温環境でも比較的安定して動作する。
XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」の製品概要
XTARの単3形リチウムイオン電池の製品概要
XTARの単3形リチウムイオン電池は、リチウムイオン電池を採用した1.5V電圧の単3形充電池です。
連続で 1.5V 出力を維持でき、通常の単3形電池よりも安定した信頼性の高い電力を供給し、長期にわたる安定した高電圧出力を必要とするデバイスに非常に適しています。
乾電池のように液漏れの心配もありません。
充電池本体にLEDを搭載し、LEDによって充電中(緑で点滅)であることやバッテリー残量が少ない(使用中に残り20%未満になると、緑で8回連続して点滅)ことがわかるようになっています。
容量は4,150mWhと大容量で、1,200回の繰り返し充電に対応します。
過充保護、過放電保護、短絡保護など、多重保護機能を搭載し、多種の安全試験も通過しています。
詳細は、以下の公式サイト、またはAmazonのサイトでも確認できます。
充電池用充電器「L4」の製品概要
XTARの充電池用充電器「L4」は、単3形、単4形に対応した充電池用の充電器です。
ニッケル水素電池と1.5Vリチウムイオンに対応し、同時混合充電も可能です。
多層の安全保護回路が設置されていて、より安全で安心な充電が可能です。
(使用中に誤って逆接続したり、乾電池を入れたりすると、充電器のLEDが急速に点滅して充電異常を警告します。)
サイズは 76 * 76.5 * 27.6mmで、重さは 51gと軽量でコンパクトです。
詳細は、以下の公式サイト、またはAmazonのサイトでも確認できます。
XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」の内容物と外観
XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」の内容物を紹介します。
今回提供して頂いた製品のパッケージは以下のような形でしたが、充電池と充電器がセットになっていたので、実際に購入された場合は、異なる可能性があることをご了承ください。
パッケージの内容物としては、以下の5点が入っていました。
<内容物>
・充電池用充電器「L4」本体
・USB電源アダプタ
・給電用USBケーブル
・単3形リチウムイオン電池4本
・書類一式
充電池用充電器「L4」本体は、単3形、あるいは単4形の充電電池4本を同時に充電可能です。上部にはLEDが4つ配置されていて、各電池の充電状況を表します。充電器の材質はプラスチックです。
裏面には、取得している規格が記載されています。
上部にUSB Type-Cポートが配置されています。
USB電源アダプタはUSB Type-Aポートを備えています。
最大出力は18Wです。
給電用USBケーブルは、USB Type-A to Type-Cです。
単3形リチウムイオン電池4本です。
容量は4,150mWhです。
プラス側の先端に状態が分かるLEDを搭載しています。
書類一式として、品質合格証とマニュアルが付属します。
マニュアルは多言語表記で、日本語の記載もあります。
XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」の使用感
XTARの「単3形リチウムイオン電池」を充電池用充電器「L4」で充電します。
充電器にリチウムイオン電池をセットします。
USBケーブルを接続し給電すると、充電が開始されます。
充電中は充電器上部の4つのLEDが赤色に点灯します。(充電中はリチウムイオン電池のLEDは緑色に点滅します)
充電が完了すると、充電器のLEDが緑色に点灯します。
満充電になると自動的に充電は停止します。
充電池を使い切った状態で、満充電までにかかる時間を計測したところ、2時間50分でした。4,150mWhのバッテリーを2時間50分で満充電できるのはかなり早いです。(ニッケル水素電池ではここまで早く充電はできませんので、さすがはリチウムイオン電池といえます。)
エネループ(ニッケル水素電池)との混在で充電することも可能です。
XTARの「単3形リチウムイオン電池」の方が、エネループよりも大容量です。
ざっくりとした計算になりますが、XTARの「単3形リチウムイオン電池」が4,150mWh(2,500mAh)で、エネループの容量が約1,900mAhなので、mAh同士で比較した場合、エネループの約1.3倍の容量があります。
充電器の重量を実測しました。
結果は、50.4gと公称値とほぼ同じでした。(公称値 51g)
充電池は1本あたり19.6gでした。
実際に使ってみて感じたことは、やはり電池の容量が大きいというのはとても魅力的に感じました。
電池の交換頻度が下がるので、それだけでもありがたいです。
また、連続して1.5V出力を維持できる点も、使用するデバイスによっては大切なポイントとなります。
金額が許すのであれば、エネループのような「ニッケル水素電池」よりも「リチウムイオン電池」の方が便利に思える点が多いと感じました。
まとめ
本記事では、XTARの単3形リチウムイオン電池と充電池用充電器「L4」を紹介しました。
単3形リチウムイオン電池は、安定した1.5Vの電力供給ができ、4,150mWhと大容量で、長時間の利用が見込めます。
充電池用充電器「L4」は、充電に特化したシンプルな機能でありながらも、単3形と単4形に対応し、「ニッケル水素電池」と「リチウムイオン電池」の両方(混在可能)を充電できるという優れものです。価格も安価です。
単3形のリチウムイオン電池と充電器を探している方には、ぜひ参考にしていただきたいです。
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