この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 高性能で安価なミニPCを探している
- CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」がどのような製品か知りたい
デスクトップ型のPCといえば、かなり大きいサイズのPCを思い浮かべますが、最近は様々なメーカーから小型サイズのPCが販売されていて、選択肢が多くなっています。
自分で好きなようにパーツを組み合わせて拡張性や性能を重視して自作する場合や、ゲーミングPCの場合は、どうしてもPCのサイズが大きくなってしまいますが、それなりの性能があれば良いというのであれば、ミニPCを選択するというのもありです。
最近ではミニPCでもかなりのスペック(性能)を持っていて、本格的なクリエイト作業や重たいゲーム目的でなければ、ミニPCで十分な場合が多いです。
そこで本記事では、安価でありながらIntel 12世代CPU搭載し、小型で高性能なCHUWIのミニPC「CoreBox 4th」を紹介します。
詳細は本記事内で紹介しますが、「CoreBox 4th」には大きな特徴として以下の3つがあります。
- 高性能(Intel 12世代CPU i3-1215U 6コア8スレッド、16GBメモリ、512GBのSSDを搭載)
- 豊富な端子類(最大 3台の4Kモニタに出力可能。USB4搭載など)
- 安価(5万円未満で購入可能)
高価で高性能なミニPCは多数ある中で、それなりに高性能で安価なミニPCはなかなかなく、「CoreBox 4th」は貴重な存在と言えます。
CHUWIのミニPC「CoreBox 4th」とは
製品概要
「CoreBox 4th」は、CHUWIが販売する小型のPCです。
CHUWIは、パソコン、タブレットを中心に製造、販売を手がけている中国の会社です。
これまでも様々な製品が販売されていて、CHUWIの製品の多くは、Amazonや楽天をはじめ様々な店舗で購入が可能です。
CHUWIの公式サイトは以下になります。
「CoreBox 4th」の特徴は、高性能で豊富な端子類を搭載しながらも安価なミニPCであることです。
Intel 12世代CPU i3-1215U(6コア8スレッド)、16GBメモリ(高速なDDR5)、512GBのSSDを搭載していて、動画視聴やオフィスソフトの利用はもちろん、多少の重たい作業であっても十分にこなせるぐらいの性能を持っています。
端子類もUSB4をはじめ、4つのUSB3.0、ギガビットイーサネット、HDMI、ディスプレイポート、マイク・ヘッドホンジャックと豊富な端子を備えています。USB4とHDMI、ディスプレイポートを使うことで最大 3台の4Kモニタに出力が可能です。
さらに、Wi-Fi6にも対応していて、無線での接続も可能です。
主な仕様は以下の通りです。
これだけのスペックを備えて、5万円未満で購入可能というのはコスパが良すぎであると言わざるを得ません。
カラー | ブラック+スペースグレー |
筐体の材質 | アルミニウム・マグネシウム合金 & ポリカーボネート |
CPU | Intel® Core™ i3-1215U |
グラフィック | Intel UHD Graphics、最大 1.1GHz |
メモリ | 16GB LPDDR5 |
ストレージ | 512G SSD (PCIe) |
インターフェース | USB 4×1、 USB-A 3.0×4、 3.5mm マイクジャック×1、 3.5mm イヤホンジャック×1、 HDMI 2.0×1、ギガビットイーサネット×1、 ディスプレイ ポート×1、 DC ポート×1 |
ワイヤレス | Wi-Fi6 (802.11ax) Bluetooth 5.2 |
OS | Windows 11 Home |
サイズ | 173×158×73(H)mm |
重量 | 約 865g |
購入方法
「CoreBox 4th」は、Amazonからの購入が可能です。(公式サイトでも購入可能でしたが、新製品の登場により購入サイトでは4thを購入できなくなりました。)
「CoreBox 4th」のパッケージ
「CoreBox 4th」のパッケージを紹介します。
公式サイトで購入し、海外からの郵送であったため、以下のような梱包で届きました。
中はしっかりとした梱包材にパッケージが包まれていました。
パッケージの表側です。
製品の写真と「CHUWI」、「CoreBox」のロゴがプリントされたシンプルなデザインになっています。
パッケージの裏側です。
パッケージの角にへこみや裏側に何かにぶつけてへこんだ跡があったりと、明らかに郵送前に傷つけられたと思われる状況でした。パッケージも含めて製品だと思うので、この点は残念です。
「CoreBox 4th」の内容物(付属品)
「CoreBox 4th」のパッケージを開封します。
パッケージの外箱には傷がありましたが、パッケージ内はしっかりと梱包されていて、中は全く問題ありませんでした。
パッケージの中には、以下の4点が入っています。
<内容物>
・CoreBox 4th本体
・電源アダプタ
・SSD増設キット(ケーブル、ネジ)
・書類一式
付属の電源アダプタは、コンセントプラグの形状が三又になっているので、場合によっては二又の変換が必要になります。
付属の電源アダプタ以外でも、65W以上のPD対応アダプタを使ってUSB-CケーブルでUSB4端子に接続することで本機を動作させることも可能です。
本機は2.5インチのSSDが増設可能で、その際に使用するケーブルとネジが付属しています。
取扱説明書など、いくつかの書類が付属しています。
取扱説明書は日本語表記もあります。
「CoreBox 4th」の外観と使用感
「CoreBox 4th」の外観と使用感を紹介します。
全体的に黒とグレーを基調としたカラーリングで、アルミニウム・マグネシウム合金の質感により高級感があり、デザインはかなり良いです。
サイズは 173×158×73(H)mm と、かなり小型です。
上面には、「CHUWI」のロゴがプリントされ、Corei3のシールが貼ってあります。
底面には、長細いゴム脚が2本と、大きな排気口が2つ設けられています。
ネジを4本(1本はシールで隠れている)を外すと、内部にアクセスでき、SSDの増設が可能です。(ネジを隠しているシールを剥がすと保証対象外になります。)
前面です。
前面は電源ボタンのみです。
背面です。
端子類は全て背面に集約されています。
左から、3.5mm マイクジャック×1、 3.5mm イヤホンジャック×1、USB4、ギガビットイーサネット、HDMI、ディスプレイポート、USB3.0(4ポート)、DCポートが配置されています。
側面は吸排気のスリットのみです。
横置きだけでなく、縦置きも可能です。
個人的には、設置面積が少ない縦置きで利用しています。
電源ボタンを押して電源をONにすると、電源ボタンが青く点灯します。
初回電源投入時は、Windows11の設定画面が表示されます。
設定を行うと、すぐにWindows11が使用可能です。
付属の電源アダプタを使用せずに、下の写真のように65W以上のPD対応アダプタを使ってUSB-CケーブルをUSB4端子に接続することで電源供給も可能です。
Windows11でのシステムの情報は以下の通りで、CPUやメモリ、OSバージョンなども公称の通りであることが確認できます。
実際に使用していても、ブラウザ利用や動画視聴、その他の作業においてもストレスなく使用できています。本当にこの値段で良いのかと思うぐらいの製品です。
性能については以下の記事で計測した結果を紹介していますので、あわせて参考にしてください。
あえて負荷を与えるような処理をしても、ファンの音もかなり静かです。
性能が良くてもファンの音がうるさいとイマイチですが、この点もクリアしています。
あえて気になる点を挙げると、以下の2点ぐらいです。
・本体正面には電源ボタンのみで、USBポートなどの端子がない
・VESAマウントでの取り付けには対応していない
OSもWindows11が搭載されているので、本製品があれば、あとはマウスとキーボード、ディスプレイを用意するだけです。
実際に本製品で使っているマウスとキーボードは以下の記事でも紹介していますので、よかったら参考にしてください。(このLogicoolのマウスとキーボードの組み合わせはとても便利です)
まとめ
本記事では、安価でありながらIntel 12世代CPU搭載し、小型で高性能なCHUWIのミニPC「CoreBox 4th」を紹介しました。
小型のボディに、高性能で高機能が詰まったパソコンでありながらも、5万円以内で購入可能ということでコスパとしては桁外れのミニPCです。
ミニPCを探している方には、ぜひ候補に入れていただきたい1台です。
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