この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- コストパフォーマンスの高い、安価なAndroidタブレットを探している。
- Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GB)がどのような製品か知りたい。
Androidタブレットは様々なメーカーから販売されています。
安価なものから高級機種まで様々です。
中でも、2022年12月の発売当初は約4万円であったミドルクラスの「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」が執筆時点(2023年9月時点)では約2万円と半額程度まで実売価格が下がっています。
そこで本記事では、コスパの高いAndroidタブレット「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GB)」を紹介します。
約2万円のタブレットとして見たときに、果たして「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」は魅力的なのかを探っていきます。
※上位モデルの4GB+128GBモデルも存在しますが、今回はあえて安価な方を見ていきます
結論としては、かなりコスパが良いと感じました。
どのあたりが良いのか、逆に悪いのか、性能を計測した結果も含めて感じた点をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
「Xiaomi Redmi Pad」の製品概要
「Xiaomi Redmi Pad」は、Xiaomiから2022年12月に発売されたミドルクラスのAndroidタブレットです。
90 Hz のリフレッシュレートに対応した10.61インチのディスプレイを備え、Dolby Atmos対応の4つのスピーカーを搭載しています。
3GB+64GBモデルと4GB+128GBモデルが存在します。
※本記事では、3GB+64GBモデルを紹介します
主な仕様は以下の通りです。
プロセッサ | MediaTek Helio G99 |
OS | MIUI 13 for Pad based on Android 12 |
ディスプレイ | サイズ:10.61 インチ 解像度:1200×2000 リフレッシュレート:90 Hz 輝度:400 nits (typ) |
メモリ(RAM) | 3GB または 4GB |
ストレージ | 64GB または 128GB |
スピーカー | 4 スピーカー(Dolby Atmosに対応) |
カメラ | リアカメラ:約800万画素 フロントカメラ:約800万画素 |
ワイヤレス接続 | Bluetooth 5.3、Wi-Fi 5 2.4GHz/5GHz |
端子 | USB-C |
スロット | microSDカードスロット |
バッテリー | 8,000mAh(18W高速充電) |
サイズ | 高さ:250.38mm、幅:157.98mm、厚さ:7.05mm |
重量 | 445g |
カラーは「グラファイトグレー」、「ムーンライトシルバー」、「ミントグリーン」の3色が用意されています。
詳細は、以下のAmazonのサイトでも確認できます。
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」のパッケージと内容物
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱です。
表側には、全体的に大きくタブレットのイラストがプリントされています。
裏側は無地で、何も記載はありません。
側面には、製品の仕様が記載されています。
3GB+64GBモデルであることがわかります。
パッケージを開封すると、不織布に入ったタブレット本体が現れます。
パッケージの中には、以下の5点が入っています。
<内容物>
・Redmi Pad 本体
・充電アダプタ
・充電用USBケーブル
・ピン(microSDトレイを開けるためのもの)
・書類一式
22.5Wの充電アダプタが付属します。USB-A端子です。
コンセントプラグ部分は折りたたみはできません。
充電用USBケーブルは、Type-A to Type-Cケーブルです。
microSDトレイを開けるためのピンも付属しています。
書類一式として、「クイックスタートガイド」と「保証に関するお知らせ」が付属します。
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」の外観やスペックを確認
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」の外観を紹介します。
今回紹介するのは、「ムーンライトシルバー」のカラーになります。
画面は光沢のある10.61インチの液晶画面です。
横向きに置いた状態でフロントカメラが中央に来るように配置されています。
画面のベゼルはかなり細く、安物のタブレットとは違います。
背面にはリアカメラが配置されています。
カメラ部分は1mmほど出っ張っています。
左上(横向き時)に「Redmi」のロゴがさりげなく入っています。
金属のボディで高級感があります。
右側面には音量ボタンとmicroSDトレイが配置されています。
左側面には何もありません。
上側面には電源ボタンとスピーカーが2箇所に配置されています。
中央には「Dolby Atmos」のロゴがプリントされています。
下側面には充電端子(USB-C)とスピーカーが2箇所に配置されています。
初回電源投入時は、初期設定画面が表示されます。
画面に従ってセットアップをします。
セットアップ(初期設定)が完了すると使用できるようになります。
初期画面は以下のようにシンプルで、いくつかのアプリが入っている程度です。(原神やNetflixのアプリが最初から入っていました)
画面は思った以上に綺麗で、鮮やかです。
ちなみに、タブレット本体を保護したいけれど、できるだけコストをかけずに済ませたいという方は、下記の記事もあわせて参考にしてください。
OSは「MIUI 13(Android12ベース)」であることが確認できます。購入時点のバージョンは以下の通りですが、OSアップデートの通知が来ています。
ストレージは64GB中17.9GBが使用済みです。
MIUI14(Android13)へのOSアップデートについては、以下の記事で紹介しています。アップデートにより性能の変化もあったので、合わせて参考にしてください。
CPUは「MediaTek Helio G99」で、メモリ(RAM)は3GB+仮想メモリ1GBであることが確認できます。
仮想メモリについては、増設の有無を設定可能です。
(デフォルトは有効になっています。)
リフレッシュレートの変更も可能で、最大90Hzまで設定可能です。
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」の性能計測
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」の性能を計測します。
Antutuベンチマーク(V10)で性能を計測しました。
結果はスコアが「340,587」でした。
次に、GeekBench 5 で性能を計測しました。
結果は、Single-Coreが「549」、Multi-Coreが「1821」となりました。
さすがはミドルクラスのタブレットということもあり、十分な性能を持っています。
メモリの少なさは気になるところですが、単独でアプリを使用する場合であればかなりの性能が期待できます。
「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GBモデル)」の使用感
良いと感じた点
十分な性能を持っている
Antutuベンチマーク(V10)でのスコアが「340,587」、GeekBench 5でのSingle-Coreが「549」、Multi-Coreが「1821」という結果が示している通り、2万円のタブレットとしては破格の性能だと言えます。
実際にWebブラウザでのブラウジングや動画視聴、アプリ使用においてはかなりスムーズに動作します。本当にこの性能で2万円でいいの?と思うぐらいです。
一方で、メモリが3GBと少ないこともあり、多数のアプリを開いた状態だと動作が重たくなりやすいので、同時に開くアプリは少なくする方が良いです。(重たいゲームのプレイは厳しいです)
映像が綺麗
1200×2000の精細な解像度に10.61 インチの大きめな画面ということもあり、動画を視聴していると没入感があります。色彩も鮮やかで映像がとても美しいです。
さらにリフレッシュレートが90 Hzということもあり、動きがスムーズに感じます。
写真や動画視聴にとても向いている端末だと感じました。
スピーカーの音が良い
4つのDolby Atmosに対応したスピーカーということもあり、音がとても良いです。
映画を視聴していても安物のタブレットとは一線を画した音で驚きました。
綺麗な映像と相まって映画などの動画視聴用の端末として、とても質の高い体験を提供してくれます。音楽鑑賞にもおすすめです。
バッテリー持ちが良い
大容量バッテリー(8,000mAh)を搭載していることもあり、バッテリーの持ちが驚くほど良いです。同じような使い方をした場合、iPad Pro11インチ(第3世代)と比べてもこちらの方が持ちが良いです。
特に驚いたのは、24時間何も触らずに放置していたところ、バッテリーがたった3%しか減っていませんでした。1日中触っていてもバッテリー切れになることもなく、バッテリーの持ちが良いです。
また、充電も18Wの高速充電に対応しているので、バッテリーに関しても大満足です。
microSDが使えるのが良い
microSDが使用できるので、本体ストレージが64GBでも十分に運用可能です。
対応するmicroSDの容量については公式サイトには明記されていませんでしたが、512GBのmicroSDは問題なく認識して使用できています。
価格が安い(コスパが高い)
ここまで良いと感じた点について紹介した通り、これだけの機能・性能で約2万円で購入できるというのはコストパフォーマンスが高いと言わざるを得ません。
もちろん高スペックなタブレットはたくさんあります。でも高スペックなタブレットは価格も5万円以上するような高価な部類に入ってしまいます。
機能と性能と価格を考えた時のコストパフォーマンスの高さは群を抜いていると感じました。(当初の販売価格が約4万円でその半額程度になっていると考えるとコストパフォーマンスの高さも納得です)
いまいちと感じた点
カメラ性能がそこそこ
リアカメラもフロントカメラも両方とも800万画素です。
綺麗な写真や動画を撮りたいといった用途には向いていません。それなりには撮れますのであまり気にしない人は大丈夫ですが、カメラを重視している場合はおすすめできません。
GPS非搭載
GPS非搭載です。もちろんSIMも使用不可で、Wi-Fiのみでの運用となります。
Wi-FiのみであってもGPSが搭載されていればテザリングやモバイルWi-Fiなどで繋いでカーナビの代わりにも使えるのですが、残念ながらGPS非搭載なためカーナビとしては使用できません。また、位置情報を使ったゲームなども制限されますので、GPSが必要な方は要注意です。
まとめ
本記事では、コスパの高いAndroidタブレット「Xiaomi Redmi Pad (3GB+64GB)」を紹介しました。
結論としては、約2万円のタブレットとしては良すぎるぐらい十分な性能と機能で、コスパが高いと感じました。
操作していても、それなりにスムーズに動作し、バッテリーの持ちも非常に良く、映像も綺麗で、音も良い。これで約2万円なので、お得感が高いです。
高いタブレットは手が届かない。でも安いタブレットでは使い物にならないかもと悩まれている方には、ぜひ参考にしていただきたいです。
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