この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 新型シエンタ(10系)7人乗りは車中泊に不向きなの?(5人乗りでないとダメ?)
- 新型シエンタ(10系)7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間の作り方が知りたい。
トヨタの新型シエンタ(10系)7人乗り(以降、「シエンタ7人乗り」と記載)で車中泊は可能なの?と疑問を持っている方や、実際に車中泊をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
シエンタはコンパクトミニバンに位置付けられ、十分な車内空間があります。
トヨタもシエンタ5人乗りは車中泊などでの利用もアピールしています。
ではなぜ5人乗りが車中泊でおすすめなのかというと、5人乗りは2列目のシートを倒すだけで長さ約2mのフラットな空間が簡単に出来上がるからです。(1列目との間に多少の隙間があるのでそれを解消する必要はありますが)
一方、シエンタ7人乗りは、3列目を格納した状態で、2列目を前に跳ね上げてできるフラットな空間は、長さが約1.5mしかなく、足を伸ばして寝るには狭いスペースになってしまいます。
やはりシエンタ7人乗りは車中泊には不向きなのでしょうか。広いフラットな空間を確保することはできないのでしょうか。
そんなことはありません。
本記事では、新型シエンタ(10系)7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間の作り方を紹介します。
改造などの手間のかかる作業は不要で、購入した物を組み合わせるだけでシングルサイズ(約2m x 1m)のフラットな空間が手に入ります。
実際にこのフラットな空間で何度も車中泊をしていて、快適に過ごせています。
シエンタ7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間を作りたいという方はぜひ参考にしてみてください。もっと良い方法があるよという方はぜひコメントで共有してもらえると嬉しいです。
シエンタ7人乗りでフラットな空間を作るのに必要なもの
シエンタ7人乗りでフラットな空間を作るために用意するのは、以下の3種類です。
- 折りたたみマットレス x 2セット(ラゲッジスペースの段差解消に使用)
- コンテナボックス x 4セット(1列目と2列目の隙間解消、兼収納として使用)
- 10cm厚マットレス x 1セット
折りたたみマットレス
ラゲッジスペースの段差解消のために、折りたたみマットレス「インズ工房の4つ折りマットレス」を使用します。
軽量で4つ折りが可能なので、収納や持ち運びしやすく、140Nの硬さもあるため、このマットレスを採用しています。
段差解消のために2セット準備します。
「インズ工房の4つ折りマットレス」の詳細は、以下の記事で紹介しています。
コンテナボックス
1列目と2列目の隙間解消のために、コンテナボックスとしてRISUの30Lコンテナボックス「トランクカーゴ TC-50S LOW」を使用します。4セット準備します。
コンテナボックスを採用することで収納の機能も兼ねられます。
十分な収納力があり、車中泊で必要なものの大部分を収納できるので便利です。
また耐久性も高いため、この後紹介する10cm厚のマットレスをコンテナボックスの上に敷いて、さらにその上に人が乗っても大丈夫です。
RISUの30Lコンテナボックス「トランクカーゴ TC-50S LOW」の詳細は、以下の記事で紹介しています。
10cm厚マットレス
シングルサイズ(約2m x 1m)のフラットな空間を作り出すのに必要なのが、10cm厚マットレス「セルタンの折りたたみ式車中泊用10cm厚マットレス」です。
このマットレスは車中泊用に設計されていて、10cmの厚さと、しっかりとした硬さによって快適な居住空間を創り上げてくれます。折りたたみ式なので持ち運びも収納もしやすいです。
「セルタンの折りたたみ式車中泊用10cm厚マットレス」の詳細は、以下の記事で紹介しています。
シエンタ7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間を作る
実際にシエンタ7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間を作る方法を紹介します。
3列目のシートを格納します。
2列目のシートを少し前に移動します。
(一番後ろに下げた状態から前に10cmぐらい)
2列目の背もたれを前に倒します。
真ん中のヘッドレストは取り外します。
1列目のシートを一番前まで移動します。
折りたたみマットレス「インズ工房の4つ折りマットレス」をラゲージスペースに2枚重ねて置きます。
長い方が縦になるようにします。
1列目と2列目の間のスペースにRISUの30Lコンテナボックス「トランクカーゴ TC-50S LOW」を4つ置きます。(2つ重ねて2列で置きます。)
これでフラットな空間のための土台が完成しました。
後ろから見るとこんな感じです。
土台の上に「セルタンの折りたたみ式車中泊用10cm厚マットレス」を置くと、フラットな空間の完成です。
シングルサイズ(約2m x 1m)の広々とした空間が手に入りました。
大人でも十分足を伸ばして寝られます。
横から見るとこのような感じです。
ラゲッジスペースの上の部分が少し下がり気味になるので、気になる方は下に毛布などを敷くとよりフラットな空間が出来上がります。
セルタンのマットレスは折りたためるので、コンテナボックスへのアクセスもしやすいです。
あとは、この上にシーツや敷きパッドなどをお好みで敷くと良いです。
個人的には、夏場はニトリのNクール敷きパッド、冬場はニトリのNウォーム敷きパッドを敷いています。特に冬場の車中泊は冷え込むので、Nウォーム敷きパッドの下に電気毛布を敷くと快適です。
愛用している電気毛布は以下の記事で紹介しています。
ちなみに、ラゲッジスペースに「折りたたみマットレス」、「コンテナボックス」、「10cm厚マットレス」を積むと、下の写真のように綺麗に収まります。ルームミラーで後ろを確認するときにコンテナボックスが少し視界に入りますが、上にスペースが空いているので後方車の確認はできます。
まとめ
本記事では、新型シエンタ(10系)7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間の作り方を紹介しました。
改造などの手間のかかる作業は不要で、購入した物を組み合わせるだけでシングルサイズ(約2m x 1m)のフラットな空間が手に入りました。慣れれば5分もかからず準備できます。
シエンタ7人乗りで車中泊に快適なフラットな空間を作りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
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