この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 簡単な操作で、動画変換(動画形式の変換)や動画圧縮(動画のデータサイズの削減)をしたい。
- 動画変換ツール「MiniTool Video Converter」がどのような製品か知りたい。
自分で撮影した動画やダウンロードした動画、人からもらった動画など、最近は動画ファイルを扱う場面が増えてきました。
しかし、動画ファイルには様々な形式(MP4、MOV、WMVなど)があり、形式によっては動画をうまく再生できない場合があります。また、動画ファイルはファイルサイズが大きくなりがちで、たくさんのファイルを保存する場合には、かなりの容量が必要になるといった問題があります。
動画ファイルの形式を変換でき、ファイルサイズも削減できれば、これらの問題を解決できます。
そこで本記事では、簡単に動画変換や動画圧縮ができるツール(ソフトウェア)「MiniTool Video Converter」を紹介します。
「MiniTool Video Converter」は、簡単な画面操作で動画ファイルの形式を変換でき、動画ファイルを圧縮しファイルサイズを削減することも可能です。他にも画面キャプチャの機能も備えています。
簡単に動画形式の変換や動画サイズの削減をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
動画変換ツール「MiniTool Video Converter」の製品概要
機能概要
「MiniTool Video Converter」は、MiniTool社が提供する動画変換ツールです。
MiniTool社は、ディスクやパーティション管理、データ復旧、データバックアップの分野に特化したソフトウェア開発会社です。これまでに、開発したソフトウェア製品の世界累計ダウンロード数は4千万を突破した実績があります。
「MiniTool Video Converter」は、動画変換と動画圧縮の機能をメインとした動画変換のソフトウェアです。Windows向けにリリースされています。
主な機能は以下の通りです。
動画変換
動画や音声ファイルをMP4、MOV、AVI、WMVなど1000種類以上の形式に変換可能です。動画から音声だけを抽出することもできます。ファイルが大量にある場合でも一括変換を行えます。動画ファイルのアップスケーリングにも対応しています。
動画圧縮
できる限り画質を落とさず、動画ファイルをより小さなファイルサイズに圧縮します。様々な動画形式の圧縮に対応しています。複数の動画(最大5ファイル)を同時に圧縮可能です。
画面キャプチャ
Windows上の画面を録画できます。画面全体、特定の範囲、または指定したウィンドウだけを録画可能です。システム音声やマイク音声の録音にも対応しています。録画時間を設定して自動停止させることも可能です。
詳細は、以下の公式サイトで確認できます。
動作環境
動作環境は以下の通りです。
対応OS | Windows 10(64ビット)、Windows 11(64ビット) |
CPU | Intel Core i5 以上、2GHz 以上 |
メモリ | 4GB 以上 |
GPU | Intel HD Graphics 5000以降、NVIDIA GeForce GTX 700以降、AMD Radeon R5以降 |
ストレージ空き容量 | 1GB以上の空き容量 |
ライセンスについて(無料版あり)
「MiniTool Video Converter」には、無料版と有料版(ライセンス購入が必要)が用意されています。
無料版では、有料版と比べてできることが限られますが、使用感は確認できるので、まずは無料版で試してみて気に入ったら有料版のライセンスを購入するというので良いと思います。
有料版のライセンスには、以下の3種類が用意されています。
(長く使うのであれば、12ヶ月サブスクリプションが価格的にお得です)
・1ヶ月サブスクリプション
・6ヶ月サブスクリプション
・12ヶ月サブスクリプション
実際の価格については下記の公式サイトで確認できます。ライセンスの購入も可能です。
「MiniTool Video Converter」のインストール方法
「MiniTool Video Converter」のインストール方法を紹介します。
以下の公式サイトにWebブラウザでアクセスします。
アクセスしたサイトで、「今すぐダウンロード」をクリックします。
インストーラーファイルがダウンロードされます。

ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックで起動します。

インストーラーが起動します。
EULAとプライバシーポリシーを確認の上、「今すぐインストール」をクリックします。

インストールが開始されます。
100%になるまでしばらく待ちます。

100%になると以下の画面が表示されます。
「今すぐ開始」をクリックします。

「MiniTool Video Converter」が起動し、画面が表示されます。
これでインストールは完了です。

今回インストールしたバージョンは「4.3.0.0」です。
本記事では、このバージョンで紹介を進めていきます。

事前に有料版のライセンスを購入している場合は、ライセンスを登録して有料版として使用できます。ライセンスを登録するには、画面右上の「登録」ボタンをクリックします。(無料版として試してみる場合は、ライセンス登録は不要です。)
「ライセンスキー」を入力し、「登録」ボタンをクリックするとライセンス登録が完了し、有料版として使用できるようになります。

ライセンスの登録が完了すると、右上にライセンスの残り日数が表示されます。

「MiniTool Video Converter」の使用方法
「MiniTool Video Converter」に搭載されている機能の中で、「動画変換」と「動画圧縮」の使い方を紹介します。
1)動画変換の使い方
2)動画圧縮の使い方
1)動画変換の使い方
動画や音声ファイルを別の形式に変換する「動画変換」のやり方を説明します。
「MiniTool Video Converter」を起動し、メニューの「動画変換」を選択します。
動画形式を変換したい動画ファイルを右側にドラッグ&ドロップして読み込ませます。

動画ファイルの情報が表示されるので、「設定」アイコンをクリックします。
(今回は、変換元の動画にMP4形式のファイルを使用しました。)

変換先の形式を選択する画面が表示されます。
様々な動画や音声の形式と解像度から選択できるので、その中から形式と解像度を選択します。
(今回は、AVI形式の1080p(1920×1080)を選択しました。)

「変換」をクリックします。

形式の変換処理が開始されるので、完了まで少し待ちます。
(動画の長さや解像度などによって、変換にかかる時間は異なりますが、今回は21秒の1080pの動画で13秒程度で変換できました。)

変換が終わると、変換後の情報が表示されます。
右側の「フォルダ」アイコンをクリックします。

変換後の動画ファイルが保存されているフォルダがエクスプローラで表示されます。
AVI形式に変換された動画ファイルが出力されています。

もちろん変換後の動画ファイルはちゃんと再生できます。

複数の動画ファイルの形式を一括で変換することも可能です。
複数の動画ファイルをドラッグ&ドロップで読み込ませ、画面下の「すべて変換」ボタンで一括変換できます。

このように、変換したい動画ファイルを読み込ませ、変換後の形式を選択し、変換処理を実行するだけで簡単に動画ファイルの形式を変換できました。
2)動画圧縮の使い方
できる限り画質を落とさず、動画ファイルをより小さなファイルサイズに圧縮する「動画圧縮」のやり方を説明します。
「MiniTool Video Converter」を起動し、メニューの「動画圧縮」を選択します。
圧縮したい動画ファイルを右側にドラッグ&ドロップして読み込ませます。

動画ファイルの情報が表示されるので、「設定」アイコンをクリックします。
(今回は、圧縮する動画に4KのMP4形式のファイルを使用しました。)

圧縮率を指定する画面が表示されます。
10%から100%の間で圧縮率を設定し、「OK」をクリックします。
60%から80%の間が画質の良さとファイルサイズ削減のバランスが良いみたいです。圧縮後の推定のファイルサイズが表示されるので参考にすると良いです。
(今回は、70%を選択しました。)

「圧縮」をクリックします。

圧縮処理が開始されるので、完了まで少し待ちます。
(動画の長さや解像度などによって、圧縮にかかる時間は異なりますが、今回は27秒の4Kの動画で7秒程度で圧縮できました。)

圧縮が終わると、圧縮後の情報が表示されます。
右側の「フォルダ」アイコンをクリックします。

圧縮後の動画ファイルが保存されているフォルダがエクスプローラで表示されます。

圧縮前(画像上)と圧縮後(画像下)の動画を見比べましたが、見た感じはほとんど差を感じません。圧縮後の動画も十分に綺麗です。


さらに拡大して比較しました。
わずかに圧縮前(写真左)の方が綺麗に見える部分はありますが、これぐらいの差であれば圧縮して容量削減できる方が嬉しい場面が多いのではないでしょうか。


ファイルサイズも圧縮前の46.7MBから32.9MBに削減できています。

複数の動画ファイルを一括で圧縮することも可能です。
複数の動画ファイルをドラッグ&ドロップで読み込ませ、画面下の「すべて圧縮」ボタンで一括圧縮できます。

動画変換の時と同じように、圧縮したい動画ファイルを読み込ませ、圧縮率を設定し、圧縮処理を実行するだけで簡単に動画ファイルの圧縮(データサイズの削減)ができました。
まとめ
本記事では、簡単に動画変換や動画圧縮ができるツール(ソフトウェア)「MiniTool Video Converter」を紹介しました。
1000種類以上の形式に対応し、動画ファイル形式を変換できる機能を持ちます。また、動画ファイルを圧縮しファイルサイズを削減することも可能です。他にも画面キャプチャの機能も備えています。
実際に「動画変換」と「動画圧縮」を行いましたが、とても簡単に、統一的な操作で変換も圧縮も行えました。特に難しい知識は不要で、様々な形式に変換でき、圧縮後の動画ファイルは画質の損失も少なく、ファイルサイズを減らしたい場合にはとても便利です。
動画形式の変換やファイルサイズの削減をしたい方には、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
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