この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
購入してすぐに始められるRaspberry Pi5のセット品を探している。
Vesonnの「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」がどのような製品か知りたい。
Raspberry Piは「シングルボードコンピュータ」と呼ばれ、1枚のプリント基板上にCPUや入力インタフェースなどを備えた小型のコンピューターです。
Raspberry Piは汎用性が高く、プログラムや電子工作などあらゆる用途で利用できます。
初代は2012年に発売が開始され、その後いくつかの世代を経て進化しています。
最新版のRaspberry Pi5は性能が飛躍的に向上し、前モデルと比較してCPU性能は2〜3倍、GPU性能は2倍になっています。一般的なパソコンの用途(ブラウジングや動画視聴など)でも快適に動作します。
そこで本記事では、Vesonnの「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」を紹介します。
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」は、記事執筆時点で最新のRaspberry Pi5で、メモリはなんと16GBも搭載しています。大量にメモリを消費するようなタスクの実行など、さまざまな用途で活用できます。
Raspberry Pi5はコンピューター本体である基盤のみを購入することも可能ですが、これだけではすぐには使えません。Raspberry Pi5を使うためには、microSDカードや電源アダプタ、画面出力用のHDMIケーブルといった様々な付属品が必要となります。本製品は、必要な付属品一式がセットになっているので、別途揃える必要もなく、購入したものの合わなかったといった心配もありません。
内容物や組み立て方、セットアップ方法(初期設定)、使用感などをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
Vesonnの「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」の製品概要
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」は、シングルボードコンピュータのRaspberry Pi5(16GBモデル)に加え、必要な付属品が全てセットになった製品です。
付属品(内容物)は後ほど紹介しますが、microSDカードや電源アダプタ、画面出力用のHDMIケーブルといった必要な物が全て揃っています。本製品を購入するだけで、すぐにRaspberry Pi5を使えるようになります。
※実際に使用する場合には、ディスプレイやキーボード、マウスを別途用意する必要があります
Raspberry Pi5 16GBの仕様は以下の通りです。
| SoC | Broadcom BCM2712 |
| CPU | 2.4GHz 4コア Cortex-A76 (ARMv8、64bit、L2: 512KB、L3: 2MB) |
| GPU | VideoCore VII |
| メモリ | LPDDR4X-4267 SDRAM |
| 無線LAN | IEEE 802.11 b/g/n/ac 2.4/5GHz デュアルバンド |
| 有線LAN | ギガビットイーサネット |
| Bluetooth | Bluetooth Ver5.0+LE |
| GPIO | 40ピン 2.54mm ピンヘッダー |
| インタフェース | USB3.0ポート ×2 USB2.0ポート ×2 micro HDMIポート(最大4Kp60対応)x2 MIPI CSI 4-lane (22pin 0.5mmピッチ)x2 PCIe 2.0 シングルレーン x1 microSDカードスロット |
| 電源端子 | USB Type-C |
| サイズ | 85 × 56 × 18mm |
| 重量 | 約45g |
詳細は、以下のAmazonのサイトでも確認できます。
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」のパッケージと内容物
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱で、とてもシンプルです。

パッケージの中には、内容物がしっかりと収まっています。

中には以下の9点が入っています。
<付属品>
・Raspberry Pi5(16GB)ボード
・Raspberry Pi5 専用ケース
・アクティブクーラー(冷却ファン)
・Raspberry Pi5 用27W電源
・microSDカード(64GB)
・microSDカードリーダ
・HDMIケーブル(MicroHDMI to HDMI)x2
・ドライバー
・取扱説明書

専用ケースは黒一色で、材質は高品質のABSです。
ボードを固定するためのネジやゴム脚、緩衝材も同梱されています。(緩衝材を使う場所は不明です。)

アクティブクーラー(冷却ファン)に加え、取り付け方の説明書や固定用のピン、熱伝導パッドも付属します。

Raspberry Pi5 用27W電源は、端子がUSB-Cで、27Wでの給電が可能です。
(Raspberry Pi5の最大電力である27Wでの電力供給ができる貴重な電源アダプタです。)
PSEマークも取得しているので安心です。


microSDカードはSANDISKの64GB(class10、UHS1対応)が付属します。
SDカードアダプタも付属します。

USB Type-AのmicroSDカードリーダも付属します。
パソコンでmicroSDカードにOSを書き込む際に使います。

HDMIケーブルが2本付属します。
MicroHDMI to HDMIで、ディスプレイへの出力に使用します。

ボードをケースにねじ止めする際に必要となるドライバーも付属します。

取扱説明書は英語に加え、日本語の記載もあります。


Raspberry Pi5の外観
Raspberry Pi5のボードは、赤いパッケージに入っています。

パッケージの裏側には仕様が記載されています。

Raspberry Pi5ボードの表側です。
一枚の基盤上にSoCやメモリ、各種インタフェースが配置されています。
この小さな基盤にテクノロジーが凝縮されています。

側面から見ると各種インタフェースがよく分かります。


裏側には、microSDカードスロットが備わっています。


「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」の組み立て
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」を組み立てていきます。
これから紹介する手順で簡単に組み立てられます。
4箇所に熱伝導パッドを貼り付けます。


アクティブクーラー(冷却ファン)をコネクタに接続します。

固定用の2本のピンでアクティブクーラー(冷却ファン)をボードに固定します。


次に、ボードをケースに格納していきます。
ケースはこのように3つのパーツ(底面、側面、蓋)に分かれています。

Raspberry Pi5ボードをケース底面に取り付けます。
取り付けには、付属のネジ4本とドライバーを使用します。


ケースの側面を取り付けます。
ケースの側面を底面にはめ込むだけで取り付けられます。


ケースの蓋をはめ込んで取り付けます。


ケースの底面にゴム脚を取り付けていきます。
ゴム脚は裏側が両面テープになっているので、4箇所に貼り付けます。


これで組み立てとケースへの収納は完了です。
組み立て後はこのようにケースにしっかりと収まります。

各種インタフェースの位置もピッタリです。


microSDカードへのアクセスもバッチリです。


Raspberry Pi5のセットアップ(初期設定)
Raspberry Pi5のセットアップ(初期設定)を行なっていきます。
セットアップの流れは以下の通りです。
(1)microSDカードにOSをインストール
(2)microSDカードを本体にセット
(3)ケーブル類の接続
(4)OSの起動
順番に説明していきます。
(1)microSDカードにOSをインストール
Raspberry Pi5はパソコンのようにハードディスクやSSDにOSをインストールするのではなく、microSDカードにインストールしたOSで動作します。
microSDカードへのOSのインストールはパソコン(Windows、Mac、Linux)から実施します。
以下のRaspberry Piの公式ページにアクセスして、「Raspberry Pi Imager」アプリをパソコンにインストールします。
インストールした「Raspberry Pi Imager」アプリを使って、microSDカードに「Raspberry Pi OS」をインストールします。
(2)microSDカードを本体にセット
「Raspberry Pi OS」をインストールしたmicroSDカードをRaspberry Pi5のSDカードスロットに挿入します。表裏の向きを間違えないように写真のように挿入します。
※奥まで挿しても少しはみ出た感じになりますが、これでOKです。

(3)ケーブル類の接続
Raspberry Pi5に以下のケーブル類を接続します。
・HDMIケーブル(micro HDMIポートとディスプレイに接続)
・Raspberry Pi5 用27W電源(USB-Cに接続 ※コンセントにはまだ接続しない)
・マウス、キーボード(USB Type-Aに接続)

(4)OSの起動
Raspberry Pi5 用27W電源をコンセントに接続します。
接続すると、Raspberry Pi5の電源がONになり、microSDカードに入れたOSが起動します。

これでOSの起動は完了です。
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」の使用感
実際にRaspberry Pi5を使用した感想をお伝えします。
電源OFFの状態から電源をONにすると、25秒ほどでデスクトップ画面が表示されます。
性能面では、5年ぐらい前のエントリークラスのパソコンに近いぐらいの性能を持っています。
標準搭載されているブラウザアプリ(Chromium)以外にもFirefoxが搭載されています。ブラウザでのWebブラウジングや動画視聴なども快適です。

最初は日本語化されていないので、メニューなどが英語で表示されます。
日本語化の情報はネットで調べるとたくさん出てきますし、簡単です。
ディスプレイは最大2画面同時に出力できるので、作業効率も上がります。
これだけ小さな筐体(ボード)で、ここまでの性能があるのは凄いです。
サーバーとしての利用だけでなく、16GBというメモリの多さを活かして、大量にメモリを消費するようなタスクの実行など、さまざまな用途で活用できます。
一般的なパソコンと同じように使用できるだけでなく、LEDライトを接続してプログラムを組んで光らせたり、センサーを接続してプログラムで制御したりと用途は無限大です。
「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」は必要なものが全てセットになっているので、簡単にRaspberry Pi5を使い始められるところもとても魅力的です。
まとめ
本記事では、本記事では、Vesonnの「Raspberry Pi5 16GB Starter Kit」を紹介しました。
必要な付属品が全てセットになっているので、購入してすぐに使うことができ、付属品を個別に揃える手間も不要で、便利です。
こんなにコンパクトなボディに高い性能を備えているのにも驚きです。Raspberry Pi5はアイデア次第で様々な用途に利用可能なので、是非試してみてください。

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