この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- 任天堂の携帯ゲーム機「Nintendo DS」に似た、エミュレータが動作する携帯ゲーム機を探している。
- ANBERNICから販売されている携帯ゲーム機「RG DS」がどのような製品か知りたい。
本記事では、ANBERNICから販売されているエミュレータが動作する携帯ゲーム機「RG DS」を紹介します。
「RG DS」は、任天堂のゲーム機「Nintendo DS」や「Nintendo 3DS」を彷彿させるような形状で、2画面を搭載したクラムシェル型です。4インチのIPS液晶を2枚搭載し、アナログスティックまで備えています。OSにはAndroidを採用し、各種エミュレータが動作します。
記事内では、製品概要や外観、性能計測結果、使用感などを紹介します。「Nintendo DS」に似たような2画面搭載のクラムシェル型携帯ゲーム機を探されている方は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
Anbernicの携帯ゲーム機「RG DS」の製品概要
「RG DS」は、ANBERNIC社から販売されているAndroidOSを搭載したゲーム機です。
任天堂のゲーム機「Nintendo DS」や「Nintendo 3DS」を彷彿させるような形状で、4インチのIPS液晶を2枚搭載したクラムシェル型です。アナログスティックも備えています。比較的軽量なゲーム機のエミュレータがプレイ可能です。
カラーは、「レッド&ブラック」、「ターコイズブルー」、「ポーラーホワイト」の3色が用意されています。
主な仕様は以下の通りです。
| プロセッサ(SoC) | RK3568 ※クアッドコア(Cortex-A55x4@2.0GHz) |
| GPU | ARM G52 2EE |
| OS | Android 14 |
| ディスプレイ | IPS液晶 OCAフルラミネーション(デュアルスクリーン) サイズ:4インチ 解像度:640*480 マルチタッチ対応 |
| メモリ(RAM) | 3GB |
| ストレージ | 32GB |
| スピーカー | 高音質ステレオスピーカー |
| 端子 | USB Type-C x2 3.5mmイヤホンジャック |
| スロット | microSDカードスロット(最大2TBまで対応) |
| ワイヤレス接続 | Bluetooth 4.2 Wi-Fi 5 |
| その他機能 | 振動モーター 6軸ジャイロセンサー |
| バッテリー | 4,000mAh |
| サイズ | 160 x 90 x 21.5 mm |
| 重量 | 321g |
詳細は、以下の公式サイト、またはAmazonのサイト、AliExpressでも確認できます。

Anbernic「RG DS」のパッケージと内容物
「RG DS」のパッケージは、しっかりとした硬さがある紙製の箱です。
パッケージの中央に製品の写真がプリントされています。

パッケージの側面には、購入したカラーが分かるようになっています。
(Black&CrimsonRedにチェックが付いています。)

パッケージを開封すると、製品がしっかりと収まっています。

パッケージの中には、以下の5点が入っています。
<内容物>
・RG DS 本体
・タッチペン
・USBケーブル
・画面保護フィルム(クリーニングキット含む)
・ユーザーマニュアル

タッチパネル操作用のタッチペンが付属します。

USBケーブルは、Type-A to Type-Cケーブルです。
(充電アダプタは付属しないので、別途用意する必要があります。)

ストラップも付属します。

2画面分の光沢タイプのガラスフィルムが付属します。
クリーニングキットも同梱されていました。

ユーザーマニュアルは英語と中国語の記載です。(サンキューカードも付属します)


Anbernic「RG DS」の外観やスペックの確認
Anbernic「RG DS」の外観を紹介します。
今回紹介するカラーは「レッド&ブラック」です。
天面が光沢のある赤色で、その他の部分が黒色のツートンカラーになっています。

天面は、光の加減で赤色が鮮やかな赤に見えたり、暗めの赤に見えたりと、高級感のある仕上げになっています。

側面手前側には、3.5mmイヤホンジャックが配置され、左右の角にはストラップホルダーが設けられています。

側面奥側には、L1L2ボタン、R1R2ボタン、USB Type-C端子が2つ、microSDカードスロットが備わっています。microSDカードは最大2TBの容量まで対応しています。
2つあるUSB Type-C端子のうち、充電可能なのは写真の左側に配置された端子のみです。

側面右側には、電源ボタンと音量ボタンが配置されています。LEDも備わっています。
側面左側には、ボタンや端子類はありません。


底面は、このような感じになっています。

開くと、上下に画面と各種ボタン(コントローラ)が現れます。

上側には、中央に4インチの画面(解像度:640*480)、その両側にスピーカーが配置されています。スピーカーはステレオスピーカーで、音質もなかなか良いです。

十字キー(Dパッド)とABXYボタンが並行になるように配置され、それぞれの下にアナログスティックが配置されています。
左アナログスティックの下には「ファンクションボタン」と「リターンボタン」、右アナログスティックの下には「セレクトボタン」と「スタートボタン」が配置されています。

画面の角度は無段階で自由に固定できます。(その分、ヒンジは硬めです。)
最大約180°まで開きます。


Nintendo 3DS と比較すると、「RG DS」の方がひと回り以上大きいです。


Nintendo 3DS はアナログスティック(スライドパッド)が一つで上側に配置されているのに対し、「RG DS」ではアナログスティックの配置と数が異なります。
画面も「RG DS」の方が大きく、プレイしやすいです。

本体の重量を計測しました。
microSDカードや保護フィルムを含まない状態で、311.5g でした。

電源ボタンを長押しすると、電源がONになり、「ANBERNIC」のロゴが表示されます。

初回電源投入時は、初期設定画面が表示されます。
画面に従ってセットアップをします。

セットアップ(初期設定)が完了すると使用できるようになります。
Androidスマホと同じようにAndroidの画面が表示されます。

OSはAndroid14、ストレージは32GB(うち11GB使用)であることが確認できます。


各種エミュレータアプリが豊富に入っていて、他にも音楽再生や動画再生、カレンダーのアプリなど様々なアプリがインストールされています。
GooglePlayアプリは入っていませんので、必要であればAPKファイルからインストールする必要があります。


画面上端から下にスワイプして表示される設定項目では、画面の明るさやWi-Fiの設定、ランチャーの切り替え、ABXYボタンの配置(NintendoSwitch配列かXBOX配列かの切り替え)などいくつもの設定が可能です。画面の明るさは上画面と下画面それぞれで変更可能です。


独自のランチャーも用意されています。
エミュレータメインで遊ぶ場合には、こちらのランチャーも便利です。

参考までにCPU-Zの情報も載せておきます。
※実際の画面サイズは4インチですが、10.63インチと判別されているのは謎です


Anbernic「RG DS」の性能計測
性能について、「Antutuベンチマーク(V10、V11)」と「GeekBench 6」での計測結果を紹介します。
全体的な性能計測の結果としては、それほどベンチマークスコアは高くないという感じです。軽量のエミュレータであれば十分動かせる性能は持っていますので、遊べるハード(エミュレータ)をしっかりと認識した上で使う必要がありそうです。
Antutuベンチマーク(V10)での性能計測
Antutuベンチマーク(V10)での性能計測結果を紹介します。
結果、スコアは「106,078」でした。


Antutuベンチマーク(V11)での性能計測
Antutuベンチマーク(V11)での性能計測結果を紹介します。
結果、スコアは「158,410」でした。


GeekBench 6での性能計測
GeekBench 6での性能計測結果を紹介します。
結果は、Single-Coreが「210」、Multi-Coreが「477」となりました。

また、GPU性能の結果は、OpenCLが「451」、Vulkanが「449」でした。


Anbernic「RG DS」の使用感
良いと感じた点
DSをプレイするには十分な性能
いくつかNintendo DS のゲームをプレイした感じでは、十分な性能があり快適にプレイできました。マリオカートDSを2倍解像度でプレイしましたが、処理が重たいなどの問題はありませんでした。

ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイアドバンスといった軽いエミュレータは問題なく動作します。PlayStationも快適に動作しました。
Nintendo64やPSPもかなり動作する感じです。アナログスティックを搭載しているので、操作性も問題はありません。
これらよりも動作の重たいエミュレータは厳しい感じです。
3DSもタイトルによっては遊べなくはないといったレベルです。
全般的には、Nintendo64やPSPぐらいまでが遊べる範囲かなといった感じです。
Nintendo DS専用機として使うのも良いと思います。
2画面が便利(DSに最適)
4インチの画面が上下それぞれに配置されていて、まさにNintendo DSと同じスタイルです。
Nintendo DS のエミュレータでは、上画面と下画面に表示されるので、Nintendo DS でプレイしているのと同じ感じで遊べます。画面表示はとても綺麗です。

画面サイズも上下で同じなので、上下の画面が繋がっているようなタイトルでも違和感なく(位置のずれなどなく)プレーできます。遅延もなく両方の画面がしっかりと連動しています。
2画面を活かして、上の画面ではWebブラウザでゲームの攻略サイトを閲覧しながら、下の画面でゲームをプレイするといったことも可能です。(上と下の画面でそれぞれ別のアプリを起動することが可能です。)

タッチパネルの感度は良好
タッチパネルの感度は良好です。
付属のペンでのタッチ操作はもちろん、その他のペン(静電容量式)や指でもタッチ操作可能です。

反応も良く、スムーズにタッチ操作できます。
Nintendo DS にはタッチ操作を必要とするゲームが多くあるため、それらのゲームを快適にプレイできます。
スリープ時のバッテリー消費が少ない
実際に、Nintendo DS のエミュレータでゲームをプレイしている途中に、画面を閉じてスリープ時のバッテリー消費を計測しました。
スリープ開始時のバッテリー残量は98%で、24時間経過後のバッテリー残量は84%でした。条件によって消費量は上下すると思われますが、今回の計測では24時間で14%の消費で、2時間に約1%消費するという計算になり、消費量は少ないと言えます。
これぐらいの消費量であれば気軽にスリープを使用できます。
ファンレス設計
ファンを搭載していないので、動作中は無音です。
夜にベッド横でプレイするなど、静かな環境で使用する場合にはありがたいです。
気になった点
2画面処理には限界がある
2画面処理には限界があります。
例えば、上の画面でYouTubeの動画を再生しながら、下の画面でPSPをプレイすると、ゲームが重たくなってカクカクの動作になったり、動画再生が遅延したりします。

重たい処理を2つの画面でそれぞれ実行するには限界があります。
Google Play に非対応
Google Play に非対応であるため、ストアからのアプリのダウンロードはできません。
そのため、アプリを追加したい場合はAPKファイルを別途入手し、インストールする必要があるため敷居が上がります。基本的に必要となるエミュレータアプリなどはデフォルトでインストールされているため、そこまで困ることはないと思いますが、自分が使い慣れているアプリを追加したい場合はひと手間かかります。
まとめ
本記事では、ANBERNICから販売されているエミュレータが動作する携帯ゲーム機「RG DS」を紹介しました。
「RG DS」は、任天堂のゲーム機「Nintendo DS」や「Nintendo 3DS」を彷彿させるような形状で、2画面を搭載したクラムシェル型です。4インチのIPS液晶を2枚搭載し、アナログスティックまで備えています。OSにはAndroidを採用し、各種エミュレータが動作します。
Nintendo DSなど比較的軽量なエミュレータをプレイする目的であればコスパは高いです。2画面の携帯ゲーム機の中では、価格が安価に設定されていますので、2画面を体験してみたい場合や、コストを抑えたい場合にも良い選択肢だと感じました。


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