この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンを探している。
- SOUNDPEATSのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Breezy」がどのような製品か知りたい。
耳を塞がないオープンイヤー型のイヤホンが増えてきました。
各社からさまざまな製品が販売されています。
オープンイヤー型のイヤホンは、ながら作業やウォーキング(ランニング)、仕事での利用など幅広いシーンで活躍します。耳を塞がないため、音楽を聴いたり、通話をしていても周囲の声や状況が把握しやすいというのが特徴です。
そこで本記事では、SOUNDPEATSのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Breezy」を紹介します。
「Breezy」はオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンで、高音質、高性能でありながらも価格を抑えたコスパの高い製品です。しかもアプリでのカスタマイズにも対応していて、最大40時間(ケース込み)の再生が可能です。
オープンイヤー型イヤホンを試してみたい方や、できるだけコストを抑えたい方には特に参考にしていただきたいです。
SOUNDPEATSのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Breezy」の製品概要
SOUNDPEATSの「Breezy」は、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー搭載により高音質を実現し、AI通話ノイズキャンセリング、マルチポイント接続、Bluetooth5.4、低遅延ゲームモードといった様々な機能を備えています。またケースを併用することで最大40時間の使用が可能です。
本製品は、VGP 2024 SUMMER 金賞、VGP 2024 SUMMER 企画賞を受賞していて、対外的にも高い評価を得ています。
製品の主な特徴は以下の通りです。
デザイン
耳をふさがないオープンイヤーデザインで、最大90°まで調整可能なイヤーフックを搭載し、安定した快適な付け心地を提供します。
音質
12mmデュアルマグネットダイナミックドライバーとダイナミックEQ(低音強化アルゴリズム)による高音質を実現しています。
性能、機能
AI通話ノイズキャンセリング、マルチポイント機能、Bluetooth5.4、低遅延ゲームモードといった多彩な機能を搭載しています。
再生時間
最大40時間の再生が可能です。
価格
豊富な機能を持ちながらも、5,000円強で購入できるという高いコストパフォーマンスを実現しています。
製品の主な仕様は以下の通りです。
本体操作 | タッチ式 |
角度調節 | 対応(90°、無段階) |
再生時間 | 最大40時間(イヤホン単体で10時間、ケース併用で40時間) ※音量や使用環境により異なる場合があります |
ドライバー構成 | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
ノイズキャンセリング | AI通話用(ENC)ノイズキャンセリング ※アクティブノイズキャンセリングには非対応 |
空間サウンド | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 |
アプリ対応 | あり(専用のアプリで各種設定が可能) |
ゲームモード | 対応 |
対応コーデック | AAC、SBC |
防水レベル | IPX4 (イヤホン) |
充電時間 | イヤホン 1.5時間、ケース 2時間 |
重量 | イヤホン単体(片側):8.43g ケース:45.22g |
詳細は、以下の公式サイト、またはAmazonのサイトでも確認できます。
SOUNDPEATS「Breezy」のパッケージと内容物
SOUNDPEATS「Breezy」のパッケージを紹介します。
パッケージは紙製の箱です。
薄いビニールで覆われているので、運搬時の水濡れも防いでくれます。

パッケージの表側には、製品の写真が大きくプリントされています。
VGP 2024 SUMMER 金賞、VGP 2024 SUMMER 企画賞受賞のシールも貼られています。

パッケージの裏側には、製品の仕様や取得している規格が記載されています。
もちろん技適も取得済みです。

パッケージは右側面が磁力で吸着している形になっているので、右側面から開けます。パッケージにこのようなギミックを採用している点にこだわりを感じます。


パッケージを開封すると、以下の5点が入っています。
<内容物>
・ワイヤレスイヤホン+ケース(Breezy)
・充電用USBケーブル
・取扱説明書
・アプリダウンロードの案内
・ステッカー

付属の充電用USBケーブルは、短めのUSB Type-A to Type-Cです。

取扱説明書は、各国語併記で日本語の記載もあります。


アプリダウンロードの案内も日本語の記載が用意されています。
アプリは、GooglePlayとAppStoreの両方に対応しています。

おまけとして、可愛らしいステッカーも付属します。
このような遊び心があるのはとても嬉しく感じます。

SOUNDPEATS「Breezy」の外観
SOUNDPEATS「Breezy」の外観を紹介します。
ケースの形状は一般的なワイヤレスイヤホンのケースと少し違い、上面が平たい形状になっています。
マットなブラックを基調に、斜めに形取ったSOUNDPEATSのロゴが右半分に大きく入っています。ロゴはラメのような模様になっていて光の当たり方によって変化するので、とても綺麗です。
ケースを指で触っても指紋が付きにくく、汚れが目立ちにくいです。

底面には何もなく、マットなブラック一色です。

前面にはLEDが設けられています。
LEDによって充電状況や電池残量がわかるようになっています。

背面には充電用のUSB Type-C端子が備わっています。

イヤホンはケースの中にこのような形で収まっています。
イヤホンはケースに磁力で吸着します。

オープンイヤー型のイヤホンなので、耳に掛ける形状になっています。
ラメのような模様が入っている部分はタッチ式のセンサーになっています。再生・停止や音量の上げ下げ、曲送り・曲戻しといった様々な操作が可能です。(アプリで操作の割り当てを変更することも可能です。)


内側には、スリット(スピーカー部分)と充電用接点、LR表記があります。
耳の穴に入れないので、イヤーピースはありません。(小さなスピーカーを耳元で鳴らしている感じになります。)

重量を実測しました。
イヤホン片側で8.4gで、公称値(8.43g)と同じでした。

イヤホン両側とケースを合わせて62.3gでした。

SOUNDPEATS「Breezy」の使用感
「Breezy」を実際に使用して感じた「良い点」と「気になった点」をお伝えします。
実際に使用して良いと感じた点
音質が良い
5000円クラスのオープン型イヤホンとしては音質が良いと感じました。
12mmデュアルマグネットダイナミックドライバーとダイナミックEQ(低音強化アルゴリズム)によるものなのか、中高音がはっきりとしていて、ボーカルの音声がしっかりと聞こえます。それでいて低音も迫力のある音をしっかりと出せています。
あとで紹介するアプリを使うことで、さらに自分好みの音を作ることもできます。
耳が塞がれていない便利さ
オープンイヤー型の特徴である耳を塞がないという事の便利さが感じられました。
イヤホンを装着していても周囲の音が普通に聞こえるので、オンラインミーティングをしている最中も終わった後もずっと着けっぱなしでいられます。いちいちイヤホンを着けたり外したりする手間から解放されます。
耳の穴に入れないので、長時間装着していても耳が痛くなったり、痒くなったりすることもありませんでした。耳に引っ掛けているので、いい感じに重さが分散されているようです。
角度調節が可能
なんとイヤホン部分の角度を調節できる機能が備わっています。
このような感じで90度の範囲で無段階に角度を調節できます。


装着した後で、自分の耳穴の位置に合わせることで、音声がよりダイレクトに耳に届くようになります。
通話品質が良い
オンラインのミーティングで実際に使用してみました。
相手の話し声はしっかり聞こえました。こちらの音声も相手にしっかりと伝わっているようでした。周囲が少しうるさい環境でもAI通話ノイズキャンセリングのおかげで相手にはほとんど聞こえていない感じでした。
1日中装着したままで、仕事したり、オンラインミーティングしたり、周りの人と会話したりと、シームレスに移行できるのがとても楽です。
便利なアプリに対応している
「Breezy」には、GooglePlayとAppStoreのアプリが用意されています。
アプリのホーム画面では、ゲームモードやムービーモードを有効にしたり、バッテリー残量の確認などができます。

タッチ操作の割り当ての変更も可能です。

イコライザーでは、プリセットだけではなく、適応型イコライザー(自分に合った設定にしてくれる)やカスタムイコライザーも用意されています。

カスタムイコライザーでは、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできます。

ファームウェアのバージョンアップもアプリから可能です。

他にも、機器と接続した時や接続が切れた時などに流れるシステム音声の言語や音量を変更することもできます。
このように様々な設定をアプリから行うことが可能です。
バッテリーが長持ち
イヤホン単体で10時間、ケースを併用することで40時間の再生が可能です。
もちろん使い方や環境で使用可能な時間は変動しますが、イヤホン単体で10時間使えれば音楽再生以外に通話や会議で使用するといった場合でも、充電を気にせず連続して使えるのは大きなポイントです。
また、イヤホンへは1.5時間でフル充電になるので、それよりも短い時間の充電でも数時間使用できます。
実際に使用して気になった点
LDACには非対応
コーデックは、LDACには非対応です。対応するコーデックは、AAC、SBCです。LDACに非対応なため、ハイレゾ音源をハイレゾ音質のまま楽しむことはできません。
とはいえ、AACに対応しているので、音質としては十分ではあります。より音質にこだわる場合には物足りなさを感じるかもしれません。
まとめ
本記事では、SOUNDPEATSのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Breezy」を紹介しました。
オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンで、高音質、高性能でありながらも価格を抑えたコスパの高い製品です。しかもアプリでのカスタマイズにも対応していて、最大40時間(ケース込み)の再生が可能です。
見た目も音質も良く、アプリにも対応していて、この価格帯の中ではコスパが高いと感じました。オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンを探している方には、ぜひ参考にしていただきたいです。
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