この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- iPhoneでトリミングして上書きしてしまった元のボイスメモを復元したい
- iPhone(iOS)のデータ復元ソフト「UltData for iOS」がどのような製品か知りたい。
iPhoneでトリミングして上書きした後に、元のボイスメモが必要になったといった経験はないでしょうか。(トリミング後に確認したらトリミング箇所を間違っていたなど)
上書きしてしまった元のボイスメモは、iPhoneの機能だけでは復元できません。しかし、復元ソフトを使うことで元のボイスメモを復元できる可能性があります。
そこで本記事では、iPhoneでトリミングして上書きしてしまった元のボイスメモを復元できるTenorshareのデータ復元ソフト「UltData for iOS」を紹介します。
「UltData for iOS」は、ボイスメモの復元だけでなく、写真やビデオ、メッセージ、連絡先などのあらゆるデータの復元(復旧)ができるソフトウェアです。
簡単な操作で復元でき、復元できるかを確認するのは無料で可能です。iPhone(iOS)の大切なデータを削除してしまい困っている方は、ぜひ参考にしてください。
iPhoneでトリミングしたボイスメモは復元できるか?
iPhoneのボイスメモを削除してしまった場合、削除から30日間の間は「最近削除した項目」に残っているので、そこから削除したボイスメモの復元が可能です。
しかし、ボイスメモをトリミングして、トリミング前のボイスメモを上書きしてしまった場合は、「最近削除した項目」には残らないため、iPhoneからの復元はできません。
この場合は、復元ソフトを使うことで元のボイスメモを復元できる可能性があります。
トリミングしたiPhoneボイスメモを復元する方法【バックアップなし】
データ復元ソフト「UltData for iOS」の特徴や機能、インストール方法に加え、実際に「UltData for iOS」を使い、トリミングして上書きしてしまった元のボイスメモを復元する方法を紹介します。
「UltData for iOS」の特徴・機能
特徴・機能
「UltData for iOS」は、最先端のデータ復旧技術を使用して、iOS上の失ったデータ(連絡先、メッセージ、写真など35種類以上)を復元するソフトウェアです。
ソフトウェアをパソコンにインストールし、パソコンとiOSデバイス(iPhoneなど)を接続して、パソコンからiOSデバイス内の削除されたデータを調べ、パソコンに復元できます。iOSデバイスからの復元はもちろん、iTunesバックアップやiCloudバックアップからの復元も可能です。
データ復元以外にもiOS システム修復(データ復旧の前に故障したiOSシステムを修復することが可能)の機能もあります。
「UltData for iOS」の対応機種は、WindowsとMacです。対象のiOSデバイスはほとんどのiPhone、iPad、iPodです。
詳細は、公式サイトで確認できます。
ライセンス体系(無料版あり)
「UltData for iOS」には、無料版と有料版(ライセンス購入が必要)があります。
無料版では、復元可能かを確認できるプレビューまでの操作は行えますが、データの復元はできません。(操作感や実際に削除したファイルを復元できるかを確認するのに良いです。)
有料版のライセンスには、以下の3種類が用意されています。
※いずれも5台のiOSデバイスまで使用可能
・月間更新ライセンス(1ヶ月間使用可能)
・年間更新ライセンス(1年間使用可能)
・永久ライセンス(買い切り型)
1回だけ使いたいような場合は月間更新ライセンス、長く使いたい場合は永久ライセンスがおすすめです。
実際の価格は下記の公式サイトで確認できます。ライセンスの購入もできます。
■Windows版
■Mac版
「UltData for iOS」のインストール方法とライセンス適用
「UltData for iOS」のインストール方法を紹介します。
(本記事では、Mac版で説明しますが、Windows版も基本的には同じ流れになります。)
Webブラウザで以下の公式サイトにアクセスします。
アクセスしたサイトで、「無料ダウンロード」をクリックします。
(ソフトのインストーラーファイルがダウンロードされます)

ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックで実行します。

「UltData.app」アイコンを「Applications」フォルダアイコンの上にドラッグ&ドロップします。

これでインストールは完了です。
Launchpadに「UltData」が登録されています。

起動すると、「UltData for iOS」のトップ画面が表示されます。

インストール後は無料版となっています。
(無料版として使用する場合は、このまま使用できます)
画面右上の鍵のアイコンからライセンスの登録が可能です。
購入したライセンスの情報(メールアドレスと登録コード)を登録することで、有料版として使用できるようになります。
(「今すぐ購入」をクリックするとライセンスの購入もできます)


ライセンスが登録されて有償版になると、画面右上のアイコンなどは表示されなくなります。

「UltData for iOS」の使い方
iPhoneでボイスメモをトリミングし上書き保存した後で、実際に「UltData for iOS」を使ってトリミング前のボイスメモを復元してみます。
iPhone上でボイスメモを用意します。
今回は約4秒のボイスメモを使用します。

編集でトリミングし、約2秒のボイスメモにします。
最後に「保存」を押して、上書き保存をします。
※この時点で、元の4秒のボイスメモに戻すことができなくなります

iPhone上では2秒のボイスメモしかない状態になりました。

ここから、トリミング前の4秒のボイスメモを復元していきます。
「UltData for iOS」を起動します。
「iPhone / iPad データ復元」の「開始」をクリックします。

「iPhoneをPCに接続してください」といったメッセージが表示されます。

パソコン(Mac)にiPhoneを接続します。

パソコン(Mac)の画面にiPhoneとの接続許可の確認画面が表示されます。
「許可」をクリックします。

iPhoneの画面に、「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されます。
「信頼」をタップします。

「UltData for iOS」に、復元したいデータの種類を選択する画面が表示されます。
今回は、ボイスメモを復元したいので、「ボイスメモ」にチェックを付けて「スキャン」をクリックします。

iPhoneのロック解除を促されるので、iPhoneでロックを解除します。

データのスキャンが開始します。
完了するまでしばらく待ちます。

スキャンが完了すると、復元可能なデータが表示されます。
トリミング前のボイスメモが表示されています。
復元したいファイルにチェックを付け、「Macに復元する」をクリックします。

Macにボイスメモを復元することができました。
もちろん問題なく再生できます。

以下の公式サイトでも、復元に関する有用な情報が紹介されていますので、合わせて参考にしてください。
■インスタのDMを消したら復元できるか?5つの復元方法を解説
■iPhone・iPadでトリミングした録音を元に戻す方法
「UltData for iOS」を使ってみた感想
「UltData for iOS」を使ってみた感想を紹介します。
iPhoneとMacを接続して、復元したいデータの種類を選択するだけで、削除されたデータを簡単に復元できました。ソフトの操作も分かりやすく迷うところはありませんでした。復元という難しい処理をこれだけ簡単に実施できる点は凄いと感じました。
今回ボイスメモの復元を行いましたが、実際には何度か試していて、復元できない場合が多かったです。復元は難しい技術なので、過度な期待は禁物です。あくまでも一つの手段として試してみてもらえればと思います。
「UltData for iOS」には、無料版が用意されていて、復元可能かどうかまでは無料版で確認できます。実際に試してみてから復元できそうなら有料版を購入するといったことができるので親切です。
今回はボイスメモをうまく復元できましたが、必ず復元できるとは限りません。状況や時間の経過などにより、復元確率は下がっていきます。復元したいデータがある場合はできるだけ早く復元を行う必要があるので、無料版で確認して、ライセンスを購入してすぐに復元できるのはありがたいです。
まとめ
本記事では、iPhoneでトリミングして上書きしてしまった元のボイスメモを復元できるTenorshareのデータ復元ソフト「UltData for iOS」を紹介しました。
簡単な操作でデータを復元でき、復元できるかを確認するのは無料で可能です。
iPhone(iOS)の大切なデータを削除してしまい困っている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。


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