この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
簡単な操作で動画の変換を行えるソフトを知りたい。
動画のダウンロードや画面録画が簡単にできるソフトを知りたい。
WonderFox社の動画変換ソフトHD Video Converter Factory Proは何ができるソフトなのかを知りたい。
動画ファイルを扱う時に、動画形式の変換や簡単な編集をしたいと思う場面があると思います。
フリーのソフトだと、機能が不十分であったり、操作が難しくて分からなかったり、要望を満たしてくれない事が多々あります。
一方で、プロが使うような動画編集ソフトは高額で使い方も難しく敷居が高いです。
本記事で紹介するソフト「Video Converter Factory Pro」はちょうどその間を埋めてくれるようなソフトです。
安価で、操作が直感的で分かりやすく、ちょっとした動画処理を行うのに最適です。
まさに痒いところに手が届くソフトです。
Video Converter Factory Proの機能概要を紹介
Video Converter Factory ProはWonderFox社が提供しています。
WonderFox社は「Video Converter Factory Pro」以外にも様々なソフトを販売しています。詳細はWonderFoxのWebサイトでご確認ください。
Video Converter Factory Proは以下のような機能を備えています。
1)動画変換機能(動画を500種類以上の形式に変換 ※簡単な編集も可能)
2)動画ダウンロード機能(様々なサイトから動画をダウンロード)
3)動画録画機能(パソコン画面を録画、録音)
4)GIF作成機能(動画や画像からアニメーションGIF作成)
5)その他機能(スライドショー作成やスクリーン分割などのおまけ機能)
各機能について、順番に説明していきます。
1)Video Converter Factory Proの動画変換機能
機能概要
Video Converter Factory Proの動画変換機能を紹介します。
動画ファイルを500種類以上の形式に変換できます。
全ての形式をここでは説明しませんが、主要な動画形式と音声形式は以下の通りです。
<動画形式>
AVI, MP4, MKV, WMV, MPG, MOV, M4V, VOB, ASF, TS, MTS, M2TS, DV, 3GP2, 3GP, H264, H265 for MP4, H265 for MKV, VP9, DIVX, XDIV
<音声形式>
WAV, FLAC, ALAC, MP3, EAC3, AC3, AAC, WMA, MKA, OGG, AU, DTS, AIFF, M4A, M4B, Ringtone
WonderFox独自のビデオエンコード技術により、他の変換ソフトと比べてより品質の高い動画を出力できます。
また、豊富なプリセットが用意されていて、動画の解像度を1280×720や1920×1080、2560×1440など、最大7680×4320(8K)まで変換できます。
操作方法(動画ファイルの形式を変換)
ここからは、1つの動画ファイル(mp4)を別のファイル形式(avi)に変換する流れを説明します。
Video Converter Factory Proアプリを起動します。
トップ画面で動画の「変換」をクリックします。
「ビデオ変換器」画面が表示されますので、変換したい動画ファイルをドラッグアンドドロップします。
ドラッグアンドドロップした動画ファイルの情報が表示されます。
次に出力フォーマットを選択します。
動画形式が多数表示されていますので、この中から今回はAVIを選択します。
尚、音楽形式や各種デバイスにあった形式など、500以上の形式から選択可能です。
出力ファイル側の情報がAVIと表示されています。
また、出力後のファイルサイズも50MBになる事が分かります。
ここで「変換」ボタンをクリックするとAVI形式へ変換できます。
たったこれだけの操作で形式の変換が完了します。
操作方法(動画ファイルの編集:動画の一部分を抜き出し)
Video Converter Factory Proアプリは単なる動画の変換だけでなく、簡単な編集も可能ですので、その方法も説明します。
様々な編集方法が用意されていますが、今回は、動画のある部分を抜き出して別の動画ファイルとして書き出す方法を紹介します。
先ほどは、この画面で「変換」ボタンをクリックしましたが、その前にこの「ハサミアイコン」をクリックします。
このような画面が表示されます。
スライダーを動かして抜き出したい部分を選択します。
そして「切り取り」ボタンを押すと、画面下に抜き出したい動画が表示されます。
同じ操作を繰り返す事で、他のシーンを同時に抜き出す事も可能です。
次に「確定」ボタンを押します。
元の画面に戻り、2つ抜き出す設定をしたので、「出力ファイル:2クリップ」というように2ファイル出力する設定になっている事が分かります。
「変換」ボタンをクリックすると、2つのAVIファイルが出力されます。
このように、単なる変換だけではなく簡単な加工が可能です。
動画を抜き出す以外にも、回転させたり、トリミングしたり、特殊効果(ぼやかし、モザイク、色反転など)をかけたり、と様々な事が可能です。
2)Video Converter Factory Proの動画ダウンロード機能
機能概要
Video Converter Factory Proの動画ダウンロード機能を紹介します。
Video Converter Factory Proは、YouTubeや、niconico、FC2など300以上の動画共有サイトから動画をダウンロード可能です。
Video Converter Factory Proは世界各国で販売されているため、このような機能が搭載されていますが、インターネット上の動画には著作権がありますので、その点を注意した上で利用してください。
操作方法(動画共有サイトから動画をダウンロード)
ここからは、動画共有サイトから動画をダウンロードする流れを説明します。
Video Converter Factory Proアプリを起動します。
トップ画面で動画の「ダウンロード」をクリックします。
「ビデオのダウンロード」画面が表示されますので、「新しいダウンロード」をクリックします。
「新しいダウンロード」画面が表示されます。
ダウンロードしたい動画のURLを入力し、「分析」ボタンをクリックします。
ダウンロード対象の動画の情報が表示されます。
動画形式を選択し、「確定」ボタンをクリックします。
「ビデオのダウンロード」画面に戻ります。
先程指定した動画の情報が表示されていますので、「ダウンロードを開始」ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
このように動画のダウンロードも少ない操作で簡単にできます。
3)Video Converter Factory Proの動画録画機能
機能概要
Video Converter Factory Proの動画録画機能を紹介します。
Video Converter Factory Proはパソコン画面を録画できます(音声も収録可能)。
パソコンの画面全体を録画したり、パソコン上の特定領域のみを録画することも可能です。
例えば、パソコン上(ブラウザなど)で動画を再生しておき、その動画を録画したり、パソコン上での一連の操作を録画するなど、様々な場面で役立ちます。
操作方法(パソコン上の特定領域を録画)
ここからは、パソコン上の特定領域のみを録画する流れを紹介します。
Video Converter Factory Proアプリを起動します。
トップ画面で動画の「録画」をクリックします。
「スクリーン録画」画面が表示されますので、「ウィンドウモード」をクリックします。
画面上の録画したい領域をドラッグして選択します。
※領域は赤い四角で変更可能です
領域の選択が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。
「スクリーン録画」画面の「REC」ボタンが押せる状態になりますので、「REC」ボタンをクリックします。クリックすると録画が始まります。
録画中はこのように録画中であることの表示や、録画のサイズ、録画時間が表示されます。
録画を終わる時は、右の「四角ボタン」を押すと録画が停止し、動画ファイルとして出力されます。
4)Video Converter Factory ProのGIF作成機能
Video Converter Factory ProのGIF作成機能を紹介します。
Video Converter Factory Proは2つの方法でアニメーションGIFを作成可能です。
方法1)動画ファイルの一部からアニメーションGIFを作成する
方法2)画像ファイルからアニメーションGIFを作成する
トップ画面で「GIF製作」をクリックすると、「動画をGIFに変換」と「画像をGIFに変換」が表示されますので、作成したい方法を選択し、作成を行っていきます。
ここでは詳細な操作方法は割愛しますが、簡単にアニメーションGIFを作成できます。
5)Video Converter Factory Proのその他機能
Video Converter Factory Proには他にもおまけ機能があります。
トップ画面の「ツールボックス」をクリックします。
「ツールボックス」画面が表示されます。
ここでは詳細な操作方法は割愛しますが、おまけ機能として4つの機能が用意されています。
・スライドショー
(画像からスライドショー(動画)を作成できる)
・スクリーン分割ツール
(2〜3個の動画を1つのスクリーンに分割して表示する動画を作成できる)
・ベルツール
(動画からメールや電話の着信音(mp3)を作成できる)
・字幕エクスポート
(動画に字幕を追加、削除できる)
Video Converter Factory Proの購入方法
Video Converter Factory Proは下記公式ページで購入可能です。
無料お試しもあります。(いくつかの機能制限はあります)
Video Converter Factory Proの動作環境
Video Converter Factory Proの動作環境は以下の通りです。
操作システム(OS) | Microsoft®Windows®10 / 8.1 / 8/7以下 |
プロセッサ | Intel®, AMD®, 1.5 GHz以上 |
ビデオカード | NVIDIA® GeForce® series, Intel® HD Graphics, AMD Radeon™ series. |
ディスプレイ解像度 | 1200×768以上 |
メモリ(RAM) | 1 GB 以上 |
ディスク容量 | 300MB「ソフトのインストール用」 |
MacOSには対応していないので、ご注意ください。
まとめ
Video Converter Factory Proはすごく凝った動画編集はできませんが、高機能のソフトよりも安価で、簡単に変換や編集が可能です。
フリーソフトではなかなかできない事が、簡単な操作でこれだけできてしまうのも魅力です。
無料でお試し(いくつかの機能制限はあります)ができますので、まずはダウンロードして使ってみてください。
気に入れば購入するというので良いと思います。
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