この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
- ウォークマンA105(A100シリーズ)とA306(A300シリーズ)のバッテリー消費の違いが知りたい
- ウォークマンA306(A300シリーズ)のバッテリー持ちはいいのか知りたい
SONYのウォークマンのA300シリーズが発売されました。
前のモデルであるA100シリーズはお世辞にもバッテリー持ちが良いとは言えず、バッテリー消費が激しい機種でした。バッテリー持ちの悪さは酷評されていました。
それに対してA300シリーズのバッテリーの持ちは改善されているのでしょうか?
本記事では、ウォークマンA105(A100シリーズ)とA306(A300シリーズ)のバッテリー消費を比較した結果を紹介します。
A100シリーズと比べてA300シリーズのバッテリー消費はどれぐらい改善されたのか、A300シリーズのバッテリー消費は具体的にどれぐらいなのかを紹介します。A300シリーズのバッテリー消費に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
A300シリーズ(A306)の製品レビューは以下の記事で紹介しています。
「A105」と「A306」の待機時のバッテリー消費量を比較
「A105」と「A306」の待機時(何も操作せず放置したままで、画面表示も消えている状態)のバッテリー消費量を比較します。
以下の3パターンでの比較を行います。
1)WiFiをON、BluetoothをONでのバッテリー消費量の比較
2)WiFiをOFF、BluetoothをONでのバッテリー消費量の比較
3)WiFiをOFF、BluetoothをOFFでのバッテリー消費量の比較
1)WiFiをON、BluetoothをONでのバッテリー消費量の比較
WiFiもBluetoothも両方ONの状態でのバッテリー消費量の比較をします。
左側がA105、右側がA306です。
どちらも100%から開始します。
約半日後です。
A105は78%、A306は96%です。
約1日後です。
A105は60%、A306は90%です。
約2日後です。
A105は5%、A306は78%です。
結果をまとめると以下のようになります。
A105 | A306 | |
開始時 | 100% | 100% |
約半日後 | 78% | 96% |
約1日後 | 60% | 90% |
約2日後 | 5% | 78% |
A105はただ待機状態なだけにも関わらず、何と2日後にはバッテリー残量が5%となりました。改めてA105の待機時のバッテリー消費量が多いことが分かりました。
A306は2日後でも78%で、A105と比べると待機時のバッテリー消費量が劇的に改善されています。
2)WiFiをOFF、BluetoothをONでのバッテリー消費量の比較
WiFiをOFFにし、BluetoothだけをONにした状態でのバッテリー消費量の比較をします。
左側がA105、右側がA306です。
どちらも100%から開始します。
約半日後です。
A105は93%、A306は97%です。
約1日後です。
A105は83%、A306は93%です。
約2日後です。
A105は63%、A306は85%です。
結果をまとめると以下のようになります。
A105 | A306 | |
開始時 | 100% | 100% |
約半日後 | 93% | 97% |
約1日後 | 83% | 93% |
約2日後 | 63% | 85% |
A105はWiFiがONの時と比較して、バッテリー消費量を劇的に抑えられました。
A306もWiFiがONの時と比較すると多少はバッテリー消費量を抑えられていますが、これぐらいの消費であればWiFiをONで運用しても良さそうです。
3)WiFiをOFF、BluetoothをOFFでのバッテリー消費量の比較
WiFiもBluetoothも両方OFFの状態でのバッテリー消費量の比較をします。
左側がA105、右側がA306です。
どちらも100%から開始します。
約半日後です。
A105は91%、A306は98%です。
約1日後です。
A105は83%、A306は95%です。
約2日後です。
A105は66%、A306は88%です。
結果をまとめると以下のようになります。
A105 | A306 | |
開始時 | 100% | 100% |
約半日後 | 91% | 98% |
約1日後 | 83% | 95% |
約2日後 | 66% | 88% |
A105もA306も両方ともBluetoothをOFFにした効果は微々たるものでした。
バッテリー消費を抑えたい場合は、BluetoothよりもWiFiをOFFにすると効果があります。(特にA105の場合は劇的に効果がありました。)
待機時のバッテリー消費量は、A105と比べてA306は劇的に改善されていると言えます。
「A105」と「A306」の音楽再生時のバッテリー消費量を比較
「A105」と「A306」の音楽再生時のバッテリー消費量を比較します。
以下の2パターンでの比較を行います。
1)LDAC(コーデック)で音楽を再生した場合のバッテリー消費量
2)AAC(コーデック)で音楽を再生した場合のバッテリー消費量
上記2パターンとも、DSEE UltimateはOFF、WiFiはOFF、BluetoothはONの状態で計測します。音量は同程度に揃えて、再生中は画面表示を消した状態です。
また、音楽の再生にはSONYのワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」を使用します。
(参考までに「WF-1000XM4」のバッテリー消費量も記事内の写真に載せておきます)
1)LDAC(コーデック)で音楽を再生した場合のバッテリー消費量
LDACで音楽を再生した場合のA105とA306のバッテリー消費量を計測、比較します。
A105から計測します。
バッテリー残量100%の状態から開始します。
約1時間後です。
バッテリー残量は89%です。
約2時間後です。
バッテリー残量は74%です。
約3時間後です。
バッテリー残量は59%です。
次にA306を計測します。
バッテリー残量100%の状態から開始します。
約1時間後です。
バッテリー残量は94%です。
約2時間後です。
バッテリー残量は88%です。
約3時間後です。
バッテリー残量は80%です。
結果をまとめると以下のようになります。
A105 | A306 | |
開始時 | 100% | 100% |
約1時間後 | 89% | 94% |
約2時間後 | 74% | 88% |
約3時間後 | 59% | 80% |
LDACは高音質のコーデックであるため、バッテリー消費が激しいです。
特にA105では、約3時間の再生でバッテリー残量が59%になりました。
A306は約3時間後でもバッテリー残量が80%となり、A105から劇的にバッテリー消費量が軽減されています。
2)AAC(コーデック)で音楽を再生した場合のバッテリー消費量
AACで音楽を再生した場合のA105とA306のバッテリー消費量を計測、比較します。
A105から計測します。
バッテリー残量100%の状態から開始します。
約1時間後です。
バッテリー残量は90%です。
約2時間後です。
バッテリー残量は77%です。
約3時間後です。
バッテリー残量は64%です。
次にA306を計測します。
バッテリー残量100%の状態から開始します。
約1時間後です。
バッテリー残量は98%です。
約2時間後です。
バッテリー残量は94%です。
約3時間後です。
バッテリー残量は90%です。
結果をまとめると以下のようになります。
A105 | A306 | |
開始時 | 100% | 100% |
約1時間後 | 90% | 98% |
約2時間後 | 77% | 94% |
約3時間後 | 64% | 90% |
LDACでの再生と比べるとAACの方がバッテリー消費は少なくなりました。
それでもA105は約3時間の再生でバッテリー残量が64%になりました。
一方でA306は約3時間後でもバッテリー残量が90%となり、圧倒的にバッテリー消費が抑えられていることがわかります。
まとめ
本記事では、ウォークマンA105(A100シリーズ)とA306(A300シリーズ)のバッテリー消費を比較した結果を紹介しました。
結果的には、待機時のバッテリー消費量と音楽再生時のバッテリー消費量ともにA306が圧倒的に少なく(A306の方がバッテリーの持ちがよく)、バッテリー消費が大幅に改善されています。
また、A105はWiFiをOFFにすることでバッテリー消費量をかなり抑えられます。
A306のバッテリー消費が大幅に軽減されている点だけを見ても、A105から買い替える価値はあると感じました。
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