この記事では、次のような疑問や悩みに答えます。
ASUSのRadeon RX 6600 搭載グラフィックカード「DUAL-RX6600-8G」がどのような製品か知りたい。
Core i5 12400とRadeon RX 6600の組み合わせで、どれぐらい性能が出るのか知りたい。
本記事執筆時点(2022年5月)では、高止まりしていたグラフィックカードの値段が徐々に落ち着いてきました。
これまではハイエンドのグライックカードが値下がりを見せていましたが、ここに来てエントリーからミドルレンジのグラフィックカードも値下がり傾向にあります。
自作ゲーミングPCを組みたいという方には買い時になってきたと言えます。
そこで本記事では、ASUSのRadeon RX 6600 搭載グラフィックカード(DUAL-RX6600-8G)を紹介します。
ASUSのRadeon RX 6600は、エントリー寄りのミドルレンジのグラフィックカードで、フルHDで快適にゲームができることをターゲットを置いています。
グラフィックカードの中では価格も手が出しやすく、それでいてフルHDのゲームであれば最新のゲームでもそれなりに快適に遊べます。
記事内でゲーム性能も紹介していますので、参考にしてください。
ASUSのRadeon RX 6600 搭載グラフィックカード(DUAL-RX6600-8G)の製品概要
DUAL-RX6600-8Gは、ASUS製のRadeon RX 6600 搭載グラフィックカードです。
デュアルファンを備え冷却性能が高く、GPUコアの温度が52℃を下回ったときにファンの回転を止めることができます。
ASUS GPU Tweak IIユーティリティに対応していて、GPUコアクロック、メモリ周波数、電圧設定などを含む重要なパラメータの調整が可能です。
主な仕様は以下の通りです。
グラフィックスエンジン | Radeon RX 6600 |
バスインタフェース | PCI Express 4.0 |
ビデオメモリ | 8GB GDDR6 |
コアクロック | OC mode : up to 2491 MHz (Boost Clock)/up to 2064 MHz (Game Clock) Gaming mode : up to 2491 MHz (Boost Clock)/up to 2044 MHz (Game Clock) |
Stream Processors | 1792 |
メモリスピード | 14Gbps |
メモリインタフェース | 128ビット |
インタフェース | HDMI 2.1 × 1 DisplayPort 1.4a × 3 ※HDCP 2.3 サポート |
最大画面出力数 | 4 |
電源コネクタ | 8-pin × 1 |
スロット | 2.5 スロット |
サイズ | 243 x 134 x 49 mm |
詳細は、以下のAmazonのサイトでも確認できます。
ASUS DUAL-RX6600-8Gのパッケージ
ASUS DUAL-RX6600-8Gのパッケージを紹介します。
パッケージの表側です。
製品の写真がプリントされています。
パッケージの裏側です。
裏側の上部に貼ってあるシールを剥がして開封します。
しっかりと梱包されています。
DUAL-RX6600-8Gの内容物
DUAL-RX6600-8Gの内容物を紹介します。
パッケージを開封すると中には以下の2点が入っています。
<内容物>
・Radeon RX 6600 搭載グラフィックカード
・書類等一式
グラフィックカードは表側と裏側、側面(端子側)に透明の保護フィルムが貼られています。使用前に剥がす必要があります。
書類等一式は、SpeedSetupマニュアル、THANK YOU カード、WarrantyCard、トレーディングカードの4点です。
DUAL-RX6600-8Gの外観
DUAL-RX6600-8Gの外観を紹介します。
グラフィックカードの表側です。
ファンが2つ備わっていて、ファンの中央にはASUSのロゴがプリントされています。
なかなかカッコいいデザインです。
スロットにはカバーがついていますので、使用前に取り外します。
背面は基盤剥き出しではなく、バックパネルが付いています。
この辺りも高級感に違いが出るポイントです。
端子は、HDMIが1つ、DisplayPortが3つ備わっています。
幅は2.5スロット分あるので、ケースに収まるかを事前に確認しておいた方が良いです。
補助電源は8ピンです。
また、側面はケースに入れた際に見える部分になり、ASUSとRADEONのロゴがプリントされています。
PCにDUAL-RX6600-8Gを組み込み
DUAL-RX6600-8GをPCに組み込んでいきます。
PCI-Express 16Xのスロットに取り付けます。
取り付けた状態はこのような感じです。
グラフィックカードの存在感がかなりあります。
8ピンの補助電源を接続して完了です。
端子は結構ギリギリの場所になっていますが、全て干渉せずにケーブルを接続可能です。
DUAL-RX6600-8Gの性能計測
DUAL-RX6600-8Gの性能をベンチマークアプリを使用して計測していきます。
今回計測するPCのパーツ構成は以下になります。
CPU | Core i5 12400 BOX |
CPUクーラー | 別途購入はなし(リテールクーラー使用) |
メモリ | crucial Ballistix BL2K16G32C16U4B [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] |
マザーボード | GIGABYTE B660M DS3H AX DDR4 [Rev.1.x] |
ストレージ | WESTERN DIGITAL WD Green SN350 NVMe WDS960G2G0C |
グラフィックカード | ASUS DUAL-RX6600-8G |
電源 | 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ |
ケース | Thermaltake S100 TG |
ケースファン | 別途購入はなし(ケース付属のリアファンのみ) |
上記パーツ構成で組んだ自作PCの詳細は、以下の記事で紹介しています。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
ドラゴンクエストX ベンチマークアプリで計測します。
設定は、最高品質、フルHD(1920 x 1080)、フルスクリーンで実施します。
計測の結果は、スコア「18332」で、評価「すごく快適」でした。
ドラゴンクエストX ベンチマークは、比較的軽めなので余裕です。
ファイナルファンタジーXIVベンチマーク
ファイナルファンタジーXIVベンチマークアプリで計測します。
設定は、最高品質、フルHD(1920 x 1080)、フルスクリーンで実施します。
計測の結果は、スコア「18736」で、評価「非常に快適」でした。
余裕でプレイ可能です。
ファイナルファンタジー XVベンチマーク
ファイナルファンタジー XVベンチマークアプリで計測します。
設定は、高品質、フルHD(1920 x 1080)、フルスクリーンで実施します。
計測の結果は、スコア「7935」で、評価「快適」でした。
ファイナルファンタジー XVベンチマークは重めですが、高品質で「快適(7935)」なので十分ゲーム可能です。
参考までに、「高品質」→「標準品質」に変更して計測します。
結果は、スコア「10761」で、評価「とても快適」でした。
3DMark Time Spy ベンチマーク
3DMark Time Spy ベンチマークアプリで性能を計測します。
結果は、スコア「7918」でした。
まとめ
本記事では、ASUSのRadeon RX 6600 搭載グラフィックカード(DUAL-RX6600-8G)を紹介しました。
記事内ではほとんど触れませんでしたが、最大消費電力(TDP)は132Wと省電力であることも魅力的です。省電力であるため温度もそれほど上がりません。
フルHD(1920 x 1080)でのゲームプレイがメインであれば、かなりコスパが高いグラフィックカードです。もちろんそれ以上の解像度でもそれなりにプレイは可能です。
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